真夏も涼しく快適登山|コロンビアの冷却機能素材搭載ウェアの実力

この夏も猛暑の予想がでています。暑い夏は、3,000m級の高山で涼しい風に吹かれるのが一番ですが、休みの度に気軽に出かけるのは難しいところ。しかし、近所の低山は暑すぎて熱中症が心配という人も多いでしょう。そこで活躍するのが、コロンビアが誇る画期的な冷却テクノロジー搭載のウェア。夏でも快適な山登りを楽しみたいという人のため、その実力をフィールドで確かめてきました。

2024.06.26

大関直樹

フリーライター

INDEX

コロンビアの冷却機能素材「オムニフリーズゼロ」とは?

真夏の登山も、冷却機能のついたウェアなら快適

今回は、コロンビアの冷却機能のある素材、「オムニフリーズゼロ」を使ったENJOY MOUNTAIN LIFE COLLECTION (サマーハイク)を実際のフィールドで着用。登山系モデルとして様々な媒体で活躍中の金城拓馬さんと加藤由佳さんに感想をうかがいました。

清里高原を挟んで、八ヶ岳連峰の大パノラマが広がる

コースは、長野県の飯盛山(めしもりやま・1,638m)。往復2時間ほどで、八ヶ岳や南アルプスの大展望も楽しめるのが魅力

平沢峠登山口から、飯盛山山頂までは標高差約200m。ゆっくりと登りますが、気温30℃の中の樹林帯歩きなので、じんわりと汗をかいてきました。今回おふたりに着用していただいたウェアは、コロンビアオリジナルの冷却機能、「オムニフリーズゼロ」を使用したもの。

この素材は、身体から発する汗などの水分に反応して、生地全体の温度を瞬時に下げる機能を持っています。また、クーリング機能は長時間持続するので、気温が高くても涼しくて快適な着心地なのです。

冷却材である青いサークルが汗などの水分に反応しウェア内の温度を瞬時に下げてくれる

「今日は暑いので、思った以上に汗をかいています。いつもならTシャツの背中部分がビショビショになってしまい不快感があるのですが、このウェアは、ひんやり感があって快適ですね」(金城さん)

「私も汗をかいたのですが、すぐに乾きました。Tシャツは涼しい心地良さを感じましたね」(加藤さん)

ふたりはさっそく「オムニフリーズゼロ」の機能を実感できたようです。

それもそのはず。「オムニフリーズゼロ」のクーリング性能は、スポーツウェアやアウトドアウェアに使われている冷感素材の中でもトップクラス。真夏の低山は気温も高く、樹林帯の中などは風通しも悪いのでどうしても体温が上昇してしまいます。熱中症のリスクを少しでも減らすために、ウェアによる暑さ対策は必須なのです。

ただし、森林限界を越えた稜線など気温が低く風によって体温が奪われるような場所では、「オムニフリーズゼロ」を着用していると、過度に身体が冷えてしまうこともあります。自分の登りたい山の標高や気象条件などを考えてウェアを選ぶようにしましょう。

オムニフリーズゼロのウェアについてのまとめ
・身体から発する汗の水分を利用してウェア内を冷却
・真夏でも標高の低い低山に登りたい人向け
・夏の暑さ対策のアイテムのひとつにもおすすめ

ENJOY MOUNTAIN LIFE COLLECTION(サマーハイク)のトップスの特徴

稜線の登山道にはレンゲツツジがいっぱい

平沢山(1,653m)への分岐を過ぎると、風が心地良い稜線歩き。一面に広がる緑の樹林帯とピンクのレンゲツツジとのコントラストが綺麗です。西には八ヶ岳の迫力ある姿が眼前に迫ります。

まさにその名の通り、おにぎりのような形をした飯盛山

ところで、コロンビアのウェアというと、登山に特化したというよりフェスやキャンプなどを含めたアウトドア全般で使えるものというイメージを持っている方が多いかもしれません。

しかし、昨年から展開している「ENJOY MOUNTAIN LIFE COLLECTION」コレクションは、登山に必要な機能を強化し、初級から中級の登山者により快適に山を楽しんでもらいたいというコンセプトで開発。そのなかでも夏用ウェアのコレクションには、「オムニフリーズゼロ」を搭載しています。

Tシャツの素材は伸縮性があるので、ストレスフリーな着心地。「オムニフリーズゼロ」に加えて、吸湿速乾機能「オムニウィック」なので速乾性も抜群

アメリカのポップなトレッキングシーンをイメージしたモチーフが可愛い。イラストは、キュートだけど少し毒のあるイラストレーターとして大活躍中のtoyameg(トーヤメグ)さん

生地の表面に凸凹のあるピケ素材を使用しているので、肌との接触面積が少なく暑い季節でもサラっとした着用感がある

​​夏のアウトドアと日常の垣根無く使用していただけるように、体のラインを強調しない、ファッションのトレンド感も意識したゆったりとしたビッグシルエットを採用。

オシャレなのはもちろん、体を締め付けることがないのでストレスフリーでアクティビティを楽しむことができます。

「ジャケットもTシャツも速乾性が高くて動きやすいです。これだけ高機能なのに女の子っぽいデザインで可愛いのが素敵だと思います」

「山で使えるウェアでありながらオシャレ感もあるのがうれしいですね。ロングスリーブシャツとTシャツは軽い上にビッグシルエットですごく着やすいです。登山用のウェアって、体にピッタリとしたものが多いですが、これはラフに着るとファッショナブルに見えると思います」

ENJOY MOUNTAIN LIFE COLLECTION (サマーハイク)のトップスの特徴
・速乾性と伸縮性を兼ね備えているので快適に動ける
・ビッグシルエットでトレンドを意識したデザイン
・アースカラーやポップなイラストがオシャレ感を演出

それでは、サマーハイクのトップスのディテール部分についても、見てみましょう!

メンズシャツのフロントボタンは、スナップ仕様なので着脱もスムーズ。

コロンビアのフィッシングウェアをヒントに使い勝手のよい複数のポケットを搭載。ザックを下ろさなくても、行動食やサングラスなどを出し入れできる

ウィメンズジャケットのフロントの両サイドにはスナップポタン仕様のポケットを配置。日焼け止めやリップクリームなども入れておける

ウエストのドローコードを絞るだけで、裾が広がったペプラム風のシルエットになる。「ワンタッチで形がキュッと変えられるのは、可愛いいですね。風が強い時なども絞るだけで、バタつきがなさそうです」

日差しが強いときは、サッとフードを被って首元などの日焼けを防止。もちろん寒さを感じたときなどもフードは重宝する

エンジョイマウンテンライフ
オムニフリーズゼロ
ショートスリーブTシャツ(6,050円)

エンジョイマウンテンライフ
オムニフリーズゼロ
ロングスリーブシャツ(15,400円)

エンジョイマウンテンライフ
オムニフリーズゼロ
ジャケット(16,500円)

ENJOY MOUNTAIN LIFE COLLECTION(サマーハイク)のボトムスの特徴

鮮やかな新緑と青い空が登山意欲をかき立ててくれる

サマーハイクのボトムスは、とにかく涼しくて動きやすいのが特徴です。

冷却機能の「オムニフリーズゼロ」に吸湿速乾機能の「オムニウィック」をプラスしているので、汗をかいても涼しいだけでなくすぐに乾きます。

また、メンズのショーツは、クライミングパンツなどについているガゼットクロッチ(足の可動域を広くするマチ)で、足さばきがとてもラク。レディスのスカートは、スナップボタンを留めると、パンツに早変わりします。

ENJOY MOUNTAIN LIFE COLLECTION (サマーハイク)のボトムスの特徴
・冷却+吸収速乾で汗をかいても常にサラリとした着心地
・ショーツは、ガゼットクロッチ採用でとても動きやすい
・スカートは、気分やコーデに合わせて2wayの着こなしが可能

ショーツとスカートもコロンビアこだわりのディテール部分を紹介しましょう。

「パンツはオムニフリーズゼロに加えて極小の通気孔があるので、歩いていても清涼感を感じます」

腰元のサイドにはスマホを収納できるポケットを完備。「僕は登山中に写真を撮ることが多いので、このポケットはうれしいです。スマホって、どこに入れるか意外と悩むんですよね」

短すぎず長すぎない丈感は、足さばきがしやすいだけでなく、上品なイメージを演出。素足はもちろん、レギンスと合わせたレイヤードスタイルにもマッチする

裾中央のスナップボタンを留めるパンツルックにもチェンジ。シチュエーションに合わせて、2wayの着こなしが可能。「岩場などは、パンツにすると安心感がありますね」

ドローコード仕様のウエストは、瞬時に好みのフィット感に調整可能

「私にとっては、ちょっと大きめのサイズだったんですけど、ちゃんとフィットできました。サイズ感をあまり気にしなくても履けるのがいいですね」

4つのポケットがついているので、小物などの携行に便利

「スナップ付きの後ろポケットは、スマホなんかを入れても落とす心配がないと思いました。女性は、リップや鏡、ハンカチなどを持ち歩く人が多いと思うんですけど、ポケットが多いのはうれしいです」

エンジョイマウンテンライフ
オムニフリーズゼロ
ショーツ(11,000円)

エンジョイマウンテンライフ
オムニフリーズゼロ
スカート(11,000円)

まとめ

眼下には野辺山高原の風景が広がっている

大盛山からは下山路は、平沢山へ。草原状の広い山頂からは、360度のパノラマが広がります。八ヶ岳連峰はもちろん、南アルプスや富士山、金峰山も見えました。大展望を思う存分満喫したら、約30分の下りで、登山口の駐車場に戻ります。気温30℃の中での約3時間の登山は、どうだったのでしょうか?

「想像以上に日差しが強かったですが、登りでもウェア内に熱がこもる感じがなかったです。1年ぶりの登山ですが、気持ちよく歩けました。ジャケットは、色もデザインもかわいいので、街なかでも着回せそうです」(加藤さん)

「コロンビアのウェアは、フリースやフィッシングシャツを古着で買ったものを持っていました。でも、オムニフリーズゼロのような最新素材を使ったウェアは持っていなかったので、その機能性の高さに驚きました」(金城さん)

以上、真夏の登山を涼しく快適に過ごせる「オムニフリーズゼロ」搭載のウェアを紹介しました。各アイテムの機能については、コロンビア「サマーハイク」特設サイトでも詳しく解説していますので、チェックしてみてください!

原稿:大関直樹
撮影:川野恭子
モデル:金城拓馬、加藤由佳
協力:コロンビアスポーツウェアジャパン

大関直樹

フリーライター

大関直樹

フリーライター

小中学校はボーイスカウト、高校はワンダーフォゲル部で自然に親しむ。好きなものは、タバコとお酒と競輪。最近は、山頂で一服すると周りの目が厳しいので肩身が狭いのが悩み。「みなさんが山で嫌な思いをしないように風下でこっそり吸いますので、許してください」