機能も、着こなしも欲張りたい|コロンビアで楽しむ秋冬登山の6スタイル

秋〜冬山シーズンでは、気温の低下や強風によるリスクが高まるため、快適に歩くためのウェア選びが大切です。でも、せっかくなら機能だけでなく、自分らしい装いも楽しみたいもの。

そんなハイカーに注目してほしいのが、機能性とデザインを兼ね備えたコロンビアの「ライトキャニオン」シリーズ。今回は、ソフトシェル、フリース、インサレーションの3アイテムを取り入れた、これからの季節のハイキングコーデを提案します。

さらに後半は「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル」にフォーカスし、秋冬の行動着として頼れる理由を紐解きながら、フリースやインサレーションの機能も紹介します。

2026.10.08

平野美紀子

編集・ライター

INDEX

秋&初冬のハイクを楽しむ6つのスタイル

アメリカ・オレゴン発のアウトドアブランド「コロンビア」。同ブランドの登山カテゴリーを代表する「ライトキャニオン」は、日本の湿潤な山岳環境に対応した機能を搭載する、日本独自のシリーズです。

機能性だけでなく、自然から着想を得たニュアンスのあるカラーリング、さらにウィメンズ製品は、日本人女性の悩みに合わせたシルエットやデザインにもこだわっています。

今回は「ライトキャニオン」シリーズの秋冬ラインナップから、「ミッドウェイトソフトシェル」「フリース」「インサレーテッドジャケット」の3アイテムを取り入れ、秋〜初冬の日帰りハイクを想定した男女6コーデをスタイリング。それぞれの活用シーンに合わせた、今っぽい着こなしを提案します。

さらに、山へ足しげく通い、登山ウェアにも精通するコロンビアPRの本田真琴さんと、スタイリストの永田哲也さんに、それぞれのポイントを教えてもらいました。

風の強い稜線ハイクの主役は「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル」

ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル¥17,600、ライトキャニオンロングスリーブシャツ¥14,300、ワンダーリッジユーティリティ¥15,400、サーモンパスライトキャップ¥4,180、ピークフリークスリーミッドアウトドライワイド¥19,800

ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル¥17,600、ウィメンズシャイニングフォレストロングスリーブ¥6,600、ヤマジェニックタイトパンツ¥14,300、スプリットレンジニットキャップ¥3,630、テルリックスタイタニウムアウトドライ¥23,650

防風性に優れる中厚手の「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル」は、風や冷気で寒さを感じやすい秋冬の稜線歩きを想定したコーディネートに。

コロンビアPR 本田真琴さん
「これからは紅葉ハイクのシーズン。風の影響を受けやすい八ヶ岳・硫黄岳や那須岳、栗駒山など、標高2,000m級の稜線歩きにあると心強いですね。
もう少し低山なら、秋〜初冬の神奈川・丹沢エリアもおすすめ。樹林帯を抜けたあとに風を受けることもあるので、汗ばんだ身体にさらっと羽織れるこのソフトシェルは重宝すると思いますよ。鍋割山名物の鍋焼きうどんの行列待ちも、これを着ていれば快適そうです(笑)」

スタイリスト永田哲也さん
「最近は、カーゴパンツやタック入りの太めのパンツを穿いている若いハイカーが増えていますね。ジャケットのシルエットがジャストなので、ボトムスはワイドにすることで、簡単に今っぽいバランスになります。
ウィメンズは、ソフトシェルの切り替え配色と似たトーンのアイテムを揃えると、統一感が出てまとまります」

休憩時にさっと羽織りたい「ライトキャニオンフリース」

ライトキャニオンフリース¥13,200、ライトキャニオンロングスリーブクルー¥6,050、パウエルビュートウォームパンツ¥17,600、イエロードッグマウンテンジェットキャップ ¥5,390、ポップルポイントネックゲイター¥3,300、バードリーライトサコッシュ¥4,950、テルリックスタイタニウムアウトドライミッド¥25,300

ウィメンズライトキャニオンフリース¥13,200、ウィメンズライトキャニオンロングスリーブシャツ¥14,300、ウィメンズヤマジェニックパンツ¥14,850、レビオライトキャップ¥4,620、タイガーブルックミニショルダー¥3,300、テルリックスタイタニウムアウトドライ¥23,650

ソフトなマイクロフリース素材を使用した「ライトキャニオンフリース」は、立ち止まって軽めに休憩するなど、秋冬の低山ハイクで、少し肌寒く感じるときの羽織りものにおすすめ。

コロンビアPR 本田真琴さん
「今回は日帰りハイクのスタイリングですが、山小屋泊でも活躍すると思います。私なら、到着してチェックインするときや、売店へ買い物に行くとき、気温次第では周辺をのんびり散策するときの羽織りものとして使いたいですね。
ストレッチが利いて着心地がいいので、標高の高い山や、より寒くなる冬には、この上にアウターを羽織ってミドルレイヤーとしても使えますよ」

スタイリスト永田哲也さん
「休憩時にあると便利なサコッシュなどの小物をアクセントにした、ワントーンのコーディネート。とくに白系でまとめたウィメンズコーデは、山では新鮮かつスタイリッシュに映ります」

長めの停滞時には「ライトキャニオンインサレーテッドジャケット」

ライトキャニオンインサレーテッドジャケット¥26,400、サーモンパスライトキャップ ¥4,180、アークティッククレスト2 フーデッドフルジップ¥18,700、ライトキャニオンロングスリーブクルー¥6,050、ヤマジェニックワイドパンツ¥15,950(ウィメンズのみ展開・Lサイズ着用)、ダイアモンドカードウィンドプルーフグローブ¥4,730、テルリックスタイタニウムアウトドライ¥23,650、バードリーライト23Lバックパック¥13,200

ウィメンズライトキャニオンインサレーテッドジャケット¥26,400、カーボンロックインフィニティベレー¥6,160、ウィメンズアストリアトレールロングスリーブシャツ¥13,200、ヤマジェニックワイドパンツ¥15,950、キャッスルロック25Lバックパック¥9,900、ピークフリークヘラツーアウトドライワイドミッド¥19,800

長めに休憩するときなど、秋冬の低山で身体を冷やさずに過ごしたいシーンには、軽く薄手に仕立てた「ライトキャニオンインサレーテッドジャケット」を。

コロンビアPR 本田真琴さん
「インサレーテッドジャケットは薄手で軽く、持ち運びもしやすいので、秋冬の低山のアウターにピッタリ。しっかり暖かいのに、熱がこもりにくいのも特徴で、気温が低いときには行動中の保温着としても活躍します。
私は11月頃の低山で、長めに休憩するときに羽織りたいですね。たとえば高尾山でみんなで鍋を囲んで、腰を据えて山ごはんを楽しむときなどにちょうどよさそう!」

スタイリスト永田哲也さん
「メンズはタック入りのワイドパンツを合わせ、街着の延長で楽しめるようなリラックス感のあるコーディネートに。顔周りの寒さが気になる場合は、中にフーディをレイヤリングするといいと思います。
ウィメンズは、中に丈の長いシャツを合わせてレイヤードを楽しむスタイル。裾を覗かせることで、シルエットに変化が生まれます」

“暑い、寒い”の差が激しい秋〜初冬の山行に、「ソフトシェル」があるといい

ここまで3つのウェアを使ったスタイリングを紹介しましたが、とくに難しいのが、歩いている最中のウェアリング。

歩いて汗をかいたかと思えば、風や気温の低下で冷える。そんな寒暖差を感じやすい秋冬の登山では、「何を着て歩き続けるか」が大きな悩みの一つです。

そこで注目したいのが、「ソフトシェル」。そもそもソフトシェルとはどんなウェアなのかをおさらいしながら、秋冬の山におすすめの理由を説明します。

ソフトシェルとは?

一般に、防風性や通気性、ストレッチ性などをバランスよく備えたウェアのことを指します。防水性を重視するレインウェアとは役割が異なり、雨天に備える必携装備ではありません。

ウィンドシェルと何が違う?

ソフトシェルと同じ風を防ぐアイテムとしては、ウィンドシェルがあげられます。薄手で軽く、携行しやすいものが多い一方、素材や発汗量によっては肌への張り付きや蒸れが気になることも。

 

その点ソフトシェルは、通気性や肌離れのよさなどに配慮したものが多く、行動着として快適に使いやすいのが特徴です。

秋から春まで、長く使えるソフトシェル

寒さが増す秋冬の山では、薄手のウィンドシェルでは保温力が物足りないし、レインウェアではモノによってはゴワついて動きづらく、蒸れも気になるところ。

 

しかしソフトシェルなら、風を防ぎながら身体から出る熱や湿気を逃がしやすく、秋冬の山でも快適に着続けやすいというメリットがあります。

 

気温や運動量に合わせて、レイヤリングに工夫ができるのも魅力。アウターとしてだけでなく、より寒い季節にハードシェルやアウターの下へ重ね、ミドルレイヤーとして使うこともできます。そうして秋から春まで、長いシーズン活躍するのも大きなメリットといえます。

風、軽い雨、紫外線にも対応する「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル」

そんなソフトシェルのメリットを、秋冬の山に合わせて追求したのが「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル」。

定番の「ライトキャニオンソフトシェル」から派生した、生地に適度な厚みのある秋冬モデルで、ハイクアップ時にもオーバーヒートしにくい生地構造を採用。

アスリートによるフィールドテストでも、行動中を通して着用でき、ミドルレイヤーとしても活躍してくれると、その実力が高く評価されています。

それでは「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル」の機能について、もう少し詳しく見ていきましょう。

①適度に保温しつつ、オーバーヒートしにくい

表地(左)と、裏地(右)は異なる生地を重ねて仕立てている。肌にあたる裏地は通気性と肌離れがよく、行動中の汗やムレも気になりにくい

生地には、防風性に優れた二重織り素材を採用。二重織りによる適度な保温力を備えるだけでなく、凹凸のある裏地は肌離れがよく、汗をかいたときのベタつきを感じにくいのも特徴です。

また通気性も備えているため、ウェアの内側に熱がこもりにくく、行動中も快適に着続けることができます。

②4WAYストレッチで動きやすい

行動着に欠かせない体の動きやすさも、しっかり装備。4WAYストレッチ生地を採用し、身体の動きに追従するため、行動中もストレスを感じにくい着心地です。

山頂付近で強い風を受けても、生地がバタつきにくく設計されている点もポイント。

③小雨も、紫外線も。不安要素にことごとく対応!


コロンビア独自のはっ水機能「オムニシールド」を搭載。小雨や霧雨などを弾きやすく、急な天候変化にも対応しやすいのが特徴です。


さらに、紫外線をブロックするサンプロテクション機能「オムニシェイドUPF30」も搭載し、夏に比べて油断しがちな秋冬の紫外線対策も、抜かりなくサポートしてくれます。

④快適性を底上げするディテール

袖口*とフードは、手首や頭にフィットするバインディング仕様で、風や冷気の侵入を抑えてくれます。

ウィメンズモデルの裾にはドローコードも装備。小柄な体型にもフィットしやすく、好みに合わせてシルエットを調整できます。

*メンズモデルは袖周りの内側半分がバインディング仕様

パターンやシルエットもこだわり満載「ライトキャニオン」シリーズ

ソフトシェル以外にも、気温や運動量、その日の過ごし方に合わせて選べるウェアが揃う「ライトキャニオン」シリーズ。

ここからは、冒頭のスタイリングにも登場したフリースとインサレーテッドジャケットの機能について紹介します。

「ライトキャニオンフリースジャケット」

保温性に優れるマイクロフリース素材を採用した「ライトキャニオンフリースジャケット」は、程よい厚みでソフトな着心地。ストレッチ性もあるため、重ね着しても身体の動きを妨げにくく、さまざまなレイヤリングに対応します。

またバックパックを背負ったときに負荷がかかりやすい箇所にはウーブン素材を重ね、耐久性にも配慮。はっ水加工も施されています。

首元の収まりがいい立体的なビブネックライン

切り替え部分のデザインが、メンズとウィメンズで異なる点にも注目。

メンズは切り替え生地を大きく配置し、全体をシャープな印象に。一方、ウィメンズは最小限に抑え、脇下から裾にかけて丸みを帯びたシルエットに仕立てられています。

「ライトキャニオンインサレーテッドジャケット」

袖を通すと、その軽さに驚かされるのが「ライトキャニオンインサレーテッドジャケット」。

通気性を備えるリサイクルナイロンの表地と、リサイクルポリエステルの中わたを使用。軽く、保温性に優れるだけでなく、衣服内に熱がこもりにくいため、行動中にも着やすいのが特徴です。

さらに表地には独自のはっ水機能「オムニシールド」も搭載され、濡れによる保温性の低下にも配慮されています。

フロントはダブルジップ仕様。両脇のポケットは長めの引き手を備え、グローブを着用したままでも開閉しやすい

キルトパターンは、フリースジャケットと同様、メンズとウィメンズで異なる仕様に。

メンズは、保温性を考慮してコールドスポットが生まれにくいステッチパターンを採用。一方、ウィメンズは、街でも取り入れやすい横キルトに。キルトの幅やウエストラインのシーム、サイドのV字状の切り替え、丸みのあるヨークなど、すっきりと着こなせるシルエットにもこだわっています。

中わた入りだが薄手に仕立てられており、着心地は軽やか。パッカブル仕様で、バックパックに収納しやすい

秋冬の山歩きをもっと自分らしく

メンズ/ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル¥17,600、ライトキャニオンロングスリーブシャツ¥14,300、ワンダーリッジユーティリティ¥15,400、ティフィンヒルフォルダブルブーニー¥6,930、キャッスルロック25Lバック¥9,900
ウィメンズ/ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェル¥17,600、ウィメンズシャイニングフォレストロングスリーブ¥6,600、ヤマジェニックタイトパンツ¥14,300、スプリットレンジニットキャップ¥3,630
キャッスルロック20Lバックパック¥8,800

ソフトシェル、フリース、インサレーションと、シーンに合わせて選べる「ライトキャニオン」シリーズ。機能性はもちろん、カラーやレイヤリングにもこだわれば、山をもっと自分らしいスタイルで楽しめます。

自分が歩きたい道を、自分らしく歩く。コロンビアが掲げるメッセージ「own your trail」のように、ライトキャニオンシリーズとともに秋の山へ出かけてみませんか。

原稿:平野美紀子
写真:村本祥一
スタイリスト:永田哲也
モデル:ミノリ、増島拓実(NUMBER EIGHT)
協力:コロンビアスポーツウェアジャパン

平野美紀子

編集・ライター

平野美紀子

編集・ライター

セレクトショップの広報からメンズファッション誌の編集者に転身。2021年に独立し、現在はライフスタイルやファッション、アウトドアなどさまざまなメディアやブランドコンテンツの編集、執筆を行う。趣味は登山・スノーボード。山好きが高じて、2023年は北アルプス・黒部五郎小舎のスタッフとして一夏を過ごした。編集ライターとして活動する傍ら、ドライヘッドマッサージのセラピストとしてサロンワークにも勤しむ。