栄養バランスがよく、持ち運びに便利なので登山の行動食として人気の「亀田の柿の種」。その魅力を伝えるために今夏に行われた「亀田の柿の種 活動日記キャンペーン」では、約8,000件もの投稿をいただきました。
キャンペーンには、登山に「亀田の柿の種」を必ず持参するというプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんも協力。この記事では陽希さんが行動食として「亀田の柿の種」を持っていく理由を伺いました。さらに、キャンペーンに参加してくれたユーザーさんそれぞれの「亀田の柿の種」の楽しみ方もご紹介します。
2024.11.16
大関直樹
フリーライター
―陽希さんは、行動食として「亀田の柿の種」を愛用していることで知られていますが、そのきっかけは何だったのですか?
17年前、アドベンチャーレースのチームメイトだった田中正人さんに「行動食には柿の種がいいよ」って教えていただいたんですよ。それ以来レース前になるとチームで20kgほどまとめて購入していました。ペットボトルに詰めて持っていくのですが、だいたい1日に2本分を食べるようにしていましたね。
―ペットボトルに詰め替えるのは、何か理由があるのですか?
まずは、カロリーを計算しやすいことですね。ペットボトル1本だと、約1,000kcal分の柿の種を入れられるんです。私の場合、レースに出場したり山に登るときは、1日の摂取カロリーを冬なら6,000kcal、夏なら4,000kcalと決めています。そのうち行動食で2,000kcalを食べるので、ペットボトル2本でちょうどなんです。
行動中に食べるときも、自分の好きな量だけをサッと口に入れることができます。以前、ペットボトルに入れないで柿の種を持っていき、開封して2~3口食べた残りをポシェットに入れておいたんですが、汗や雨の湿気でドロドロになってしまいました…。そのときペットボトルが必要だと痛感しましたね。
-なるほど! 陽希さんの登山スタイルだと詰め替えた方が便利ですね。
ほかにも、持ち運ぶときは、個包装をボトルに詰め替えるとコンパクトになって、ザックの容量を圧迫しないというメリットもあります。また、ペットボトルには気密性があるので、柿の種が湿気を含むのも防いでくれるんです。
―ところで、陽希さんは行動食を食べるタイミングって決まっていますか?
空腹を感じる前に食べるようにしています。水の補給と同じですね。食べ物が消化されてエネルギーになるまでには、ある程度の時間がかかります。お腹が空いてから食べるのでは、ハンガーノック(長時間にわたる行動中に発生する低血糖状態)になってしまう危険があるので、行動食はザックの中ではなくサイドポケットなど取り出しやすいところに入れておき、こまめに食べるように心がけています。
―「亀田の柿の種」が、行動食として優れているのは、どんな点でしょうか?
カロリーを効率的に摂取できることに加えて、栄養バランスがとれている点ですね。一般的にProtein(タンパク質)、Fat(脂質)、Carbohydrate(炭水化物)の理想バランスは、「P 15%、F 25%、C 60%」と言われていますが、柿の種は「P13%、F15%、C72%」と、ほぼそれに近いんですよ。
あとは、やはり美味しいということじゃないでしょうか。日本人なら誰もが馴染みのあるあの塩辛さは、疲れたカラダに染みますね。レース中にメンバーの誰かが柿の種を食べると匂いがしてきて、それに誘われてみんなで食べるということもよくありました(笑)。
―陽希さんのおすすめのフレーバーは?
わさび味が気に入っています。最初はツーンとして辛いなと思ったのですが、レース中に飽きずに食べ続けられたのがわさび味でした。
僕はピーナッツも好きなので、別に買ってきてプラスしたり、チョコレートを入れて、自分好みの味にアレンジできるのも楽しいですね。本当に理想的な行動食だと思います。
-陽希さんにとって「亀田の柿の種」とは、どんな存在なのでしょうか?
アドベンチャーレースや登山の行動食として、柿の種は欠かすことができない存在です。子どもの頃から食べ慣れている味なので、安心感があります。これからもずっと食べ続けていきたいですね。
-陽希さんはアドベンチャーレーサーとしての活動のほかに、グレートトラバースとして国内の501座を踏破されました。そこで何か感じたことはありますか?
NHKの番組でグレートトラバースが放映されたことで、山に登ると色々な方から声をかけていただけるのは、本当に嬉しい限りです。しかし、私の中でのチャレンジは501座に登ったことで終わったわけではありません。まだまだ、挑戦者として前を向いて進んでいかなくてはいけないと思っています。
-今後の活動として計画しているものはあるのでしょうか?
今年の7月に、18年間所属したチームイーストウィンドを脱退したことで、アドベンチャーレーサーとして自分の中でひと区切りがつきました。今は、具体的にこれに挑戦しようというものはありません。しかし、気持ちを切り替えて、挑戦者・田中陽希として新たな人生にチャレンジしていきたいと思っています。
***
今回のキャンペーンに寄せられたユーザーさんからの投稿はなんと約8,000件! その中から、5名のユーザーさんに「あなたの亀田の柿の種の楽しみ方」を聞いてみました。
受賞作品①:親子登山で「亀田の柿の種」デビュー!
受賞ユーザー名:ケロくんさん
8歳と5歳のお子さんと一緒に、山梨百名山を中心に親子登山を楽しんでいるケロくんさん。9月に涼しくなったこともあり、近場の山にトレーニングハイキングに出かけました。そこで、お子さんたちは「亀田の柿の種」デビューをしたとのことです。
―お子さんと一緒に山を楽しむ秘訣を教えてください。
ケロくんさん:子どもが不安にならないように山頂までの地図を紙に描いて渡します。そのときに「登り下りにかかる時間はアニメ何回分くらいだよ〜」とか、「ここにはこんなお花が咲いているから、探してみようね!」と話しかけながら、子どもたちにメモしてもらうんです。事前にそのような情報を伝えておくと、親子登山がより楽しくなりますね。
―初めて柿の種を食べたお子さんの反応はいかがでしたか?
とても気に入ったみたいで、食べ過ぎないようにストップをかけても、「あとちょっと!」って大合唱でした(笑)。梅味が特に好きだったようなので、今回いただいたコラボボトルに入れて、次回の親子登山にも持って行きたいです!
受賞作品②:登山歴25年!同世代の仲間とともに中央アルプスへ
受賞ユーザー名:神戸の亀さん
登山歴25年で、関西地方を中心に山を歩いているという神戸の亀さん。眺望が素晴らしく、ロープウェイを使うと体力的にも無理なく登れるという理由で、中央アルプスの木曽駒ヶ岳(2,956m)へ。同年代3人での登山は、天気にも恵まれて、とても楽しかったようです。
―お年を重ねても元気に登山を続けていらっしゃいますね!
神戸の亀さん:はい、家の近くに七兵衛山(462m)という山があるのですが、週に2~3回は午後からソロで登っています。山頂でコーヒーを飲んで、「亀田の柿の種」を食べるのが楽しみなんです。山頂で会った初対面の方に柿の種をお裾分けし、仲良くなるのも登山ならではですね。
―確かに、柿の種は簡単にシェアできますよね。
そうなんです。1袋の中に個包装が6個入っているので、グループで山へ行く時もみんなに配りやすくて重宝しています。
柿の種はコーヒーにもお茶にも合うので、食後のお茶受けに最高です。山でも里でも柿の種があると、食べることも話も止まらないです(笑)。楽しい時間を過ごすためには柿の種が必携ですね。
受賞作品③:夏休みの思い出に「亀田の柿の種」オリジナルレシピ
受賞ユーザー名:AKIRAさん
3歳から山に登り始めたというAKIRAさんの息子さんも、今年の夏には小学1年生になりました。「火山や火山跡に行きたい!」という本人の希望と、「そろそろ森林限界の稜線を歩かせてあげたい」というAKIRAさんの想いをかなえるために選んだ山は、八ヶ岳連峰の硫黄岳(2,760m)でした。
―息子さんとの硫黄岳はいかがでしたか?
AKIRAさん:息子は念願の火山に登れて、火山岩にも触ることができて楽しかったようです。途中のオーレン小屋で休憩したのですが、「亀田の柿の種」を入れたトマトパエリアを作ってみました。特別感のあるご飯に、息子は大喜びでしたよ!
―柿の種入りのパエリアって気になりますね、どのように作ったのでしょうか?
はい、すごく手軽なのに美味しいので、おすすめですよ!
【材料】
①アルファ米 1パック
②パスタソース 1人前
③水100cc
④柿の種 小袋1パック
①②③を混ぜて火にかけ、水気が少なくなってきたら火を止めます。そこに柿の種の個包装を1袋入れて混ぜて数分間、待つだけ。中に入っているピーナッツが、アクセントになって良い仕事をしてくれます(笑)。
―柿の種のアレンジレシピを色々と楽しまれているんですね。ほかにもありますか?
山でパスタを茹でたら、茹で汁を捨てるのはマナー違反ですよね。そこで茹で汁に鶏ガラスープの素を溶かして、柿の種を入れます。すると、パスタにぴったりのサイドメニュー「柿の種」スープが完成します!
亀田製菓公式のオリジナルレシピはこちら
受賞作品④:キャンペーンをきっかけに行動食の選び方を意識するように…
受賞ユーザー名:山登りょうすけさん
山登りょうすけさんは、昨年友達に誘われてくじゅう連山に登った事がきっかけで登山の虜に。今度は、自分が登山未経験の友だちを誘って、一番好きだという韓国岳(1,700m)に登ろうと計画をしたそう。YAMAPの記事を読んで、柿の種が行動食に最適だと思い、地元のスーパーに買いに行ったそうです。
―韓国岳の魅力とは?
山登りょうすけさん:登山口から見える星空は、今まで見たどんな星空よりも綺麗で素晴らしかったです!
頂上からは開聞岳(924m)や桜島(1,117m)の山容、新燃岳(1,421m)の火口といった絶景が楽しめますし、途中の大浪池周辺では草花なども楽しめるところが魅力ですね。
―柿の種を初めて行動食に選んだ感想は、いかがでしょうか?
事前にボトルに入れておくとゴミも出ないですし、何よりも柿の種の美味しさを再確認しました。友人にもYAMAP MAGAZINEの記事にあった「行動食として柿の種が優れている理由」を説明しながらシェアしたところ、「行動食って、そこまで考えて選ぶものなんだ」と驚かれました。
今回のキャンペーンをきっかけに行動食について自分自身で考えたり、他の人がどんな行動食を選んでいるのか意識するようになったので、登山に対する視野が広がったと思います。
受賞作品⑤:グループトレランのお楽しみにいろんな味を食べ比べ
受賞ユーザー名:たくさん
たくさんは、「富士山麓トレイルラン」に参加する仲間と練習のために南高尾のセブンサミッツ(南高尾山稜コース)へ。7人のメンバー中、大会初参加者が5人いたので、写真のようなチェーンソーアートの龍や温泉、下山後の飲食も楽しめる高尾山を選んだとのことです。
―仲間と一緒にトレランを楽しんでいらっしゃるんですね!
たくさん:はい、南高尾で足慣らしができたおかげで、「富士山麓トレイルラン」の本番では、全員が無事に完走できました。
―亀田の柿の種は、トレランの行動食としていかがでしょうか?
カロリーが高いので、エネルギー源として最適だと思います。軽量・コンパクトなので持ち運びにも便利なので重宝していますね。噛むことでしっかりと歯応えを楽しめて、元気が出てくる点も気に入っています。
―トレラン仲間のみなさんも柿の種をよく食べているのでしょうか?
今回のキャンペーンに参加することを事前にメンバーに呼びかけていたところ、九州限定柚子胡椒味、新潟限定南蛮えび味、クラフトミックスなど、知らなかった柿の種がたくさん集まりました。それを話のタネにしながら、チームの絆が深まったのも、楽しかったです。
***
適度なカロリーがあって、ピーナツとの組み合わせで腹持ちがいい「亀田の柿の種」は、登山の行動食に最適。しかも、1個包装当り約30gと軽量なので、山行中でも持ち運びの邪魔になりません。お馴染みのプレーン味をはじめ、わさび味や梅しそ味、地域や期間限定品など、様々なフレーバーを日本全国の山の近くのスーパーやコンビニで購入できます。
その日の気分や好みで、お好きなフレーバーを楽しく選んでみてくださいね!
「亀田の柿の種」公式サイトはこちら
原稿:大関直樹
協力:田中陽希さん、亀田製菓株式会社