トレランだけじゃないサロモンの山道具|登山でも活躍のシューズ&バックパック

今シーズン登場したトレッキングシューズ「X ULTRA 5」とバックパック「エアロトレック」は、サロモンが自信をもって世に送り出した注目の新製品です。

サロモンといえば、トレイルランニングでよく知られていますが、実はアドベンチャーレース用の登山靴にルーツを持つアウトドアブランド。長年にわたって磨いてきた技術を、トレランのみならず登山ギアにも惜しみなく導入し、革新的な山道具を生み出し続けています。

今回、サロモンのトレッキングシューズとバックパックをYAMAPユーザーさんに実際の山行で試してもらい、使い心地や機能性を詳しくレポートしてもらいました。「トレランだけじゃない!」サロモンの実力を徹底レポートします。

2025.07.09

大関直樹

フリーライター

INDEX

軽くて、優れた安定感「X ULTRA 5」の実力やいかに

「X ULTRA 5」は、人気の「X ULTRA」シリーズの最新モデル。5代目となる今回は、歩きやすさ、安定性、グリップ力がさらに進化し、ロングトレイルから登山まで対応できる一足に仕上がっています。

抜群のグリップ力を持つ「X ULTRA 5」は、あらゆる地形やコンディションに対応する

サロモン独自の様々なテクノロジーが、軽快な足運びと、確かなグリップ力による安心感をもたらします。

中でも注目すべき特徴が、岩場などの大きな段差を越える際などに、足のブレを防ぎ安定した歩行を補助してくれるプレート「アドバンスドシャーシ」。捻挫などケガの防止にもつながる画期的な技術で、これまでローカットの登山靴に物足りなさを感じていた人にも、新しい選択肢となってくれるはずです。

それでは、さっそくYAMAPユーザーさんのリアルな本音レポートをチェックしてみましょう。

初心者の私が選んだ、はじめての信頼できる登山靴/sanaさん(モニターNo.1)


名前:sanaさん(20代・女性)
登山歴:約1年
歩いたフィールド:高尾山(日帰り)、にゅう(日帰り)
モニターモデル:ミッドカット/24cm
会社のウォーキングイベントをきっかけに昨年11月から登山を始めた都内在住のsanaさん。高尾山で自然の魅力に目覚め、現在は丹沢などの低山を中心に活動中。登山にハマり、靴の買い替えを検討していた際にサロモンに興味を持ち、モニターに応募してくれました。

「X ULTRA 5」が届いた日、嬉しくてすぐに履いてみたんです。最初に感じたのは「安定感」。本当にブレないんです。片足立ちしてもグラつかなくて、「いくらでも立っていられるかも」と思ったくらいで、これまでの登山靴とはまったく違いました。

私の足はかかとが細くて、スニーカーやローファーが合わないことが多いんですが、この靴はかかとから足首までぴったり包み込んでくれるようなホールド感があって快適。実際に山を歩いたときも、足全体で地面をしっかりつかんで歩いている感覚があって、親指までちゃんと使えているのがわかりました。

足全体で地面をつかむ感覚があり、安定して歩けました(sanaさん)

八ヶ岳のにゅうに登ったんですが、下山のガレ場を歩いたあとも足裏がまったく痛くならず、朝起きても疲れが残っていませんでした。ソールの厚みやクッション性がしっかりしていて、これまで履いていた登山靴では得られなかった安心感があります。

登山を始めた頃はリュックに引っ張られて後ろにのけぞることもありましたが、足首の安定感も抜群のX ULTRA 5ではそうした揺れもなく、疲れ方が違うように感じました。

脚が綺麗に見えるデザインも本当に気に入っています!(sanaさん)

見た目もスタイリッシュで足がきれいに見える形。機能性だけでなく、デザインでも気分が上がる一足です。

走れる登山靴、X ULTRA 5で感じた安定性/めがねさん(モニターNo.2)


名前:めがねさん(40代・男性)
登山歴:約10年
歩いたフィールド:高山(日帰り)、筑波山(日帰り)、那須岳(日帰り)、戦場ヶ原(日帰り)
モニターモデル:ミッドカット/27cm
茨城在住のめがねさんは、茨城、栃木、群馬、福島などの北関東の山がホームグラウンド。X ULTRA 5がとても気になったのでモニター当選発表前に購入済み。今では、奥さんと2足になったX ULTRA 5を履いてペアで登山を楽しんでいるとのことです。

まず驚いたのは、X ULTRA 5の軽さです。440gとスニーカー並みの軽さで、従来の登山靴と比べて長時間歩いても疲れづらく快適。舗装路から那須岳の岩稜帯、砂利道まであらゆる地形で高いグリップ力を発揮してくれました。

足の動きに柔軟に追従する設計で、下山時に小走りしてみましたが、足が固定されず軽快に動けるのが嬉しかったですね。

沢を見つけてわざと濡らしながら歩いてみましたが、防水性は完璧でした(めがねさん)

栃木の高山に登ったとき、沢を見つけて思いきって靴を水に突っ込んでみたんです。じわっと冷たさは感じたけれど、水が染み込むこともなく、不快感もゼロ。防水性、しっかりしてますね。しかも、そのまま歩き続けてもシューズが重くならないのがすごい。

滑りやすい落ち葉の斜面でも、ソールが確実にグリップしてくれる

ヨーロッパアルプスの名峰・モンブランを踏破するためのシューズとして産声を上げ、玄関を出てから帰って来るまで一足で済む。「街から山にいくこと」をコンセプトに掲げて開発されたのがX ULTRAシリーズとのことですが、その開発コンセプトを実感できる、頼もしい一足だと感じました。

軽さもデザインも、好きが詰まった一足/ancodamaさん(モニターNo.3)


名前:ancodamaさん(40代・女性)
登山歴:約1年
歩いたフィールド:鷹ノ巣山(日帰り)、鹿倉山縦走(日帰り)、白岩山(日帰り)
モニターモデル:ローカット/24cm
1年ほど前から山岳信仰に興味を持ち、日帰りの低山ハイクを楽しむようになったというancodamaさん。これまで愛用していた「X ULTRA 4」を1年で履き潰すほど使い込んだので、待望の「X ULTRA 5」が登場したタイミングでモニターに応募してくれました。

最初に履いて驚いたのは、やっぱり軽さですね。長時間歩いても疲れにくかったです。それでいてグリップ力は格段にアップ。ぬかるみやザレ場、ガレ場でもしっかり踏ん張れて、安心して歩けました。

インナーにはGORE-TEXが使われているので、雨や濡れに対して強い

サロモンのシューズって、少し硬めなのが好みで、そこは今回もちゃんと受け継がれていて嬉しかったです。靴擦れの心配もなくて、サイズ感もバッチリ。日常でも愛用しているので、すぐに山でも馴染みました。

個人的に嬉しかったのはデザイン面。以前のレディースモデルはピンク系のカラーが多くて正直好みじゃなかったんですけど、今回は落ち着いたグレー。シンプルでかっこよくて、街でも履きたくなるくらいです。

ancodamaさんは、落ち着いたモノトーンのカラーが気に入っている

まだ履き始めたばかりですが、すでにこれからの山歩きが楽しみになる一足。機能もデザインも進化を感じました。サロモン、やっぱり好きだなって思います。

ガイドの視点で検証したX ULTRA 5の性能/峰尾大岳さん(モニターNo.3)


名前:峰尾大岳さん(30代・男性)
登山歴:約5年
歩いたフィールド:礼文岳(日帰り)、礼文島縦断トレイル(日帰り)
モニターモデル:ローカット/25.5cm
現在は北海道・礼文島でトレッキングガイドを務めており、将来的には南アルプスでガイドをすることを目標に活動中の峰尾大岳さん。登山スタイルは幅広く、テント泊縦走や雪山登山をメインに、日帰りのロングトレイルなども楽しんでいるとのことです。

これまでサロモンは正直「走る人の靴」っていう印象が強くて、これまで選択肢に入ってこなかったんです。でも実際に履いてみて、そのイメージはガラッと変わりました。

舗装路からザレ場、岩場、ぬかるみまで、どんな場所でもしっかりグリップして、驚くほど安定して歩けました。特に印象的だったのがソール。舗装路では柔らかくて前に進みやすく、岩場ではしっかり踏ん張れる。不思議なくらい万能でした。

岩場でも舗装路でも滑らないのが本当に不思議でした(峰尾大岳さん)

あとは、「クイックレース」のおかげで、靴紐を引くだけでピタッと締まるのが本当に楽で、こまめに緩めたり締めたりできるのもグッド。足全体を包み込むようなフィット感があって、ロングトレイルでも足が疲れにくい。インソールの形状も独特で、足裏の痛みも出づらかったです。

靴ひもを結ぶ必要がなく、瞬時に調節可能なクイックレースは、サロモン独自の機能

ガイドという仕事柄、一日に何度も山に登ったり下りたりすることがあるんですが、X ULTRA 5は「一足で街から山へ、そして街に戻ってこられる」存在です。軽くて、でも頼りないわけじゃない。走ってもブレないサポート性があるのもありがたいですね。

実際、礼文島のロングトレイルを34km歩いたときも、一般的な登山靴なら痛くなりがちな足裏がまったく平気で、これは本当にすごいと思いました。次はこのX ULTRA 5で、日本アルプスにも挑戦したいと思っています。

足首のねじれを防ぐ「アドバンスドシャーシ」とは

実際の山でX ULTRA 5を履いてみた4名のユーザーモニターさん。使用する中で感じた疑問をサロモンのマーケティング担当・鰐渕航さんに聞いてみました!

Q:アドバンスドシャーシって、どういう効果があるんですか?

鰐渕さん:サロモンの「アドバンスドシャーシ」は、足の中央からかかと寄りをコの字型に支えるプレート構造で、下りで起こりやすい足首のねじれや捻挫を防ぐために開発されました。横方向のブレには強く、縦方向の屈曲は妨げないため、自然な足運びができるのが特長です。

上の図の緑色の部分が、捻挫などを防いでくれる「アドバンスドシャーシ」

また、靴紐を締めることで、足の甲を包み込むように設計された「アクティブサポート」のフィット感が高まり、ねじれやブレを軽減。登山中でも足がしっかりとホールドされ、疲労やケガのリスクが軽減されます。

履いていると気づきにくい構造ですが、歩行中に「いつもより足が安定している」と実感するユーザーも多く、快適な歩行を裏で支えてくれるテクノロジーです。

通気性とフィット感の両立「エアロトレック」

続いては、サロモンが6年ぶりにリリースした登山用バックパック「エアロトレック」のユーザーレポートをお届けします!

「エアロトレック」最大の特徴は、独自技術「アドバンスドエアシャーシ」を採用した湾曲フレーム。これによってパックが身体の動きに自然に追従し、高いフィット感を実現しています。

さらに背面はメッシュ構造を採用しており、通気性も抜群。背中との間に空間ができ、蒸れにくく快適な仕上がりです。日帰り登山から短期の小屋泊縦走まで幅広く活躍する革新的なバックパックをYAMAPユーザーさんにモニターしてもらいました。

夏の長距離縦走で背負ってみたい!/haruさん(モニターNo.1)

名前:haruさん(40代・男性)
登山歴:約5年
歩いたフィールド:百々ヶ峰周辺の山(日帰り)、千畳敷〜空木岳縦走(1泊2日)
モニターモデル:30L S/M
岐阜県在住のharuさんは、地元の里山から日本アルプスまで、季節を問わず楽しむ登山者。長時間歩いても快適で、必要な装備をしっかり背負えるバックパックを求めて「エアロトレック」のモニターに応募してくれました。

まず背負った瞬間に、軽いのに驚きました! 1kg切っているのに、このしっかり感。縫製も丁寧で、軽量モデルにありがちな頼りなさはまったく感じなかったですね。

実際に歩き始めると、すぐに背面のメッシュレイヤーがしっかり汗を逃がしてくれているのがわかりました。背中がベタつかないって、夏場の長時間行動では本当に大事。快適さが全然違います。

あと、背中と本体の間にちゃんと空間があるのに、荷物がブレないのがすごい! 最初は「これ、揺れるんじゃない?」って思ったけど、実際は逆。吸いつくようなフィット感で、ペースを上げても全然気にならなかったです。

登りでペースを上げてもパックが背中に吸い付く感じでした(haruさん)

それと、背面とサイドのメッシュポケットが優秀。750mlのボトル、行動食、ウインドシェルまでガンガン入れられて、しかも取り出しやすい。行動中に手を伸ばしてすぐ使えるのって、ストレスが減りますよね。

サイドポケットには、750mlのウォーターボトルもラクラク入れられる

これだけの機能が詰まっている30Lバックパックで、アンダー2万。信じられないほどコスパが高いです。軽くて、快適で、使いやすい。今の自分の山歩きには、ベストな相棒になってくれそうです。

軽さは背中じゃなく、腰で感じる/Yamazuki Nanoさん(モニターNo.2)

名前:Yamazuki Nanoさん(50代・女性)
登山歴:約3年
歩いたフィールド:富士山五合目(日帰り)、甲武信ヶ岳(山小屋泊)、滝子山(日帰り)
モニターモデル:28L S/M
登山歴3年目のNANO YAMAZUKIさん。「山に行けるだけでうれしい!」と話すほど、登山そのものが新鮮で楽しくて仕方ないと言います。そんな中で出会ったエアロトレックは、「とにかく軽くて、腰でしっかり支えられる安心感がすごかった」とのこと。

これまでは、肩で背負うタイプの軽量バックパックを使ってたんですけど、荷物を入れると肩にどんどん負担がかかってきて……結局、手放しちゃったんですよね。

でも、このエアロトレックは違いました。太めのウエストベルトがしっかり荷重を受け止めてくれるから、ほんとに『あれ?今荷物入ってたっけ?』って思うくらい軽く感じました。

太めのウエストベルトがしっかりと荷重を支えてくれる

背中への接地面が少ないメッシュ構造になってるおかげで、通気性がめちゃくちゃいいんです。背負っているのに汗でびしょびしょにならないことが、こんなに快適だとは予想以上でした。

背中がメッシュになっているので、汗濡れがないのも快適です(NANO YAMAZUKIさん)

試しにそのまま少し走ってみたんですけど、ツェルトや防寒着、ガスまでしっかり入ってるのに、パックがブレないんですよ。軽量パックって走ると不安定なこと多いんですけど、これは安心して走れました。軽さ=快適さって、こういうことなんだなって、エアロトレックに教えられました。

通気性も、安定感も──快適が予想を超えてきた/ゆるふわ院生さん(モニターNo.3)

名前:ゆるふわ院生さん(20代・男性)
登山歴:約2年
歩いたフィールド:樽前山(日帰り)、利尻山
モニターモデル:40L M/L
北海道の山々を中心に登山を楽しむゆるふわ院生さん。これまで使っていたタウンユースのバックパックとの大きな違いとして実感したのは、エアロトレックの「安定感」と「通気性」の両立だったといいます。

重心が高めにあって、腰と背中全体でしっかり背負っている感覚でした。登りでも下りでも荷物が跳ねなくて、重さを感じづらかったですね。ウエストベルトは太めで頼もしい作りなんですけど、動きの邪魔になる感じは全然なくて。むしろ自然と姿勢が伸びて、猫背気味の自分でもラクに上体を保てたのは驚きでした。

パックを背負うと自然といい姿勢で歩けたというゆるふわ院生さん

背中のメッシュ構造による通気性の良さも想像以上でした。風が強い日は、背中にスーッと風が入ってきて、荷物がふわっと持ち上がるような感覚すらあったんです。正直、通気性を優先するとその分、安定感が犠牲になるんじゃないかと思っていましたが、それは完全な杞憂でしたね。これは実際に使ってみないとわからない、予想外の快適さでした。

ここに食料と着替えを追加しました。寝袋はとても嵩張りましたが、問題なく収納できました(ゆるふわ院生さん)

このフィット感と通気性の両立、ちょっと感動モノです。正直、ここまで快適だとは思ってなかったです。

背負いすぎに気づかせてくれた小さな相棒/ねおばたーろーるさん(モニターNo.4)

名前:ねおばたーろーるさん(30代・女性)
登山歴:約5年
歩いたフィールド:飯縄山(日帰り)、車坂峠〜篭ノ塔山〜池の平湿原(日帰り)
モニターモデル:18L S/M
夢は表銀座縦走というねおばたーろーるさんは、マイペースで日帰り登山を中心に山を楽しんでいます。今回は、インスタでエアロトレックが新発売というニュースを見て、モニターに応募してくれました。

このサイズ感、ちょうどいい!って思ったのが、エアロトレック18Lの第一印象。

でも、魅力はそれだけじゃありません。サロモンならではの立体的なフィット感や背負いやすさがとにかく素晴らしく、18Lという容量でも驚くほど快適。これまでは28Lのザックに、大袋のお菓子とか、パンパンになったスナック、箱のままのビスケットまで、ぜんぶ詰め込んでました(笑)。

マリンブルーのカラーもとても気に入っています(ねおばたーろーるさん)

でもエアロトレック18Lに変えてから、「本当に必要なものって何だろう?」と自然と考えるようになり、装備を厳選する意識が身につきました。

容量がコンパクトな分、荷物も軽くなる。しかも、軽さだけでなく背面のフレーム構造がしっかりしているから、重さのバランスが絶妙で、長時間歩いても疲れにくい。身軽に、快適に、そして楽しく歩ける──そんな理想のザックが、エアロトレックでした。

エアロトレックとお天気のおかげで、サクサク快適に歩けました!(ねおばたーろーるさん)

エアロトレックを使ってみて、山行の内容に合わせてパックも使い分けるべきだなって思うようになりました。今日はヘビーにお菓子詰めたいなって日もあるし、サクサク歩きたいライトな日もある。そういう使い分けの視点をくれたバックパックですね。

軽快で快適を叶えるサロモンの登山ギア

サロモンのシューズとバックパックは、登山の楽しさを支える心強いギアです。ハードな地形も長時間の行動も、自分らしく前向きに歩ける──そんな体験をモニターレポートから感じていただけたのではないでしょうか?

今回ご紹介したモデルの詳細や開発背景については、下記のYAMAPマガジンの記事でも詳しく紹介しています。気になった方は、ぜひチェックしてみてください!

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原稿:大関直樹
協力:アメアスポーツジャパン(SALOMON)

大関直樹

フリーライター

大関直樹

フリーライター

小中学校はボーイスカウト、高校はワンダーフォゲル部で自然に親しむ。好きなものは、タバコとお酒と競輪。最近は、山頂で一服すると周りの目が厳しいので肩身が狭いのが悩み。「みなさんが山で嫌な思いをしないように風下でこっそり吸いますので、許してください」