【Adventure Report】チームYAMAP激走! タウンシップレース福島大会で見つけた、田村市の魅力

2018.11.25

YAMAP MAGAZINE 編集部

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スポーツ × 観光 × 交流をテーマにした新しいスポーツ、「タウンシップレース」の第一回大会が、2018年11月11日に福島県田村市にて開催されました。市内の各所に設置されたポイントをチームで巡り、獲得ポイントの合計を競うというこのイベントに、私たちYAMAPメンバーも2チーム計7名で参戦! レース中に出会った美味しいもの、美しい風景とともにレースの模様をお伝えします。

朝10時半、首都圏・地元から総勢200名超が田村市に集結

今大会は1チーム3〜4名でのエントリーが基本。会場内を見渡すと、普段から鍛えていそうなアスリートグループに、大学生の友人同士で参加しているグループ、親子、高齢のご夫婦まで、実に様々な属性の方々がいらっしゃいました。

レース前のYAMAPチーム(3人チームと4人チームに分かれて出場)。一同、気合十分!

はやる気持ちを抑えて屋内へ。開会式と簡単なルール説明が行われました

配布された紙地図。今大会ではこれに加えてYAMAPアプリも併用しました

ルールやアプリについて説明するYAMAPスタッフのいたさん

主催者側からのルール説明が終わったら、ああでもないこうでもないと、地図を見ながら作戦タイム。どこをどう回るのか、どのポイントを捨ててどこで稼ぐのかはチームの自由です。我がチームもギリギリまで地図とにらめっこしながら話し合ったのですが、いまいち詳細までは詰めきれず……。

いよいよスタート! さあ、どこに行く?

あっという間にスタート時刻になり、私たちはひとまず北部の高得点エリアを目指すことにしました。まあ、地元の美味しいものでも頂きながらゆるりと楽しみますか。私自身そう思っていたはずなのに、いざレースが始まると「せっかくなら勝ちたい」「やっぱり入賞したい」という気持ちがムクムク……。気がつくと、メンバー全員が走り出していました。

のどかな景観を横目に、走る、走る、走る……

20分弱ほど走って、ようやく最初のポイント地点に到着。さっそく、メンバー全員が写るようにしてYAMAP起動中の携帯端末で撮影します。これが大会の公式記録になるため、この後もポイント地点を通過するたびにこうして自撮りを繰り返し行うことになるのですが……なかなか綺麗におさめることが難しく。こうして見返してみてもなんともおさまりの悪い画ですね。

自撮りに慣れていないのがバレバレ。自撮り棒なるものを持参しても良かったかもしれません

単に競うだけじゃない。グルメや交流も楽しめる

ポイント地点は、いわゆる「田村市の史跡・名所」が選ばれています。観光地はもちろん、ラーメン屋に洋食屋、甘味処といったグルメスポットがたくさん。休憩をどこでどれだけとるかはチームの自由なので、途中で甘いものを食べたり、お土産を買ったり、お酒を飲んでみたり……と、様々にアレンジすることができます。

ちなみに私たちは4つ目のポイント地点「瀬川住民センター」で、地元の方の手作りお蕎麦をいただきました。地元の方々との交流も楽しく、ここまでの疲れが一気に引いていくのを感じました。

コシがあってこんなに美味しいのにお値段なんと300円!

お蕎麦を食べつつ、後半戦の作戦会議。地元の方にも質問しながら、最適なプランを練ります

タクシー以外の交通機関は利用が認められている、というのも今大会のユニークなところ。移動できる距離が広がる分、目にする景色も出会える人も増えていきます。それだけ田村市の魅力にたくさん触れることができるのです。

次なる高得点エリアを目指して、走ってきた道をバスで一気に戻ろうという作戦。5分遅れだけど無事バスが来てくれて良かった〜

秋晴れ、紅葉、鍾乳洞!

バス、そして船引駅から磐城常葉駅までの電車移動を終えて、次に目指したのは「入水鍾乳洞」という観光地。秋晴れの下、紅葉する里山を眺めながらのRUNが気持ち良すぎて、このままずっと走っていたいと思ったくらいです。

入水鍾乳洞を目指す道中の景色。秋晴れと紅葉の里山が美しい

「レース参加者なら今日は無料で入れるよ」そう受付の方に言われて、急遽、鍾乳洞探検へ出発することに。一歩足を踏み入れると、そこはもう別世界。想像以上に暗くて狭い、岩岩した空間が広がっていました。

一列になってずんずん進んでいくと……

奥にはぽっかりと開けた空間があって、冷水が流れていました

制限時間内にゴールしなければポイントがマイナスされてしまうので、泣く泣く15分で引き返しましたが、本当はもっと進んでみたかった。次回田村市に来たら、絶対またここに来よう。そう心に誓いました。

アフターパーティーで田村市の魅力を再発見

レースが終わっても、まだまだお楽しみは終わりません。待ちに待った結果発表ならびに表彰式の時間です。

結論から言うと、チームYAMAPはどちらのチームも入賞には至らなかったのですが(無念……!! でも1チームは56組中8位と大健闘!?)、地元の美味しいお料理、大会に協賛してくださった田村市民の皆さまによるスピーチ、他の参加者との交流などなど。そうしたものに触れるうちに、悔しい気持ちがだんだんと小さくなっていきました。

他にもコロッケやおにぎり、鍋物など、様々な手料理が振舞われました

ずらりと並んだ地酒の数々。左から「廣戸川」「あぶくま」「ロ万(ろまん)」「一歩己(いぶき)」

また今度、ゆっくり訪れたいな。

残念ながら入賞は逃してしまいましたが、地域の魅力を再発見できたこと、そしてチームメンバーとともに濃厚な時間を過ごせたことは純粋に楽しく、心から参加してよかったと思えるイベントでした。

ゴール直後の最後の自撮りは、やっぱり微妙な画(笑)。お疲れ様でした!

タウンシップレースに参加した皆さまの軌跡は、こちらよりご覧いただけます。

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登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。