登山をしていると、紫外線はどうしても避けることができません。対策のために「適切なUV対策」と「効果的なスキンケア」を知っておきたいところ。

標高が1,000m上がると、紫外線量は10％上昇すると言われています。開けた場所でカンカンに照りつける太陽は、まさに美の大敵。

厄介な紫外線ですが、日差しの強い夏だけ気をつければ良いと思っている人も多いかと思います。侮るなかれ、これからの雪の季節こそ要注意なんです。雪上の照り返しは紫外線を80％も反射するという話も。

登山は日常よりも大量の紫外線を浴び続けるので、しっかりと知識をつけ、対策を取りたいところです。

紫外線がもたらす身体へのダメージとは？

「昨日やれば今日綺麗になるというわけではないんです」。

普段は登山ガイドとして日本中の山を案内し、今回YAMA LIFE CAMPUS美容編の講師を勤める秋江ガイドはそう語り始めてくれました。

美容といえば毎日のケアの積み重ねが大切だということは、おそらく多くの方が知っているはず。しかし登山をするとなると話は別。普段生活している場所よりも標高が高く、陽に当たる時間が長いので、肌の大敵である紫外線を浴びる時間も長くなってしまいます。

そのため、登山前後には日常よりもしっかりとケアをすべきなのだと、秋江ガイドは続けます。

なぜ普段よりも丁寧にケアをする必要があるのでしょうか？

「紫外線は、シミやしわ、肌のたるみなどの原因になるという研究結果が出ています。蓄積されたダメージは、肌の老化リスクを高めるという話も。ひどくなると目の病気や皮膚がんの原因になったりなど、免疫力の低下につながるという結果もあるんです」。

通常、大気中には煙や霧などの微粒子（エアゾール）や空気分子があるため、散乱することでUV指数は弱まります。しかし山のように標高が高いところでは大気の量が少ないので、UV指数は強くなります。

前述したように、山の標高が上がるにつれて日陰となる木や地面を覆う草が少なくなるため、登山中には360度全方向からの紫外線を浴びることになってしまいます。また雪がある山では、そこから反射する強力な紫外線にも注意が必要。

こうした肌を守るための基本知識を、11月24日（水）のオンライン講座では秋江ガイドに深堀りしてもらいます。

「山でも綺麗を諦めたくない」理由

もともと秋江ガイドが山を始めたきっかけは富士山。毎週のように登っていた時期もあるのだとか。

「中学生のころから美容対策はしっかりとしていたんですけど、富士山にハマっていた頃にも一度も欠かしたことはありません。そういえば私、美容オタクなんだなーってあとから気付きました」。

登山と美容を両立させるのは難しいこと。それでも一生懸命ケアをすることで、紫外線のダメージを最小限にすることは可能だと秋江ガイドは断言します。

ガイドをしていると、「綺麗でいること」を諦めている方が多いと感じることがあるそうです。山だとどうしても面倒だよね〜とか、荷物も重くなるし〜というお客さんの話を聞いたときに、そう思ったのだとか。

「やっぱり私はずっと綺麗でいたい。それは山にいるときも日常でも一緒。それってひとつの欲求だと思うんです。私は綺麗でいることを諦めたくないし、山も楽しみたい。私と関わるたくさんの人にも、そう感じてほしいんです」。

「肌を守りたいなら山をやめれば良いじゃん」と言われたこともあるそうですが、山の魅力を知ってしまったから、それはしたくない。そして綺麗でいることも、絶対に諦めたくない。

「自然と美の共存は絶対にできます。そんなワガママな人にこそ、このYAMA LIFE CAMPUS美容編に参加してほしいかも（笑）」。

登山もケアも、どっちも楽しい！

登山の荷物は最小限にしたいところ。美容グッズをたくさん持っていくことはあまり現実的ではありませんよね。

そのためには必要なのは、ケアアイテムの厳選。YAMA LIFE CAMPUS美容編では日焼け止めの選び方から効果的な使用法まで丁寧にフォローします。

「日焼けを気にして大きな帽子やアームカバーなど、完全防備で歩くのもなんだか寂しいじゃないですか？ せっかく気持ち良い登山をしているんだから、気分を上げて自然を楽しみたい。山行中に日焼け止めを塗り直してる時間は、自分を守って大切にしているみたいな特別な時間。下山後のアフターケアは、自分の肌に”がんばってくれてありがとう”とお礼をしながらやっています。道具と気分で山はもっと楽しくなるんです」。

日焼け止めもサプリも化粧水も、世の中には無数にあります。自分に何が合うのか、毎シーズン出た商品はほぼすべて試すという秋江ガイドは、笑いながら語ってくれました。

「登山は登山で楽しんで、ケアだって楽しんじゃえば良い。だって自分が綺麗でいられるのなら、気分も上がるじゃないですか！ 」

あなたの綺麗を守っていくために

山での紫外線対策やスキンケアは、多くの山好きにとっての悩みの種。

YAMA LIFE CAMPUS美容編を受講することで、山と美容に関する知識と経験が身につきます。その知識はあなたの綺麗を守る武器になるはず。登山前〜登山中〜登山後まで、ここでしか聞けない美の秘訣をたくさんご用意して、あなたの参加をお待ちしています。

冬山の季節ももうすぐそこまで来ています。雪上での紫外線対策も、座学とフィールド講習を通して学び直せるチャンスです。

秋江ガイドの話を聞いてみたい！ 質問したいことがある！ 登山と美容どっちも諦めず楽しんでいきたい！ という方は、ぜひYAMA LIFE CAMPUS美容編への参加をご検討ください。

気になる概要とカリキュラム紹介

YAMAPはこの春、山についてより深く知識をつけたいあなたのためのステップアップスクール、YAMA LIFE CAMPUSを開講しました。「オンライン講習」と「登山（フィールド講習）」を組み合わせた画期的なカリキュラムが特徴です。

ここからはYAMA LIFE CAMPUSの概要と「美容編」のプログラムについて紹介します。

〈講師紹介〉
秋江ひろみ　登山ガイド／コスメコンシェルジュ

〈オンライン講座〉

日時：
11月24日（水）19:30～21:00

形式：
ZOOM を利用したオンライン講座（ミーティング形式）

受講料：
1,500 円（フィールドワーク参加者は無料）

カリキュラム：
・大敵！紫外線についての正しい知識
・日焼け止めの選び方・塗り方
・登山中のメイク、山小屋でのケア
など

〈実践編・フィールドワーク〉

日時：
12月4日（土）

集合：
JR 中央本線・上野原駅　9:10

旅行代金：
15,000 円　
※オンライン講座受講料を含む

カリキュラム：
・日焼け止めの塗り方、実践編（出発前）
・登山中のメイクケア（登山中）
・登山後のアフターケア・日常でのケア（登山後）
など

行程：
JR 中央本線・上野原駅（9:10 集合）＝＜タクシー＞＝尾続・能岳登山口（303m）・・・能岳（543m）・・・八重山（531m）・・・八重山展望台・・・上野原中学校・・・秋葉山・・・根本山（310m)・・・上野原駅（215m／16:00 解散予定）

※歩行距離：7.7km、歩行時間：4時間30分、行動時間：6時間
※食事：なし

フィールドワーク定員：
最大15名様
※先着順

申込締め切り：
2021年11月21日（日）

※申込締め切り後でも空席がある場合はご案内可能です。参加ご希望の方はお申込みページよりお申込みください。クラブツーリズムより回答いたします。

ご参加までの流れ：
Step1. 参加ご希望の方は、お申込みページよりお申込みください。
Step2. クラブツーリズムより確認メールをお送りします。
Step3. お支払いはクレジットカード決済または銀行口座への振り込みとなります。
Step4. オンライン講座のZoom URLなどは、11月22日（月）にメールで配信いたします。