日暮れ後や悪天候時の山中は、想像以上に暗く、視界がきかなくなります。そんな「別世界」を体験したYAMAPユーザーの、遭難体験(日没・暗闇編)を紹介します。
2021.03.04
YAMAP MAGAZINE 編集部
九重・大船山登山にて。下山が遅くなり、登山口まで後300メー トル位の地点にある深い森で、恐怖を味わいました。真っ暗な中、ヘッドライトと目視では何も見えず、平行感覚を失い、歩行すらできず、足裏に感じる道の感覚とYAMAPの地図を頼りに、辛うじて下山することができました。
2泊3日の縦走登山(瑞牆山~金峰山~甲武信ヶ岳)をした際に、2日目の金峰山から雪と風で天候が悪化。3日目は予定を大幅に早めて、日が明ける前に出発しました。暗闇の中、また台風の影響で倒れた大木をいくつも越えていく中、轍も分かりづらくなり、国師のタルで何度か迷いそうになりました。その度にYAMAPで現在地と予定ルートを確認。なんとか、無事に登りきれました。
会社の同僚に誘われて霧島連山の韓国岳から天の川の写真を撮りに行った時のことです。 韓国岳は何度も登っていますが、初めての新しい登山道(えびの高原から韓国岳への登山道は、麓の硫黄山の噴火で新しい登山道が整備されていました)、初めての夜間登山と、私にとって初めて尽くしの登山でした。
韓国岳山頂からの星空、天の川は物凄く綺麗で非常に感動しました。そんな時にトラブルが起こりました。おやつに食べたキャラメルを噛んでいると、奥歯の詰め物が取れてしまったのです。 同僚は他の方々と星空写真撮影に盛り上がってましたので、一人で下山を決意。夜中の2時のことでした。
知った山道とはいえ、ライトを頼りに暗闇の中の下山は足元も良く見えず危険です。目の前には北斗七星、それを横切るように何度か流れ星が出現。よくマンガなんかでありそうな死にフラグですが、とても綺麗だったことを思い出します。
足元がよく見えず何度も転びそうになりましたが、GPSを頼りに進み、なんとか無事に下山。来た時の道も記録されていたので、新しい登山道も迷わずに済みました。
【※】夜間の行動は道迷いの原因になりますので、十分にご注意ください。写真撮影、朝駆け登山等で夜間行動を伴う場合は、予定ルートや現在地の確認を都度行うなどして安全に登山を楽しみましょう。
登山アプリ「YAMAP」を使えば、お手持ちのスマホがGPSに早変わり。山の中(オフライン環境)でも自分の現在地がわかるので、登山中の道迷いを未然に防ぐことができます。
また、YAMAPプレミアムに加入すると、登山者の位置情報をLINEアプリでお知らせする「みまもり機能 LINE通知」を使うことも。家で待つ家族の安心につながるだけでなく、万が一、遭難してしまったときの捜索の手がかりにもなり、遭難救助に役立ちます。
登山中の「道迷い遭難」防止は、YAMAPプレミアムで。各種機能をフル活用し、ぜひ安心安全に登山をお楽しみください。
万が一に備えて加入しておくと安心なのが、遭難救助費用を補償してくれる登山保険。YAMAPグループの「外あそびレジャー保険」は、高額になりがちなレスキュー費用やケガの補償など、登山の万が一に備えられる「登山者のための保険」です。
面倒な手続きも必要なく、スマホだけで簡単に申し込みOK。お支払い確認後すぐに補償がスタートする手軽さも魅力。低山・高山問わず、頻繁に山に行く方にぜひおすすめしたい「登山・アウトドアを楽しむ人のための保険」です。
トップ画像:podoryさんの活動日記より