【参加者募集】世界遺産・熊野の渓谷で“本物の自然”に出会う!親子で挑む、夏のアウトドアキャンプ1泊2日

陽光に透ける清流、轟く滝の音、全身を包む緑の気配。和歌山県・熊野の奥地にある「百間山渓谷(ひゃっけんざんけいこく)」は、緑豊かな紀伊半島の最奥部にある、まさに“本物のフィールド”。

この夏、百間山渓谷を舞台に開催される「KUMANO KIDS CAMP2025 with YAMAP(一般社団法人 田辺市熊野ツーリズムビューロー主催)」は、親子で参加できる1泊2日のアウトドアキャンププログラムです。YAMAP専属ガイド・ひげ隊長の案内のもと、川遊び、ハイキング、カヌーなど、大自然のなかでしか得られない体験と感動をお届けします。

本記事では、世界遺産の地・熊野の自然が舞台となるこのプログラムの魅力や体験内容を詳しくご紹介。川と森のアクティビティを通じて、親子が“本物の自然”と出会う濃密な2日間をお届けします。

2025.07.08

YAMAP MAGAZINE 編集部

INDEX

“冒険の舞台”は熊野の秘境・百間山渓谷

キャンプの舞台となる「百間山渓谷(ひゃっけんざんけいこく)」は、和歌山県田辺市の山深くにひっそりと佇む、知る人ぞ知る自然の宝庫です。透き通るような沢の流れが静かに山を削り、幾筋もの滝が岩肌を滑り落ちるこの場所は、人の手がほとんど入っておらず、“ありのままの自然”が今も息づいています。

とりわけ素晴らしいのは、その豊かな清流の美しさ。
澄み切った水は冷たく清らかで、
この清流に飛び込んだり、沢を歩いたりするだけで、こころとからだがゆっくりと開かれていくような感覚を味わうことができます。

なぜ、これほどまでに水が美しいのか。その答えは、和歌山が神々の時代から「木の国(紀の国)」と呼ばれてきた歴史にあります。
山々を覆う深い森が、長い時間をかけて雨を蓄え、ろ過しながら水を育ててきたのです。
森があるから水がある。水があるから、命が生まれる。
百間山渓谷は、そんな自然の循環の本質を、直感的に理解することのできる貴重な場所です。

この場所に目をつけたのが、YAMAP専属ガイド・ひげ隊長と、熊野で活動するインタープリターたち。
全国の山や渓谷を見てきた彼らが「ここでしかできない自然体験がある」と太鼓判を押す、“本物のフィールド”なのです。

川と森を堪能する、1泊2日の自然アドベンチャー

KUMANO KIDS CAMPは、小学1年生以上のお子さまと保護者を対象にした1泊2日のアウトドアプログラムです。集合は、南紀白浜空港またはJR紀伊田辺駅。東京や関西圏からのご参加も想定したスケジュールとなっており、現地までは専用のマイクロバスでご案内いたします。

和歌山は、日本の自然信仰や文化の源流ともいえる場所。アクセスが容易とは言えないこの地だからこそ、いまも本物の自然が残されています。日常を離れて、自然と文化が深く交差するこの土地を親子で訪れる旅は、きっと特別な時間になるでしょう。

KUMANO KIDS CAMP2025 with YAMAP プログラム詳細

日時 :
2025年8月23日(土)~8月24日(日) 1泊2日

宿泊場所 :
百間山渓谷キャンプ村(〒646-1321 和歌山県田辺市熊野394番地)

集合 :
南紀白浜空港またはJR紀伊田辺駅
※現地までは貸切マイクロバスで移動します

参加対象 :
小学1年生〜中学3年生とその保護者(定員18名)
※親子でご参加いただくツアーとなります

必要な持ち物は、下記のボタンリンク(PDF)よりご確認いただけます。

そのほかの詳細やプログラムの内容に関するお問い合わせは下記のサイトにてお寄せください。

【1日目】“岩の道”を歩き、川と火とともに過ごす夕暮れ

プログラムのスタートは、吉野熊野国立公園の一角に位置する「ひき岩群(ぐん)」の散策から。長い年月をかけて風雨に削られた奇岩が連なるこのエリアは、熊野の大地がつくり出したダイナミックな景観を間近で感じられる場所です。

大きな岩の間をぬって歩く道は、まるで天然のアスレチックコース。大人も子どもも夢中になって、からだを動かしながら自然とふれあうことができます。

昼食を食べたら、バスで移動して谷野口吊り橋へ。ここでは、澄んだ川に足を入れて遊んだり、生き物を探したりと、思いきり川遊びができる時間を用意しています。初めてのフィールドに戸惑っていた子も、いつの間にか夢中になって水に親しんでいる──そんな場面が、きっとたくさん生まれることでしょう。

夕方には、宿泊地のキャンプ場に到着。宿泊はバンガローですが、夕食はもちろん外でBBQ!親子で火を囲みながら、自然の中で“つくって食べる”という原体験を味わっていただきます。

食後には、熊野をよく知る現地インタープリターによるレクリエーションも予定しています。森の静けさの中で耳を澄ませたり、星を見上げたり──親子で過ごす夜のひとときが、忘れられない思い出になることでしょう。

【2日目】原生林と清流のなかへ。大自然の恵みと、親子の冒険

2日目の朝は、いよいよ百間山渓谷ハイキングへ。苔むした岩、幾筋もの滝、眼前に広がる原生林の森など、百間山渓谷ならではの“本物の自然”を全身に浴びる時間です。

耳を澄ましたり、上を見上げたり、時には足元に目を向けたり。自然に意識を向けることで、鳥の声や川のせせらぎ、木々のざわめきなど、この地に息づく生命の数々を感じることができるはず。五感をフルに使って自然と向き合うこの体験が、子どもだけでなく大人の感性までも刺激します。

午後は、キャンプのクライマックスともいえる親子カヌー体験へ。鏡のように澄んだ水面に、音を立てて漕ぎ出す瞬間。水に浮かび、空を見上げ、森に囲まれる感覚は、日常ではなかなか味わえない特別な体験です。水の国わかやまを代表する豊かな自然の中で、親子の絆を深める時間をじっくり楽しみましょう。

親子で自然と向き合う、かけがえのない経験


自然の中に入ると、子どもたちの表情が少しずつ変わっていきます。このキャンプで大切にしているのは、「正しく学ぶこと」よりも、「感じ取ること」。水に触れ、岩の上を歩き、五感を使って出会ったものに、自分なりの問いを持ち、答えを探していく。

正解は用意されていません。でも、自然と向き合う時間のなかで、子どもたちは自分の頭と体を使いながら、確かに前に進んでいきます。

そしてその様子を、すぐそばで見守れるのが、このキャンプのもうひとつの魅力です。自然の中でこどもが見せる“新しい表情”を、そっと見つけてあげられること。それは、親子で自然を旅するからこそ得られる、かけがえのない時間です。

こどもも大人も安心。経験豊かなスタッフがサポートします

現地でお迎えするのは、自然とのつながりを楽しく育んでくれる最高のインタープリターとスタッフたち。こどもたちが熊野の自然を存分に味わえるよう、万全の準備をしてお待ちしています。

ひげ隊長(前田 央輝)|YAMAP専属ガイド


1972年、鹿児島県生まれ。「YAMAP」専属アウトドアガイド。23歳の時にアメリカ・アラスカのユーコン川の流れる原野を旅し「この自然の素晴らしさを子どもたちにも伝えたい」と子ども自然学校のひげ校長を志す。YouTube「ひげチャンネル」を企画運営する傍ら全国でインタープリター養成講座を開催し「自然の翻訳者」となる次世代ガイドを育てる活動にも力を注ぐ。

YAMAP認定インタープリター|てっちゃん


大阪から和歌山・本宮へ移住。その後体験学習ファシリテーションを主な活動とする「山里舎」を設立。ゲストハウス「シタノイエ」を運営。自身の教員経験を活かし、チームビルディングや八咫烏インタープリターとしても活躍中。自称アソビの王様

YAMAP認定インタープリター|山ちゃん


大学で海について幅広く学び、海藻のヒロメを研究。和歌山県に戻り、「エビとカニの水族館」に勤務。その後地元でヒロメを広める為にヒロメラボを設立。海の生き物の調査やカヤックのガイドとしても活動。八咫烏インタープリターとしても活躍中

今年の夏こそ、“感じて、遊んで、知る”自然体験を


自然を“見る”だけでなく、“感じて、遊んで、知る”。百間山渓谷は、親子でそんな体験ができる、数少ない場所です。

自然と向き合う体験は、子どもの心を育てるだけでなく、親にとっても、「今この瞬間のわが子」と出会い直すような、かけがえのない時間になります。

アクセスは少し不便でも、たどり着いた先にあるのは、街では決して味わえない本物の大自然。そこで待っているのは、親子にとって一生ものの体験です。

キャンプ中のケガや熱中症に登山保険で備えよう

自然の中では予期せぬケガなどに注意が必要です。親子で楽しむキャンプツアーをさらに安心して楽しい思い出にするために、ヤマップグループの「外あそびレジャー保険」がおすすめです。

「外あそびレジャー保険」は登山やキャンプはもちろん、川でのレジャー中のケガや遭難救助費用を補償。暑い時期に心配な熱中症も補償対象です。

ご家族そろって加入できる「家族プラン」もご用意しています。スマホから5分で申し込みが完了。ぜひ、ツアー前に加入をご検討ください。

※本ツアーの料金には登山保険は含まれていません。ご自身で加入ください。

承認番号:YN25-204
承認日:2025年7月2日

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。