英彦山巡礼路デジタルバッジキャンペーン|今年は対象の山もプレゼントも刷新

2023年以来、秋の定番として好評を博している「英彦山巡礼路キャンペーン」。今年の開催を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか?

4年目を迎える今年は、その舞台を「春峰(宝満山〜英彦山)」から「秋峰(皿倉山〜英彦山)」に刷新。福岡県下でも人気の皿倉山・福智山・岩石山・英彦山中岳をバッジ獲得ポイントに設定しました。

さらに条件達成者へのプレゼントもリニューアル。英彦山巡礼路のモチーフを現代風にアレンジした素敵な手ぬぐいをご用意しています。今回のキャンペーン用に作られた限定500枚の特別仕様です。

開催期間は2026年9月14日(月)〜12月7日(月)。晩夏から錦秋、初冬に移ろう日本三大修験の聖地を、ぜひご堪能ください!

2026.09.14

YAMAP MAGAZINE 編集部

INDEX

日本屈指の修験の道「英彦山巡礼路 秋峰ルート」とは?

皆さんは『修験道』と聞いて、どのようなイメージを抱くでしょうか? 「難しそう」「危なそう」「仏教や神道と何が違うの?」など、なかなかとっつきにくい印象を抱かれる方も多いかもしれません。

『修験道』は、かつて日本人にとって非常に身近な存在であり、全国各地に根付いていた文化でした。

山を聖なる場所と捉え、その中で心身を鍛えることで悟りを得ようとする修験者たちが日本各地で活躍し、民衆から尊敬を集めていたのです。

現代においても、天狗伝説や役行者伝説が伝えられていたり、かつて修験者たちが作っていた薬が伝統的な和薬として伝えられていたりなど、その痕跡はひっそりと私たちの身近に息づいています。

英彦山神宮にある天狗像。日本八天狗に数えられる「豊前坊」の姿を今に伝える

何よりも「自然に対して畏れや尊敬の念を抱き、その中に身を置くことで力を得る」という考え方そのものが、日々山に親しんでいる私たち登山者にとっては非常に共感できるものです。

そして、そんな修験の行場として「日本三大修験の聖地」にも数えられたのが福岡県添田町と大分県中津市の県境に位置する霊峰「英彦山」。

英彦山神宮奉幣殿

かつて英彦山へと続く峰入道は、多くの修験者が「偽死再生(偽りの死と再生)」繰り返し、生まれ変わりの修行のために歩いた道でした。彼らはこの道を「修行の道場」として生まれ変わることで自ら即身仏となり、様々な功徳で民衆を救ったと伝えられています。

今回のキャンペーンの舞台となる「英彦山巡礼路 秋峰」も、その伝統が残る道のひとつ。修験者たちが歩いた北九州市の皿倉山〜添田町の英彦山神宮の間に伸びる峰入道をベースに、九州自然歩道も活用することで、多くの方に安心して修験の文化に触れていただけるコース設定になっています。

山頂バッジ獲得ポイントは福岡県でも人気の4座

今回のキャンペーンでは、英彦山巡礼路 秋峰ルート上にある「皿倉山」「福智山」「岩石山」山頂と、英彦山神宮上宮が鎮座する「中岳(英彦山)」山頂をバッジ獲得ポイントとしています。

なお、キャンペーン期間中(2026年9月14日〜12月7日)は、各ランドマークが含まれた登山地図のダウンロード制限を解除し、無料ユーザーの方でも月1枚を超えてダウンロードできるようにしていますので、ぜひ挑戦してください!

もちろん、すべての行程を一気に歩き通す必要はありません。ご予定に合わせて、何回かの登山に分けてキャンペーンをお楽しみください。

それでは、バッジの詳細と獲得ポイントを具体的に紹介していきましょう。

対象ランドマークの詳細

皿倉山_英彦山巡礼路秋峰2026バッジ

獲得ポイント:皿倉山山頂(北九州市・622m)
対象地図:皿倉山・花尾山・帆柱山

ケータさんの活動日記より

山頂から望む北九州の街並みは、日本三大夜景の一つにも数えられる絶景。山頂まではケーブルカーも開通しているので、普通の登山はもちろん、往路は登山をして夜景を鑑賞した後、ケーブルカーでの下山も可能です。

福智山_英彦山巡礼路秋峰2026バッジ


獲得ポイント:福智山山頂(福智町/北九州市/直方市・901m)
対象地図:福智山・尺岳・雲取山

草もちさんの活動日記より

山麓には美しい滝もあり、中腹には豊かな照葉樹林が広がります。山頂付近は開けた笹原となっており、脊振山系・英彦山・周防灘・玄界灘まで見通せる360度の大パノラマ。山頂の大岩は、迫力ある眺望を背景に写真が撮れる登山者に人気のフォトスポットです。

岩石山_英彦山巡礼路秋峰2026バッジ


獲得ポイント:岩石山山頂(赤村/添田町・454m)
対象地図:岩石山(岩石城)

みちさんの活動日記より

奇岩・巨岩が乱立する低山。秋には真っ赤なドウダンツツジのトンネルが楽しめます。山中には岩石不動明王など、修験者たちの修行の痕跡も点在。中腹にある「落ちない岩」では、落ちそうで落ちない巨岩の下をくぐるスリリングな体験ができます。

中岳(英彦山)_英彦山巡礼路秋峰2026バッジ


獲得ポイント:中岳(英彦山)山頂(添田町/中津市・1,188m)
対象地図:英彦山

おいめんさんの活動日記より

英彦山神宮の上宮が鎮座する名峰。2022年8月〜2025年11月末まで上宮再建のために山頂付近への立ち入りが禁止されていましたが、2025年12月の完成に伴い、解禁されました。英彦山修験道の核心部とも言える聖山であり、「日本百景」「日本二百名山」にも選ばれています。

今回のキャンペーンでは、上記の山頂を一筆につなぐロングトレイル地図「英彦山巡礼路秋峰」の登山地図も、ダウンロード制限を解除しています。「秋峰をスルーハイクしてみたい」という方はこちらをご活用ください!

3つ以上の山頂バッジ獲得でコンプリートバッジ&限定手ぬぐいがもらえる

上記でご紹介した4つの山頂バッジのうち、3つ以上を獲得した方には、YAMAPアプリ上で「参拝成就_英彦山巡礼路秋峰2026バッジ」を自動付与します。秋峰巡礼の思い出にしてください!

また、「英彦山巡礼路秋峰 参拝成就バッジ2026」を獲得した方は、英彦山神宮への参拝をお忘れなく!英彦山神宮内の引き換え施設で、「英彦山巡礼路秋峰 参拝成就バッジ」を提示した先着500名様には、今回のキャンペーンのためだけに作られた限定手ぬぐいを授与しています。

手ぬぐいはなくなり次第終了となりますので、お早めの受け取りをおすすめします。

※手ぬぐいの受け渡しは、1ユーザー様につき1点とさせていただいております。そのため手ぬぐいをお渡しする際には、ユーザーID等を控えさせていただく場合がございます。不正な複数取得防止にご協力ください

英彦山の歴史にちなんだ3羽の鷹をモチーフにしたロゴマークと、英彦山巡礼路の文字を現代風なカラーリングで大胆にあしらった限定の逸品。※写真はイメージです。染めの工程によって、発色等に違いが出ることがあります

オリジナル手ぬぐい引き換え施設 住所
英彦山神宮(下津宮横の事務所)
※下津宮横の事務所が無人の場合は、奉幣殿前の社務所にお声がけください
福岡県田川郡添田町英彦山1
※奉幣殿から108段の石段を登る

写真奥の事務所が「限定手ぬぐい」引き換え施設

英彦山神宮・中岳付近の立ち寄りスポット

ここからは英彦山中岳登頂・英彦山神宮参拝に合わせて立ち寄りたい、英彦山周辺のおすすめスポットを紹介します。修験の文化に触れられる建造物や名湯、雰囲気ある参道など、山旅をより豊かにしてくれる名スポットばかりです!

スポット1|国の重要文化財にも指定される「英彦山神宮奉幣殿」

英彦山神宮の中心的建造物。元和2年(1616年)小倉藩主細川越中守忠興が再建した英彦山霊仙寺の大講堂であったものです。国の重要文化財にも指定されており、多くの参拝客が訪れます。

奉幣殿の裏手にはカフェ『三鷹庵』があり、美味しいコーヒーがいただけるので、ほっと一息つくのにもおすすめです(不定期営業)。

スポット2|大迫力の護摩焚き行が見学できる「英彦山神宮下津宮」

英彦山十二所権現を祀り、英彦山修験の拠点となっているお社。第一日曜日に護摩焚き行、第四日曜日に経読行が行われています。実は参加無料・入退室自由で見学が可能です。

太鼓の音と錫杖(しゃくじょう)の音が鳴り響く中、護摩木が次々と火にくべられ、迫力のある祈祷が行われる護摩行。英彦山巡礼路を歩いた旅の締めくくりとして、ぜひご参加ください。

2026年内の護摩焚き・経読実施日
護摩焚き(第一日曜日) 10/4・11/1・12/6
経読(第四日曜日) 9/27・10/25・11/22・12/27

※護摩焚き・経読共に、11時から1時間ほど開催予定。ただし都合により日程変更する可能性がございます

スポット3|趣ある石段が美しい「英彦山神宮 参道」

英彦山神宮の参道沿いは、かつて「英彦山三千・八百坊(英彦山には三千人の修験者がおり、八百の坊がある)」ともうたわれ、隆盛を極めました。立派な参道には、修験者たちの修行拠点であった宿坊跡も残っており、当時を偲ぶことができます。

参道中程には趣がある2軒のお土産屋さんがあり、参拝者に杖を貸し出し、お茶を振る舞っています。親切な店主との会話も旅の思い出になるはずです。

スポット4|美肌の湯としても人気の立ち寄り湯「ひこさんホテル 和」

銅の鳥居から車で5分の場所にある「ひこさんホテル 和(なごみ)」は、英彦山から下山した登山者におすすめの立ち寄り湯スポット。泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で「美肌の湯」としても知られる名湯です(日帰り入浴受付時間11:00〜16:00/大人:700円・小学生:500円・幼児:400円)。

宿泊時の夕食は、添田町産の山の幸、福岡県産の海の幸をふんだんに使った懐石料理。日程に余裕があればぜひ宿泊をおすすめします。

英彦山修験道の歴史に迫る

ここまで記事を読み、英彦山の修験文化について興味を抱かれた方も多いかと思います。

そんなみなさんに向けて、記事の締めくくりでは、「英彦山修験道とは、どのような歴史を持つ文化なのか?」 改めてご紹介します。

そもそも英彦山修験道の誕生は非常に古く、およそ1,500年前に中国から来た僧「善正上人」が、この山を聖地としたと伝わっています。

以来、英彦山と周辺の峰々は、修験者たちの行場として栄え、出羽三山(山形県)、大峰山(奈良県)と並ぶ日本三大修験の聖地にも数えられてきました。かつて山内には多くの修験者たちが暮らし、江戸時代には、九州一円に42万戸の檀家を擁していたそうです。

英彦山の中腹に位置する大南神社。ふきさんの活動日記より

今も英彦山の山中には往時の面影が色濃く残っており、修験者たちが修行を積んだ窟(いわや)や社(やしろ)を目にすることができます。

そして、英彦山山伏(修験者)が、「春峰」「花供峯」「秋峰」という3季の修行のために通った道が峰入道。今回のキャンペーンの舞台となる「英彦山巡礼路 秋峰ルート」は、その峰入道のひとつ「秋峰」をベースにしたルートです。

しかし、修験道は明治の神仏分離令(1868年)・修験道廃止令(1872年)により、全国的に壊滅的な衰退を迎えてしまいます。英彦山においても影響は大きく、文化の担い手であった修験者の多くが廃業に追い込まれてしまったのです。

それから150年あまりの月日が流れた現代。このまま歴史の中に埋もれてしまうかと思われた英彦山修験道にある契機が訪れます。

それが、高千穂有昭禰宜による英彦山修験道復興への取り組みです。

雪の英彦山南岳で祈りを捧げる様子。法螺貝を吹いているのが高千穂有昭禰宜

高千穂有昭禰宜は、先輩修験者から教えを乞い、天台宗寺院での修行を経て、修験者となった人物。さらに英彦山神宮内に残る様々な資料を調べ、自らも峰入行などを続けながら、英彦山修験道の復興を進めておられます。

2021年からは、福岡県観光連盟とYAMAPが英彦山神宮の取り組みと歩調を合わせ、修行道を活かしたロングトレイルの開発に取り組んでおり、実は今回のキャンペーンもその一環です。

ひとりでも多くの方に、巡礼路を歩いてもらい、そして身をもって英彦山修験の奥深さを身をもって体験してもらう。それこそが、この希少な文化を次の世代に繋いでいくために大切なことだと私たちは考えています。

ぜひこの秋は、英彦山巡礼路を歩いて、奥深い修験の文化を体験してみてください。皆さんのご参加、お待ちしています。

英彦山神宮の山道に沈む夕陽。1年間の中で数日だけ、参道には美しい光の道が出現する

■ キャンペーン参加の注意事項

・キャンペーン対象の山であっても、安全が保証されているものではありません。天候の急変、野生動物の出没、登山道の状況その他自然環境に伴う危険があるため、参加者ご自身において、事前に最新の気象情報、登山道情報及び通行規制情報、野生動物の情報等を確認し、必要な装備を整えたうえで、無理のない計画でご参加ください。

・危険を感じる場合には、入山を見合わせ、又は途中で引き返してください。

・安全管理上の必要がある場合には、予告なく対象山の変更又はキャンペーンの全部若しくは一部の中止を行う場合があります。

■ 限定手ぬぐいについて

限定手ぬぐいのお渡しは、獲得条件を達成された方1名について1枚限りとなります。また先着500名限定であるため、なくなり次第手ぬぐいの配布は終了となります。あらかじめご了承ください

■ その他

この件に関する連絡はYAMAP企画室までお願いいたします。アカウントにメッセージをお送りください。

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。