群馬県・荒船山|まるで空に浮かぶ船? 不思議な形の山頂には絶景の楽園が!

群馬県は、浅間山や谷川岳などがあり、全国有数の山岳エリア。今回は、ユニークな山容の「荒船山」を、モデルの新田あいさんと一緒に歩いてみました。登山後には、温泉大国である群馬の秘湯や大正ロマン香る下仁田町の様子もレポートします。

そして、昨年大好評だったYAMAPと群馬県とのコラボ「群馬の山に登ろう! キャンペーン」が今年も開催。期間中【10月1日〜11月30日】に、「ぐんま百名山」の中から選ばれた7座へ登ると先着でオリジナル手ぬぐいがゲットできます。今回は荒船山のほかに湯ノ丸山と金山も紹介しますので、記事を参考に群馬の山にお出かけください。

2022.10.05

大関直樹

フリーライター

INDEX

見た目はゴツゴツ、でも歩いてみたら意外とラク?

群馬県と長野県の県境に位置する荒船山(1,423m)は、空に浮かぶ航空母艦のように山頂が真っ平ら。山名の由来も、荒海をゆく船のような山容からつけられたといわれています。

「岩壁がそそり立っていて、険しそうですね…」と新田あいさん。今回一緒に歩いていただく新田さんの登山歴は、約8年。そのうち3年間は北アルプスの五色ヶ原山荘で働いていたという登山経験を持つ新田さんでも、異様な形の山を前に少し不安そう。

歩くコースは、内山峠から大展望の艫岩(ともいわ)展望台を経由して、山頂の経塚山を往復するもの。荒船山の登山ルートのなかでは、最もポピュラーな往復約5時間のコースです。

「晴れるように!」との願いを込めてスタート

取材当日は、あいにくの曇り空。30分ほど前まで雨が降っていて道が滑りやすくなっていましたが、山頂で晴れることを期待して出発します。

よく整備されて道幅も広い快適な登山道。自然と歩みも軽快に。次第に雲も少なくなってきたようですが、果たしてこのまま晴れてくれるのか?

山頂へ向けていきなりの急登が…と思いきや。つづら折りにつけられた登山道は、道幅も広くとても快適。「下から見るとゴツゴツした岩場歩きなのかと覚悟していましたが、こんなに歩きやすいとは! 山を見た目で判断しちゃいけませんね」と新田さん。

雨上がりでハシゴやクサリ場も濡れていたので、ゆっくり慎重に

歩き始めから約40分で、鋏岩(はさみいわ)修験道場跡に到着。大きな岩が上部にせり出した岩屋は、なかなかの大迫力。ここには、かつて荒船山で修行する行者たちのために道場が建てられていたとか。岩屋の中をのぞいてみると、つい最近奉納されたと思われる木簡もありました。「今でも荒船山は、信仰の山として崇められているんですね」(新田さん)

修験者たちはこの岩の下で夜を明かしたのかも。そう思うと何だか厳かな気分になります

新田さんの指差す方向に水が流れています。これを汲むのはなかなか難しそう

さらに20分ほど歩くと、「一杯水」と呼ばれている水場がありました。すぐ横の看板には「昔から荒船山登山者に親しまれ、ここで必ず水を一杯飲んだ」と書かれています。しかし、水を汲むには足場が悪く、危険。気軽に水を汲める感じではないので、ここは給水ポイントとして考えないほうがよいでしょう。また、ここから山頂まで、木製の橋がかかっている箇所がありますが、濡れたり落ち葉があると、とても滑りやすく注意して歩く必要がありそうです。

霧が立ち込める神秘の森を抜けて、いざ頂上へ!

艫(とも)とは船尾のこと。荒船山を船に見立てたことからつけられた地名

歩き始めてから約1時間30分。晴れていたら八ヶ岳から北アルプスまで大パノラマが広がるという艫岩(ともいわ)に到着。しかし、ガスで何も見えません…。

艫岩にある避難小屋が併設されたあずまやでお昼ごはん

気を取り直して昼食を食べます。「山頂からの帰りにもう一度、艫岩を通るのでそのときに展望を期待しましょう」と新田さん。このときは、スタッフ一同、諦めかけていましたが、まさか1時間後には青空が広がるとは! 快晴の艫岩の写真は、後ほどのお楽しみに!

艫岩から山頂のある経塚山までは、平坦な森の中を40分ほど歩いていきます。「岩壁の上が平らになっていて広葉樹とササの森があるなんて、本当に不思議ですね。こんな面白い山に初めて登りました」(新田さん)。

実は、荒船山の山頂部が平坦になったのは、700万年前の火山活動で「荒船溶岩」が地面に平らに流れたからといわれています。さらに、長期間の浸食によって周りが削られ固い溶岩が残ったので、現在のような地形になりました。この地形は「テーブルマウンテン」とも呼ばれており、日本国内ではとても珍しい地形なんです。

新田さんが森の中で、何かを発見したようです!

ファインダーの先には、雨滴を抱えた可憐な植物がありました

森の中ではハナビラタケを発見!「大きいキノコを見つけるとテンション上がります」

星尾峠分岐から急坂を10分ほど登ると、荒船山の山頂である経塚山に到着。ここは、弘法大師がお経を埋めた伝説が山名の由来とか。山頂は古い祠があって幻想的な雰囲気ですが、残念ながら展望はありません。「以前に赤城山に登ったことがあったので、これでぐんま百名山、2山目ゲットです!」(新田さん)

展望がないので、ひと休みしたら下山開始です

経塚山からは来た道を戻りますが、風が吹いてきて少しづつガスが飛んでいきます。そして、木々の間から木漏れ日が! 行きはほの暗く見えたブナ林も、太陽の光を浴びて鮮やかな緑に変わってきました。「霧の中の森歩きも雰囲気があってよかったですが、やっぱり晴れている方がいいですね」と新田さん。

ガスを運んでいってくれる涼しい風は、汗も乾かしてくれました

さわやかな木漏れ日が降り注ぐ森は、気持ちがいいのひとこと

山頂部には水量の豊かな沢が流れていて湿地帯を形成しています。でも、どうしてこんなところに沢があるのかと思ってしまいますよね。昔の人々も不思議だと感じたようで、この場所は水神様がいると考えていたといわれています。

森の中の清流といった趣の不思議な沢

そして艫岩まで戻ってくると、大絶景が待っていました! 正面にはドーンと大きな浅間山、右には谷川岳や草津白根山、左には北アルプスの白馬岳から槍ヶ岳、穂高岳も見えます。ただし、景色に見とれて絶壁に近づきすぎないように注意。過去には転落事故も起きています。

1時間前とはうって変わって、青空が広がりました。この景色を見に来たんです!

絶壁を見ると、こういう写真を撮ってみたくなりますよね!

大絶景を満喫したら、次は下山後のお楽しみ! 下仁田町の温泉と絶品グルメのレポートです。

温泉とご当地グルメ満載の下仁田町へ!

下仁田町といえば、口の中でとろけるような甘さで有名な「下仁田ねぎ」。でも、それだけじゃないんです。「こんにゃく」や「下仁田かつ丼」、「ジャージー牛のソフトクリーム」など美味しいものが盛りだくさん。また、泉質のいい温泉の穴場でもあります。そんな下仁田町の魅力を紹介しましょう。

竹久夢二も逗留したレトロな宿/常盤館

下仁田駅近くにある大正元年創業の「常盤館」は、ノスタルジックな雰囲気が好きな人にはたまらない旅館です。館内のタイルや照明など、ひとつひとつが全部ロマンチック! 大正ロマンを象徴する画家・詩人の竹下夢二も宿泊したともいわれています。夕食では、下仁田名産こんにゃくと旬の食材を取り入れた、名物「こんにゃく尽くし」を楽しむこともできます。「食物繊維がたっぷりでヘルシーなこんにゃく料理は、女性にはうれしいですね。こんにゃくソーメンや酒盗和えなど、初めて食べるものも多かったのですが、全部美味しかったです」(新田さん)

1912年に創業し、100年以上の歴史がある常盤館。外観も風情があります

常盤館ののれん。十個のカタカナの「キ」が輪になって、「ときわ」を表しています」

館内に一歩足を踏み入れると大正ロマンの時代にタイプスリップ

いろいろな味付けのこんにゃく料理が楽しめる「こんにゃく尽くし」の夕食

住所:群馬県甘楽郡下仁田町下仁田359-2
電話:0274-82-2216
料金:1万2980円~(1泊2食)
HP:https://www.tokiwakan.jp/

地元の名産品が何でも揃っている/道の駅 しもにた

地元の農家が生産した新鮮な野菜や地元業者が製造した本場の下仁田町のこんにゃくを買うならココ! 11月からは下仁田ネギの販売が始まると首都圏からも大勢のお客さんが訪れます。販売所のほかにも、日本最古の洋式牧場、神津牧場の製品を楽しめる「神津牧場 ミルクバー」も併設。おすすめは、濃厚な牛乳を産することで知られるジャージー牛のソフトクリーム(400円)。卵を使っていないので、ジャージー牛乳本来のコクと旨味を味わえます。

地元産の食材は何でも揃っています。「どれを買うか目移りしちゃいますね」(新田さん)

こんにゃくだけでも、こんなに色々な種類が販売されています

濃厚でコクのあるジャージー牛のソフトクリーム。一度食べたらやみつきになること間違いなし

住所:群馬県甘楽郡下仁田町馬山3766-11
電話:0274-82-5858
定休日:第2火曜
営業時間:8:30~18:00
HP:https://michinoeki-shimonita.com/

行動食にもピッタリの本宿どうなつ/菓子処 古月堂本店

2017年の「ぐんまのおみやげ総選挙」で第3位に選ばれたという、古月堂さんの「本宿どうなつ」(1個:160円、5個入り850円)。創業以来受け継がれてきた自家製の白餡を薄皮で包んで揚げたドーナツは、地元でも大人気とか。「餡の口溶けがすごく柔らかで美味しいです。山の上で温かいコーヒーと一緒に食べたくなりました」(新田さん)。登山中の行動食にはもちろん、お土産にもおすすめの逸品です。

創業は明治24年という古月堂本店。店構えもレトロで雰囲気があります

爽やかな甘味が特徴の「本宿どうなつ」。白餡とドーナツ生地が合うんです

住所:群馬県甘楽郡下仁田町大字本宿3760
電話:0274-84-2417
定休日:火曜、第3水曜
営業時間:8:30~18:00
HP:https://www.cogetudou.co.jp/

大正時代から続くソウルフード、「下仁田かつ丼」

下仁田町では、かつ丼というと卵でとじたものではありません。サクサクの衣をつけたカツに、甘辛い醤油だれをサッとくぐらせたさっぱり味。独特のコクがある醤油だれと肉の旨味のマッチングは、くせになる人も多いとか。下仁田町内の8店舗では2022年11月末まで下仁田ねぎなどの景品がもらえるスタンプラリーを実施中。(https://www.town.shimonita.lg.jp/kanko/m03/m06/210.html

揚げたてのカツにタレをさっとくぐらせただけなので、さっぱりとした味です

登山後にすぐ立ち寄れる温泉、「下仁田 荒船の湯」

荒船山登山口の駐車場からクルマで20分ほどの、立ち寄りやすい日帰り温泉施設。館内は周囲の山並みの眺望が自慢の露天風呂のほか、打たせ湯や寝湯、壷湯など、バリエーションが豊富です。レストランでは、「元祖下仁田みそ豚丼」や手作りなめらかプリン「荒船プリンセス」などのメニューが楽しめます。

住所:群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧9326-1
電話:0274-67-5577
料金:大人700円、子ども350円、70歳以上と下仁田町民は600円
*土日祝日は、プラス100円
定休日:無休
営業時間:平日/9:00~22:00(最終入館21:00)
※月曜のみ19:30まで(最終入館18:30)
※月曜が祝日の場合は翌日の火曜が19:30まで
土・日・祝日/8:30~22:00(最終入館21:00)
※2022年9月現在、時間短縮にて営業中 10:00~20:00(最終入館時間19:30)
HP:https://arafunenoyu.com/

源泉かけ流しの良質なお湯が自慢、「八千代温泉 芹の湯」

上州姫街道の隠れ湯として温泉ファンから人気の秘湯。源泉かけ流しのお湯は、ぬるぬる感が強く、湯上がりのポカポカが驚くほど持続します。浴室は全面木張りで、窓から陽の光が差し込み、雰囲気も抜群。併設の食事処では、地粉を使って練り上げた「釜揚げうどん」やカラッと揚げたニジマスを秘伝のタレに絡ませた「マス重」などが味わえます。
「トロトロのお湯が、すごく気持ちよかったです」(新田さん)

森に囲まれたログハウス風の建物が目印

ザ・秘湯といった雰囲気が満点の芹の湯のお風呂

住所:群馬県甘楽郡下仁田町西野牧12809-1
電話:0274-84-3812
料金:500円、子ども300円
定休日:木曜、第2金曜
営業時間:11:00~20:00
HP:https://www.serinoyu.com/

まとめ

荒船山はハードそうな見た目とは裏腹に、登ってみると実に歩きやすい山でした。絶景を見渡せる艫岩、山頂台地の気持ちのよい森歩きなど、初心者からベテランまで誰でも楽しめるのが魅力。そして、登山の後は温泉や地元グルメを満喫できる楽しみがあります。

「里山をのんびり歩くのが好きな私にとって、歩きやすい荒船山はとても楽しく登ることができました。こんな素敵な山が近くにあるなんて、群馬県の人はうらやましいです。私も、もっと『ぐんま百名山』に登ってみたくなりました」(新田さん)

首都圏からでもマイカーを使うと約2時間でアクセスできる荒船山。ちょうどキャンペーンの時期は、紅葉も見頃を迎えますので、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか?

<山の情報>
荒船山
標高:1,423m
アクセス:上信越道下仁田ICから約40分で内山峠登山口駐車場(約20台)
*公共交通機関は不向き
コースタイム:5時間 内山峠登山口(1時間)鋏岩修験道場跡(1時間)艫岩(40分)経塚山(2時間20分)内山峠登山口

「群馬の山に登ろう! キャンペーン」の対象の2座を大紹介

ここからは、冒頭でもお伝えした通り、荒船山と並んで、群馬を代表する名山2座をご紹介。もちろん今回のバッジキャンペーンの対象です。

お花と大展望の両方が楽しめる名山/湯ノ丸山

浅間連峰の西側に位置する湯ノ丸山(2,101m)は、一年を通じてお花が楽しめることで人気の山。とくに国の天然記念物に指定されている「湯の丸レンゲツツジ群落」は、6月下旬から7月上旬に湯ノ丸山の山腹を朱赤に染め上げます。また、それ以外の植物も種類が豊富で、低山から高山の植物まで、約1,150種類が混生しているまさにお花の宝庫。もちろん10月の紅葉も見事です。

湯ノ丸のもうひとつのお楽しみは、頂上からの大パノラマ。槍・穂高連峰・白馬三山などの北アルプスから、八ヶ岳、富士山、煙がたなびく浅間山まで一度に見渡すことができます。

登山ルートはいくつかありますが、地蔵峠からなら山頂まで1時間20分ほど。標高差も約370mなので、登山ビギナーでも安心して登ることができます。頂上の南峰(2,101m)の隣には、三角点のある北峰(2,099m)まで往復20分なので足をのばしてみるのがおすすめ。南峰・北峰ともに平坦な地形なので、ガスが出たときは道迷いに注意が必要です。

<山の情報>
湯ノ丸山
標高:2,101m
アクセス:公共交通機関=しなの鉄道田中駅または滋野駅、JR吾妻線万座・鹿沢口駅(タクシー約30分)地蔵峠
マイカー=上信越道東部湯の丸ICから約20分、小諸ICから約25分で地蔵峠駐車場(約80台)
コースタイム:2時間45分 地蔵峠(40分)東屋(40分)南峰<往復20分>北峰(1時間5分)地蔵峠

柔らかな肌触りの極上の湯/鹿沢温泉 紅葉館

湯ノ丸山の中腹、標高1,500mに位置する鹿沢温泉は、明治2年に創業した歴史ある温泉宿。その自慢は、一切の加水や加温をしない源泉かけ流しの2つの温泉です。泉質は、日本温泉協会による6項目の評価がすべて5つ星という折り紙付き。また、昔から登山者が多く訪れた温泉としても知られ、山男の歌『雪山讃歌』はここで生まれたというエピソードも。おすすめは、日帰り入浴に盛り蕎麦がついた、お得なセット(1,200円)です。

青みがかった濁り湯は、とても柔らかな肌触り。秘湯好きの人にはたまらない

2013年にリノベーションされた新館の客室は、おしゃれモダンな和室

住所:群馬県吾妻郡嬬恋村田代681
電話:0279-98-0421
料金:大人500円、子ども300円
定休日:無休(蕎麦処は火曜定休)
営業時間:10:00~16:00頃
HP:https://kazawa.jpn.org/

歴史ロマンを感じる里山散策/金山

標高は239mと小ぶりながら、太田市のほぼ中央に位置する存在感のある独立峰。山頂には日本100名城にも選ばれた金山城址もあって、歴史散策も楽しめるのが魅力です。山麓にある大光院は、徳川家康の先祖といわれ、鎌倉時代初期に活躍した武将、新田義重を祀った名刹。とくに10月下旬から開催される大光院の関東菊花大会は、1,000輪咲きの「大作り」など、優秀花約500鉢が出品される関東一の菊花大会。金龍寺の素晴らしい紅葉とセットで訪れましょう。

ハイキングコースもたくさんあるので、自分の歩きたい距離に合わせてショートルートからロングルートまでアレンジ可能。その分、分岐が多いので指導標や案内板をよく見て、迷わないように注意。ショートルートなら大光院から新田義貞の供養塔のある金龍寺を経て山頂をめざすのがおすすめ。金龍寺からはモータープールを経て東に向かう尾根を登ると、山城らしい堀切や土塁が現れます。なかでも物見台は、上毛三山や関東平野が一望できるので、ぜひ登りましょう。山頂の新田神社でお参りをしたら往路を戻りますが、歩き足りないならモータープールから北山コースを巡るとよいでしょう。

<山の情報>
金山
標高:239m
アクセス:公共交通機関=東武伊勢崎線太田駅(徒歩約30分)大光院
マイカー=北関東道太田桐生ICから約20分で大光院駐車場(約200台)
コースタイム:1時間35分 大光院(10分)金龍寺(30分)モータープール(20分)金山山頂(35分)大光院

登山前に立ち寄るのがおすすめ、「史跡金山城跡ガイダンス施設」

金山城の石垣を思わせるガイダンス施設の外観

お城マニアの人も満足できる展示内容と評判

金山城跡の歴史を学べる施設として平成21年5月30日に金山の麓に開館。設計は世界的建築家、隈研吾氏によるもので、外壁は金山城の石垣をイメージした石板が配置されています。館内では金山城の再現ジオラマや、発掘調査で出土した遺物などを無料で見学することができます。登山前に立ち寄ってから金山を歩いてみると、当時の様子をリアルに思い浮かべることができるでしょう。

住所:群馬県太田市金山町40-30
電話:0276-25-1067
入館料:無料
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日まで)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
HP:https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-009kyoiku-bunka/gaidansu3.html

「群馬の山に登ろう!キャンペーン」とは?


YAMAPでは期間限定で、「群馬の山に登ろう!キャンペーン」を実施中。
県内の対象の山7座に登るとオリジナルのデジタルバッジが獲得できます。また、全7種類のデジタルバッジのうち、3つ以上を獲得することで数量限定のオリジナル手ぬぐいをプレゼント! キャンペーン期間は「10月1日(土)〜11月30日(水)」です。
※ デジタルバッジとは…YAMAPヘルプセンター
※ YAMAPアプリで対象の地図をダウンロードして活動日記を残すことでデジタルバッジが獲得できます
※ 今回のキャンペーン対象地図につきましては、期間中10月1日(土)〜11月30日(水)、「地図のダウンロード制限」の対象外となります。この機会にぜひ群馬の山旅にでかけましょう!
※ 手ぬぐいは数量限定です。なくなり次第、配布を終了します。
* 手ぬぐいのプレゼントは、1ユーザーにつき1点とさせていただいております。
詳細は以下の記事をご確認ください。

原稿:大関直樹
撮影:宇佐美博之
モデル:新田あい
協力:群馬県、群馬県観光物産国際協会

大関直樹

フリーライター

大関直樹

フリーライター

小中学校はボーイスカウト、高校はワンダーフォゲル部で自然に親しむ。好きなものは、タバコとお酒と競輪。最近は、山頂で一服すると周りの目が厳しいので肩身が狭いのが悩み。「みなさんが山で嫌な思いをしないように風下でこっそり吸いますので、許してください」