守られた大自然を家族で楽しむ！（岐阜県　中部山岳国立公園）

8月10日11日山の日の連休。 YAMAPユーザーのケンさんファミリーと一緒に中部山岳国立公園を旅しました。

ケンさんファミリーは家族の写真を撮るのが大好きなパパの「ケンさん」、笑顔が可愛いママの「ひなさん」、そして元気いっぱいおしゃべり大好きな「ちーちゃん」の３人家族。月に一度は登山を楽しんでいるという家族が、山の日の連休を利用して横浜のお家を出発して奥飛騨にやってきました。 三人にとって初めての北アルプス。さあ、どんな出会いと冒険がまっているのかな？

標高3026ｍの乗鞍岳は、北アルプスの最南端にあり日本百名山のひとつ。その雄大な山容は北アルプスの山々からも眺めることができます。 多くの登山者や観光客で賑わう乗鞍岳が人気な理由は、日本の自動車道としては最高地点の2,702mまで道路が通っていて手軽に地上3000ｍの天空さんぽが楽しめるということなのです。

山頂へ向かうバスの車窓からは北アルプスの山々が一望。 山の日の前日のこの日も、すっきりとした青空と槍ヶ岳、穂高連峰などアルプスの山々が見渡せました。

バスターミナルにある「畳平バス停」はなんと標高2,702ｍ！日本一高い場所にあるバス停なのです。雪解けし夏山シーズンを迎えた乗鞍岳にはご来光バスも運行されます。 さあ！準備ができたら出発しましょう！

今日目指すのは標高2,817ｍの富士見岳。小さな子供でも楽しんで歩けるコースは山頂まで60分～90分。少し歩くと高山植物の女王・可憐なピンク色の「コマクサ」の群生が。運が良ければ特別天然記念物のらいちょうにも会えるんだとか。マイカー規制により自然環境が守られているからこそ昔のままの自然が残っています。

あっという間に富士見岳山頂に到着！ちーちゃんは生まれて初めての2000ｍ超えです。 そして北アルプス初登頂。記念のお山になりました。

下山は不消池（きえずがいけ）を経由してバスターミナルに戻ります。途中のお花畑にはクロユリやハクサンイチゲなどたくさんの高山植物が楽しめます。乗鞍岳で見られる植物は約65種類。ターミナルで配布されている花図鑑マップを片手に歩くのもおすすめです。

歩いてお腹がすいたら銀嶺荘でランチタイム。人気の「自転車定食」はメインを飛騨牛の陶板焼きかハンバーグから選べて980円とリーズナブル！サイクリストのメッカでもある乗鞍岳。お腹をすかせたサイクリストに美味しいものを食べてほしいという思いからこのメニューが誕生しました。まわりを見渡すとほとんどみなさんが自転車定食を食べていました。もちろんケンパパさんも。

乗鞍岳で天空さんぽを楽しんだ記念にYAMAPオリジナルバッジを。ターミナルにある案内所でヤマップの画面を見せるとオリジナルバッジがもらえます。ちーちゃんもゲットしてうれしそう。さっそくリュックにつけていましたね。

人と熊とのふれあい　クマ牧場

乗鞍岳の自然を満喫したケンさんファミリーが次に訪れたのは「クマ牧場」。ここは日本に古くから生息しているツキノワグマと触れ合うことができる人気のスポット。山でばったり出会うと怖いクマさんもここでは表情豊かで愛嬌のあるしぐさを見せてくれます。まるで人間！？と思えるほど愛らしいおねだりポーズ。ちーちゃんも楽しそうにクマさんにエサをあげていましたよ。生まれたばかりの子熊をだっこしてフォトセッションもできます。

ちろり庵（奥飛騨温泉郷）

北アルプスのふところに抱かれた「奥飛騨温泉郷」は平湯温泉・福地温泉・新平湯温泉・栃尾温泉・新穂高温泉の５つの温泉地からなる温泉エリア。秋には紅葉、そして冬には雪見露天が楽しめる奥飛騨の人気温泉地です。

本日お世話になる「ちろり庵」さんは新穂高ロープウェイから車約15分。高温で豊富な湯量を誇る新穂高温泉にあるペンション。貸切露天風呂からから見る槍ヶ岳が自慢のお宿です。

オーナーは、山岳救助隊までこなし奥飛騨の山を愛する熱い人物。オーナーの祖父も救助隊の隊長を務めたほど山に親しんむ環境のもと育ち、子供のころから山が遊び場だったと語ってくれました。料理修行をして戻り、父親からペンションを引き継いだのちは奥飛騨の旬の素材をアレンジして提供するオーナーシェフの顔を持ってお客さまを迎えます。

美味しいお料理をいただき新穂高温泉のお湯で一日目の疲れを癒したケンさんファミリー。 明日はどんな一日になるか楽しみだね。

飛騨の魅力をもっと知る

美しい山々に囲まれ、豊かな環境が独特の自然美を生む、岐阜県・飛騨エリアの魅力が満載。詳しくはコチラ▼