「圧倒的な自然の中で自分の悩みの小ささに気がつく」山好きさんインタビュー|佐竹彩さん

山が好き、登山が好き。そんな山や自然を愛する人々の、等身大の言葉と山を楽しむ姿をお届けします。

2021.05.07

YAMAP MAGAZINE 編集部

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圧倒的な自然の中で自分の悩みの小ささに気がつくと、つい嬉しくなっちゃいます。

BEAMSでPRESSを務める佐竹さん。

神社にある御神木のような、生命力を感じさせる大木が好きで、屋久島に行ったことをきっかけに登山にハマったという。山に登り始めてからは土日の過ごし方も積極的になり、仕事にも良い意味で返ってきているとのこと。

社内では「山の佐竹」というあだ名もつき始めたとか。。。

そんなお洒落な山レディ、佐竹さんに迫ってみる。

人混みが苦手です。都会には都会の良さがあるけれど、ずっとそこにいるとなんか調子が出ない。。。その状態からリフレッシュすることも兼ねて山には来ています。

登山をする前、休みは寝たり、友達と会って話すばかりでした。それはそれでいいんですけど、ちゃんと休めていたかと言われると微妙でした。今は山に行って疲れてるはずなのに、心はスッキリしている感じがします。積極的休養!

山もそうだけど、自然って圧倒的に敵わないですよね。そういう存在を前にすると、心が裸になります。

人間社会には仕事があるけど、ここではただの自分。ただのホモ・サピエンス。

自分の悩みとかどうでもよくなるというか、悩みの小ささに気づいて嬉しくなります。

こういう感覚を味わうことも、私の山の醍醐味です。

母親から「人は物理的に前に進んでいると、前向きに考えられる」と教えられて、山に登る前はネガティブな時にランニングをするようにしていました。それが今は登山になっていると思います。

登山には車で行くのが好きです。車中からだんだんと近づいてくる山をみるのが好きですし、一緒に登る人たちと「あの山はなんだ?」とか言い合っている時間も楽しいです。そこから登山は始まってます!

「好きな山はどこ?」と言われると、「どの・いつの山もみんないい」と言いたいです。

季節や天気やコースはもちろん、そこで会う人とか、自分のコンディションとか、毎回まったく違う山行になるんです。

だから、一回だけ登って「この山は〇〇」とは言いたくない。マイナスな印象だったらなおさら。

かわいそうだから、もう一回行ってあげたくなります。

佐竹彩さんが登った山は、群馬県・赤城山

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。