2018.08.20
中條 真弓
YAMAPスタッフ
アウトドアが好きな人にとって、今や “なくてはならないアイテム”になりつつある、サコッシュ。
もとは自転車のロードレースでレーサーに補給食を入れて渡すためのショルダーバッグでしたが、軽量で中身が取り出しやすく、見た目もスマートなため、最近では旅行やタウンユースの需要も目立ちます。
でも、ふと、こんな風に感じることはありませんか?
「これというお気に入りにまだ出会えていない」
「山では重宝するが、日常使いにはややスポーティすぎる」
そこでYAMAPは考えました。ないなら作ってしまおう、と。
これからご紹介するのは、山でも街でもガシガシ使えて、どちらの風景にも優しく馴染んでくれるサコッシュ。その名も「久留米かすりサコッシュ」です。
一番の特徴は、オモテ面の生地に「久留米かすり」を使用していること。福岡県久留米地方の綿織物で、広島県の備後かすり、愛媛県の伊予かすりと並んで “日本の三大かすり” としても知られるその生地は、ナイロン製にはない、あたたかな肌触りと風合い、そして素材としての頑丈さを兼ね備えています。
しっかり織られた丈夫な生地でありながら、使い込むほどに馴染み、柔らかく、あたたかな風合いが増していく過程は、使う人の楽しみを何倍にも膨らませてくれるでしょう。
柄の細かな「かすれ」や「にじみ」からも素朴なあたたかみを感じられる、味わい深い仕上がりになっています。
本体には、軽くて、耐水・耐久性に優れた生地「CORDURA®(コーデュラ)600」を採用。ナイロンの7倍もの強度を持つとされ、機能の衣服、用具、ワークウェアに使われるその丈夫な素材を久留米かすりと縫い合わせることで、さらに頑丈かつ機能的なデザインに仕上げました。
底に3㎝のマチを設けることで、収納力をアップ。地図やハンドタオル、携行食など細々としたものもスッキリと収納できます。生地自体がしっかりしているので、ペットボトルなどの重たいものを入れても安定感が損なわれません。
サコッシュを開閉する留め具にはマジックテープを採用。片手で簡単に出し入れが可能なので、必要なものをすぐに取り出すことができます。
表面は3WAYポケット仕様で、マストアイテムのスマホや地図がすっぽり収まる設計になっています。大事なものが落ちないように深さにこだわって作っているので、登山やキャンプといったアクティビティシーンでも安心です。
山でも、街でも。どちらの風景・コーディネートにも馴染んでくれる、久留米かすりサコッシュ。日本の手仕事で丁寧に作られたサコッシュを身に着けて、野山を、街を散策してみませんか?
柄は、水玉、グレー、グリーンの3種類。もちろん、すべて伝統工芸の久留米かすりです。