登山ツアーレポート|クラブツーリズム × Jリーグクラブ × 国立公園モニターツアー

年間を通じて様々な登山ツアーを企画・実施するクラブツーリズム。この記事では、2021年秋、「Jリーグクラブと共に自然体験を楽しむ」をテーマに行われたクラブツーリズム主催のモニターツアー2コースのレポートをお届けします。

2022.01.12

クラブツーリズム・あるく

「あるく」旅の企画・運営担当

INDEX

Jリーグクラブ・ガイナーレ鳥取&松本山雅が取り組んだ、2つのモニターツアーレポート

2021年の10月〜11月にかけて、クラブツーリズムはJリーグクラブや国立公園と連携したモニターツアーを2コース実施しました。ツアーテーマは「Jリーグクラブと共に自然体験を楽しむ」。緑豊かな国立・国定公園に滞在しながら、トレッキングやボールゲームなどのアクティビティ、Jリーグクラブメンバーとの交流を楽しむことができるという、従来の登山ツアーとは一味違った内容となっています。この記事では、ツアーレポートとしてその模様をお伝えします。

コース① ガイナーレ鳥取「復活!公園遊び」大山隠岐国立公園で楽しむ自然体験モニターツアー

ツアー開催地「大山隠岐国立公園」ってどんなところ?

ガイナーレ鳥取とコラボしたモデルツアーの開催場所となったのは、大山隠岐国立公園。ここは、大山から蒜山、毛無山、船上山を含む山岳地帯および三徳山一帯、島根半島の海岸部分、三瓶山一帯、隠岐諸島の4つの地域から成る変化に富んだ景観を持つ国立公園です。大山は古くから信仰の対象とされており、平安時代には大山寺が開創され、江戸時代にかけて参詣者で賑わったといわれています。

また、雄大な自然を色濃く残し、季節を問わず登山やハイキング、スキーなど様々な自然体験ができることも魅力のひとつ。秋の紅葉時にはブナ林が見事に紅葉し、多くの観光客が訪れる人気の場所……なのですが、新型コロナウイルスの影響で観光客は激減。大山の地の魅力を発信するためJリーグクラブ・ガイナーレ鳥取がクラブツーリズムとタッグを組み、新たなツアー共同企画として今回のモニターツアーが開催されることとなったのです。

モニターツアーではこんな場所を訪れ・体験しました

ツアー1日目は、大山隠岐国立公園の人気景勝地を訪問。

まずは、マイナスイオンたっぷりの「木谷沢渓流」へ。案内人の丁寧な解説のもとのんびりハイキングしながら、美しい渓流と色濃く残る自然を堪能しました。続いて向かった「鍵掛峠」では、美しいブナ林と大山の南壁を見学し、午後は枡水高原の原っぱで、本ツアーの目玉「復活!公園遊び」を体験! ガイナーレ鳥取のスタッフと鬼ごっこやリレー、だるまさんが転んだなどを楽しみました。

案内人の方の説明に耳を傾ける子供たち

前日に冠雪のあった大山

大人も子供も全力で遊びました

ツアー2日目は、大山町の農園でのブロッコリー収穫体験からスタート。大山から湧く清らかな水と「大山黒ボク」という土壌で栽培された絶品のブロッコリーを収穫し、採れたてをその場でもぐもぐ……。

収穫体験のあとは、地元との具材をたっぷり使った具だくさんのおにぎり作りに挑戦し、鳥取県産のお米に地元では定番のスタミナ納豆などの具材を使い、各自こだわりのおにぎりを作りました。さらに、デザートとしてオレンジシャーベット作りにも挑戦。専用容器をみんなで転がし、手作り感溢れるシャーベットが出来上がりました。

採れたてをその場で頂きました

自分で握ったおにぎりは格別

食の体験を満喫した後は、再び「復活!公園遊び」の時間。懐かしいケイドロと最後まで元気な子供達だけでのボールゲームを楽しみました。

大山の風景と小さなガイナーレ鳥取サポーター

この他にも、ガイナーレ鳥取現役選手のサプライズ登場や地元食材をふんだんに使ったバベキューの夕食、星空鑑賞会など盛りだくさんのツアーとなりました。ツアーのさらに詳しい内容は以下のリンクよりぜひご覧ください。

(担当:窪田)

コース② 松本山雅FC × 中部山岳国立公園 Jリーグクラブと楽しむ秋の乗鞍高原2日間

ツアー開催地「中部山岳国立公園」ってどんなところ

中部山岳国立公園は北アルプス一帯を占める国を代表する国立公園です。人気の自然観光地として知られるエリアも多く有し、上高地や乗鞍高原エリアをはじめ、立山室堂エリアなど山岳高地のリゾートエリアとしても知られています。高山エリアならではの自然生態系が残り、季節の花々や高山植物、また希少動物の「ライチョウ」が生息していることでも有名です。

しかし、大山隠岐国立公園同様、新型コロナウイルスの影響で観光客は減少。Jリーグクラブ・松本山雅が、中部山岳国立公園の一部である乗鞍高原と松本山雅FCの魅力を発信するためにクラブツーリズムとタッグを組み、今回のモニターツアーを企画・実施することとなりました。

モニターツアーではこんなところを訪れ・体験しました

こちらのモニターツアー1日目は、松本山雅FC発祥の地「喫茶山雅」からスタート。オリジナル欧風カツカレーを堪能し、いざ、乗鞍高原へ。

乗鞍高原では、まず、ボールゲームで全身運動を楽しみました。子供も大人も一緒になってボールを追いかけ、外遊びのひとときを満喫。夕方からは乗鞍岳に生息する「ライチョウ」にまつわるお話を、登山ガイドの原口剣太郎さんにして頂きました。ライチョウを守り増やしていくにはどうするべきか……。参加者の皆さんと、熱のこもったトークが繰り広げられました。

乗鞍高原でボールゲーム ©️松本山雅FC

原口剣太郎ガイドのお話の様子 ©️松本山雅FC

ツアー2日目の最初のアクティビティは、乗鞍高原のハイキング! 。原口剣太郎ガイドの案内のもと、雪化粧した乗鞍岳の風景を眺めながら、ブナ林の中を進みます。道中、子供たちから「あれは何?」「これはなんていう名前なの?」などと質問が飛び交う場面も……。原口ガイドの丁寧な解説に、子供たちも興味深く聞き入っていたようです。ガイドの詳しい解説付きで歩けるのは、やはりツアーの醍醐味ですよね。

そして、歩きはじめて約3時間、ついに目的地の「善五郎の滝」に到着! 豪快な滝の様子に、皆さんから驚きの声が上がっていました。

ハイキングが終わっても、モデルツアーはまだまだ終わりません。お待ちかねの、松本山雅FCのホームゲームを観戦タイムの始まりです! Jリーグ観戦は初めて、という方もいましたが、ツアーで仲良くなった皆さん同士で観戦のポイントを教え合うなど、協力して和気藹々と観戦している姿が印象的でした。

原口剣太郎ガイドの案内を聞き入る参加者 ©️松本山雅FC

迫力の善五郎の滝でゴール ©️松本山雅FC

勝利を目指しみんなで応援 ©️松本山雅FC

この他にも、星空鑑賞会や松本山雅FCの歴史を振り返る映像鑑賞、乗鞍高原の泉質抜群の温泉に宿に宿泊など、盛りだくさんの2日間となりました。ツアーのさらに詳しい内容は以下のリンクよりぜひご覧ください。

(担当:北岡)

クラブツーリズム・あるく

「あるく」旅の企画・運営担当

クラブツーリズム・あるく

「あるく」旅の企画・運営担当

年間500件以上の登山・ハイキングツアーを企画・運営するクラブツーリズム(株)で、ツアー企画や登山・ハイキングにまつわる講座の開催、ツアー同行など登山・ハイキングの旅にまつわえる様々なことを推進する登山・ハイキングツアーブランド。