ストイックなイメージを持たれがちな登山とは異なり、誰もが自然とのつながりを気軽に感じられる──。
新しい徒歩の旅として、「フラット登山」が今、注目を集めています。
歩く行為そのものを楽しみ、膝にもやさしいフラット登山。これを提唱、実践する作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんがおすすめする全国各地の30コースを、YAMAPでモデルコースを作成しました。登頂にこだわらず、ただただ気持ちく歩く楽しさをぜひ体感してみてください。
2025.08.14
YAMAP MAGAZINE 編集部
フラット登山を一言で表現すると、誰もが自然とのつながりを気軽に感じられる新しい徒歩の旅。「登山」とついていますが、必ずしも高い山に行く必要はなく、山頂に立つ必要もなし。登山が「山頂を目指す」とイコールである必要はなく、登山道を歩き、登ったり下ったりするという行為こそが「登山」。
フラット登山の楽しさは、歩く行為そのもの。歩いて気持ち良い道だったら、平原や森の中、都市の郊外でもかまいません。散歩とは違い、とにかく気持ち良く歩くことがフラット登山です。
山頂にたどり着くのは、その結果の一つに過ぎません。登山の楽しさの本質は、『歩く』という行為そのものの中にあります。
フラット登山を提唱する佐々木俊尚さんは、書籍『歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山フラット登山』(かんき出版)の中で、以下のように述べています。
「とにかく気軽に、気持ち良く、楽しく歩きたい。登山なんてそれでも十分じゃないか」
その背景には、登山に「ヒイヒイ言いながら急な登山道を歩いて、なんとか頂上に到達して達成感を味わう」というような固定観念があり、それが本当に登山の本質なのかという疑問があります。
同書では、登山についてのそうしたステレオタイプや嘲笑、古い常識をすべて取り払ったうえで、心地良く楽しい新しい登山のスタイルを提案しています。
週末に寝溜めするのではなく、体を活発に動かしたほうがいいとされています。
医学博士で日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹氏の著書『休養学 あなたを疲れから救う』(東洋経済新報社)によると、ただ休むだけでなく、ウォーキングやキャンプなどの軽い負荷をあえて加えることで、活力に満ちた状態にすることが、休養において大事。
さらに、四六時中パソコンの液晶に向き合っているオフィスワーカーだけでなく、現場仕事でもコミュニケーションやマネジメントで頭を使うようになった現代。「脳疲労」という言葉が注目されるようになってきました。
佐々木さんは「ひたすら大地を踏みしめ、風を感じ、どこまでも広がる青空に吸い込まれそうになりながら、前に進んでいく。すると脳の疲れはきれいに消えていく」と表現しています。
実際に、YAMAPが九州大と行った共同研究でも、登山が脳疲労に効果的と推察される結果が出ています。(*1)
休日に寝ていても、なんとなく疲れたまま、週明けや休日明けを迎える人は、適度の運動不足が原因かもしれません。
*1 習慣的に山を歩くことが「脳疲労」の改善に寄与する可能性|人と自然のウェルビーイングラボ 研究結果
フラット登山提唱者の作家・佐々木俊尚さん
フラット登山の著者である佐々木俊尚氏は、20代のころに岩壁登攀や冬山登山に打ち込み、新聞記者として働き盛りの30代からは仕事が忙しくなって山から離れていました。
しかし、その後の転職、独立を経て、40代の終わりに同好会のような集まりに参加し、仲間たちと再び登ったのを機に山に戻ってきました。
登山の良さも知っている佐々木さんだからこそ、フラット登山におすすめなのは次のような人をイメージしています。
・山になんとくなく興味は持っている人
・以前は行っていたけど、仕事やライフステージの変化で山からしばらく離れていた人
無尽蔵の体力や登山スキルもいらないのが、フラット登山。繰り返しになりますが、気楽なスタイルで楽しむことが何よりも大事です。
佐々木俊尚さんの近著『歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山』(かんき出版)のフラット登山コースガイド30から、御本人の承諾をいただき、YAMAPがモデルコースを作成。ぜひフラット登山に挑戦してみてください。
*モデルコースのタイムはYAMAPで算出されたものであり、書籍と違う場合があります。
富士山麓に広がる青木ヶ原樹海の真っ只中を、東海自然歩道が貫いて整備されていることはあまり知られていません。アップダウンもなくて、平坦で歩きやすく、樹海特有の奇怪な景色も楽しめます。
コースタイム:3時間28分
歩行距離:9.5km
高低差:のぼり168m、くだり91m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70287
東京から日帰りの距離で、鉄道駅から歩いていける岬をぐるり。春が本番になってくると、海辺で一足早く初夏の気分を味わえます。崖にへばりついている崖観音も必見。
コースタイム:3時間30分
歩行距離:11.7km
高低差:のぼり290m、くだり291m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70288
離島をクルマや自転車で回るのではなく、ひたすら歩く。そういう欲求に応えてくれるのが、伊豆大島。同島には三原山という火山があり、山頂からは「テキサスコース」という長い山道を下り、国土地理院が発行する地図に、日本でただひとつ「砂漠」と表記されている場所を歩けます。
コースタイム:4時間13分
歩行距離:12.1km
高低差:のぼり347m、くだり747m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70289
長野県の東部、東信州に拓かれたロングトレイルのコースが「浅間・八ヶ岳パノラマトレイル」。このトレイルの中から、懐古園をスタートし、変化に富む千曲川コースをたどります。
コースタイム:4時間21分
歩行距離:14.4km
高低差:のぼり542m、くだり542m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70290
古来、碓氷峠越えは中山道という主要街道の一部として人々に歩かれていました。旧軽井沢から、別荘地の中の気持ちの良い道を碓氷峠へ向かい、その古くからの峠越えを歩くコースです。
コースタイム:6時間16分
歩行距離:16.2km
高低差:のぼり537m、くだり1090m
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https://yamap.com/model-courses/70291
鎌倉アルプスから横浜へと抜ける道があり、その大半は、歩きやすい土の道であることはあまり知られていません。途中で、横浜市と鎌倉市の最高峰も通る、地元の人しか知らない穴場のフラット登山のコースです。
コースタイム:3時間19分
歩行距離:10.7km
高低差:のぼり398m、くだり333m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70292
富士山の驚くほど広大な斜面や、そこから見下ろす雲海は魅力的。ただ、急登で混んでいる登山道を歩かなければなりません。そこでおすすめが、五合目をスタートし、しかし六合目までしか登らず、あとは水平移動して別のコースを下山するという行程。雄大な光景をつまみ食いだけして、楽に歩くというコースです。
コースタイム:3時間39分
歩行距離:7.6km
高低差:のぼり485m、くだり1417m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70293
磐梯山の奥にある「裏磐梯」。有名な猫魔スキー場(星野リゾートネコママウンテン)などもあるリゾート地ですが、それだけでなく、素敵な山道もあって素晴らしいフラット登山のフィールドになっています。
コースタイム:3時間33分
歩行距離:12.8km
高低差:のぼり318m、くだり319m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70294
日本の誇る巨大観光地・日光。東照宮に華厳の滝、中禅寺湖、戦場ヶ原、そして男体山や女峰山。日本の素晴らしい景観をまとめたテーマパークのような観光地を一歩はずれ、静謐な自然が待ち受けているコースです。
コースタイム:3時間39分
歩行距離:9.9km
高低差:のぼり175m、くだり175m
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https://yamap.com/model-courses/70295
7月の終わりの都心部の猛暑で、登山混雑期に標高2000mの湿原を目指して平坦な道を歩く。「これこそフラット登山の真髄」(佐々木俊尚氏)というルート。
コースタイム:3時間21分
歩行距離:10.3km
高低差:のぼり515m、くだり486m
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https://yamap.com/model-courses/70296
渡良瀬遊水地の中央の池はハート型をしているので、最近は地元が「恋人の聖地」として売り出そうとして躍起になっている。しかし、堪能すべきは、広大な遊水地の風景の凄さ。巨大な湖、地平線まで続く葦原。「栃木のウユニ湖」という異名もあり、水を湛えた姿がとても美しいコースです。
コースタイム:2時間33分
歩行距離:10.0km
高低差:のぼり20m、くだり20m
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https://yamap.com/model-courses/70297
九十九里浜は全長66kmで、日本最大級の砂浜。「関東ふれあいの道」にも選定され、千葉県の「九十九里の砂浜をふみしめて歩くみち」という名を冠しています。ぜひ長大な砂浜をふみしめたい方は九十九里へ!
コースタイム:3時間11分
歩行距離:12.3km
高低差:のぼり134m、くだり136m
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https://yamap.com/model-courses/70298
歩くのにほどよい丘陵がたくさん連なる武蔵野台地。奥多摩の玄関口のようなところにあるのが青梅丘陵。新緑がまぶしい季節に、かつて戦国時代の砦だった雷電山、辛垣山などを巡る歴史ロマンあふれる稜線歩きが楽しめます。細かいアップダウンを越えれば、なだらかな道が続き、山歩き初心者にも安心です。
コースタイム:4時間37分
歩行距離:10.3km
高低差:のぼり693m、くだり737m
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https://yamap.com/model-courses/70299
多摩川沿いを歩く「大多摩ウォーキングトレイル」は、全長8kmの道のり。渓谷美に溢れ、松の木尾根からの展望も抜群。終点の奥多摩駅には、焚き火が楽しめる氷川キャンプ場や「もえぎの湯」も。秋から冬にかけて、澄んだ空気の中でのんびり歩き、焚き火と温泉で心ゆくまで癒される、最高のフラット登山が体験できます。
コースタイム:3時間31分
歩行距離:7.8km
高低差:のぼり563m、くだり506m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70300
標高183mながら高峰に匹敵する絶景が魅力の三浦富士。道中には果樹園が広がり、山頂からは城ヶ島方面の海岸線が美しく見渡せます。冬の澄んだ空気の中で、海風を感じながらの快適なフラット登山。下山後にはミカン狩り・イチゴ狩りも楽しめ、心身ともに満たされます。
コースタイム:2時間56分
歩行距離:8.1km
高低差:のぼり347m、くだり348m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70301
都心からアクセス抜群ながら、都会とは思えない広大な緑地と、「春の小川」を思わせる野川沿いの景色。ハイライトは、調布飛行場に隣接する武蔵野の森公園で間近に見るプロペラ機の離着陸。大迫力の光景は、大人も童心に帰ります。
コースタイム:2時間24分
歩行距離:9.4km
高低差:のぼり14m、くだり14m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70302
「多摩の横山」と呼ばれた丘陵を辿る多摩よこやまの道は、多摩ニュータウンを縦走するユニークなコース。南大沢駅から永山駅まで、住宅街の中とは思えない奥深い山道や、眺望が広がる展望台など、フラット登山に最適な変化に富んだ道のりが楽しめます。
コースタイム:3時間29分
歩行距離:12.5km
高低差:のぼり290m、くだり339m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70303
ケーブルカーで手軽に上り、十国峠から歴史ある伊豆山神社本宮などを巡るダウンヒルコース。岩戸山の笹藪を抜ければ、あとは緩やかな下りが心地よい道。下山後は、レトロな走り湯浜浴場で疲れを癒し、熱海駅へ。絶景と温泉を満喫する贅沢な日帰り旅が楽しめます。
コースタイム:3時間28分
歩行距離:9.9km
高低差:のぼり236m、くだり934m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70304
箱根の喧騒を離れ、静寂な湖畔歩きを求めるなら芦ノ湖西岸歩道へ。桃源台か箱根町港からアクセスし、車道から一歩入れば、そこは別世界。笹藪をかき分け進む原始的な道は、アドベンチャー。道中には豆相大震災の供養塔や、芦ノ湖では珍しい真田浜が現れ、歴史と絶景が楽しめます。
コースタイム:4時間51分
歩行距離:12.2km
高低差:のぼり452m、くだり445m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70305
日本第二の湖・霞ヶ浦の雄大な湖畔を歩く、常磐線土浦駅を起点としたフラットコース。バスを乗り継ぎ、関東ふれあいの道を進むと、広大な田園風景と水面が広がる絶景。サイクリングロードとしても有名な湖畔は、海のような開放感に包まれます。締めは激シブ銭湯「金平湯」で疲れを癒やし、心ゆくまでリフレッシュ。
コースタイム:5時間41分
歩行距離:21.9km
高低差:のぼり74m、くだり74m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70306
京浜急行・三浦海岸駅からバスでアクセスする三浦半島の先端にあるアドベンチャーコース。広大なダイコン畑を抜け、間口漁港から始まる磯の道は、波打ち際を歩きます。ルートファインディングの楽しさや、秘密の湾、洞窟ネコとの出会いも。
コースタイム:5時間3分
歩行距離:15.9km
高低差:のぼり430m、くだり448m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70307
東京駅から電車で一本、手軽にアクセスできる真鶴半島は、変化に富んだフラット登山が楽しめる穴場。太平洋の磯伝いに歩き、半島先端の三ツ石海岸では爽快な眺めを満喫。帰路は半島の北側へ。古風な漁港や、源頼朝伝説の鵐窟など、歴史スポットも点在。心安らぐ静けさと、多彩な表情を見せる真鶴の魅力を、一日で満喫できる贅沢なコースです。
コースタイム:2時間55分
歩行距離:8.4km
高低差:のぼり351m、くだり351m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70308
京王相模原線・京王多摩川駅から約1時間半、郷土の森公園を目指す多摩川沿いのフラットコース。秋から冬にかけて、静かでマナーの良い焚き火が楽しめるこの公園は、知る人ぞ知る聖地。道中では、遠くに富士山や奥多摩の山々を望み、シラサギ舞う多摩川ののどかな風景に癒されます。
コースタイム:4時間32分
歩行距離:17.6km
高低差:のぼり85m、くだり64m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70309
海と山、異なるイメージの湘南と丹沢を結ぶ秘境ルート。JR二宮駅からバスでアクセスし、関東ふれあいの道「鷹取山・里のみち」へ。のどかな田園風景を抜け、鷹取山を越えれば、雪化粧した丹沢連峰の壮大なパノラマが広がります。
コースタイム:5時間40分
歩行距離:16.4km
高低差:のぼり657m、くだり650m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70310
長野県にある日本屈指の古社、戸隠神社。その奥社周辺に広がる「奥社の森」は、約400年間守られてきた豊かな自然が残る秘境です。奥社参道入口から「さかさ川歩道」を辿れば、巨木が茂る静かな森へ。途中戸隠キャンプ場や戸隠牧場の雄大な景色も楽しめるコース。
コースタイム:3時間39分
歩行距離:10.3km
高低差:のぼり301m、くだり301m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70311
日本一の山・富士山。その新たな魅力を発見する「富士下山」は、五合目から裾野へ向かって歩くユニークなコースです。富士スバルライン五合目からスタートし、豊かな森に抱かれた古い登山道をひたすら下ります。富士山の本来の豊かさと美しさを全身で感じられます。
コースタイム:3時間26分
歩行距離:9.0km
高低差:のぼり23m、くだり1230m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70312
三菱電機のエアコンの名前としか知らない人も多いだろう「霧ヶ峰」。しかし架空の山の名前ではなく、長野県に霧ヶ峰という山岳地帯がある。霧ヶ峰の最大の特徴は、シンプルすぎるほどにシンプル。「とにかく草原! とにかく広大! とにかく気持ちいい!」(佐々木俊尚氏)。
コースタイム:2時間8分
歩行距離:5.4km
高低差:のぼり116m、くだり399m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70313
福島駅から車で約1時間、手軽にアクセスできる吾妻山。その魅力は、荒々しい火山の姿と、豊かな自然が織りなす絶景。笹原に覆われた湖畔を一周するコースは、まるで北欧のような風景。オプションで一切経山や吾妻小富士への登山も。森と湖と湿原を満喫できるフラット登山。
コースタイム:2時間16分
歩行距離:5.1km
高低差:のぼり217m、くだり217m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70314
長野県北信に位置する野尻湖。ナウマンゾウの化石でも知られる神秘的な湖で、静かに湖畔を一周するフラットコース。「象の小径」で森の中を散策したり、謎めいたコンクリートの遺物を発見したりと、冒険心くすぐる体験も。「LAMP野尻湖」のサウナで癒されるのもおすすめです。
コースタイム:4時間6分
歩行距離:14.7km
高低差:のぼり434m、くだり434m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70315
軽井沢から碓氷峠を越え、知る人ぞ知る廃道「明治天皇御巡幸路」を辿る上級者向けコース。急峻な斜面を下り、難所の碓氷川渡渉をクリアすれば、壮大な「めがね橋」が姿を現します。その先は旧信越本線の廃線跡「アプトの道」へ。美しいレンガ造りのトンネルをくぐり抜け、秋風を感じながら歩く道のりは格別。
コースタイム:6時間32分
歩行距離:16.7km
高低差:のぼり600m、くだり1151m
モデルコースを見る:
https://yamap.com/model-courses/70316
佐々木俊尚さんの近著『歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山』(かんき出版)」
ロングトレイルほど求道的ではなく、かといって山頂を目指す登山でもなく、かといって散歩ほどゆるく短い歩行ではない。都会の散歩よりももっと深く濃い自然に浸り、とはいえつらくならない程度に、ただ歩く喜びを満たす旅。
ーー 「フラット登山」の旅へようこそ!
フラット登山の楽しみ方・装備の整え方・コース設定の仕方、そして実際のコースガイド30を掲載。休日は静かな自然の中に身を置き、パワーを蓄える。新しいアウトドア、新しい休日の過ごし方を提案する1冊です。