最先端の軽さを誇る ニーモの山岳テント「ホーネットストーム1P」レビュー

山岳ライター・編集者として活躍される一方、数々の登山道具を使ってきた森山憲一さんが、長年使い込んだ登山道具の中から「これは!」と思う逸品を選定・レビューする連載「Long Term Impression」。初回はNEMO(ニーモ)の山岳テント「ホーネットストーム1P」の詳細レビューをお届け。基本スペック、使い勝手、おすすめの用途など隈なくお伝えします。

森山憲一さんのギアレビュー #01連載一覧はこちら

2019.11.28

森山 憲一

山岳ライター/編集者

INDEX

山岳ライターの森山憲一と申します。

このたび登山用具のレビュー連載を始めることになりました。お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

連載開始にあたり、レビューの基本方針を立てることにしました。それは以下のようなものです。

1. 実際に使ったものをレビューする
2. よいと思ったものはよい、悪いと思ったものは悪いと正直に書く

どちらも当たり前のことじゃないかと思われるかもしれません。そうです、当たり前のことです。しかし、登山用具にかぎらず、この当たり前のことを実行していないレビューがインターネット上にはあふれています。それは読者のみなさんも日々感じていて、苦々しく思っているに違いありません。

私も一読者として苦々しく思っています。そんなレビューは読みたくないし、自分が書くのであれば、そんなレビューにはしたくない。だから最重要コンセプトとして、上の2つをまずは定めました。

そのため、発売されたばかりのニューモデルなどはすぐにレビューしにくいことになります。逆に、使い込んではいるけれど、すでに販売が終了してしまっているようなものもあります。読者のメリットを考えると、できるだけ新しいものを取り上げたほうがよいとは思うのですが、こうした事情から、古いものもレビュー対象とすることをご了承ください。

ここで、私の立場も説明しておきます。
私は山岳ライターとして、登山雑誌やクライミング雑誌、ウェブメディアなどを中心に仕事をしております。登山用具メーカーのカタログやウェブサイト作りに関わることもあり、メーカーとは比較的近い位置にいます。「これ使ってみてください」と用具を提供されることもあります。普通の人よりも多くの登山用具を使える機会に恵まれている一方で、付き合いのあるメーカーに対してはネガティブなことをいいづらい立場でもあります。

ただしここでは、その立場を抑えて、正直なレビューを旨とします。近ごろの読者は目が肥えており、隠し事はきっと見抜かれてしまうからです。それに、結局のところ、正直であることが「三方よし」のカギであると信じているからでもあります。

もうひとつお断りを。私は沢登りやアルパインクライミングなどのバリエーションルートから登山を始め、いまでもそれが好きです。普通のテント泊縦走などももちろんやりますし、最近は頻度としてはそちらのほうが多いですが、道具チョイスの目線はどちらかというとバリエーションルート寄りです。多機能性よりシンプルさを重視し、快適性より軽さを重視します。そういう好みがレビューに影響することは避けられないので、筆者がそういう人間であることを念頭におきつつ読んでいただけると幸いです。

長々前口上を記しましたが、本題に入りましょう。
今回レビュー対象として取り上げるのは、超軽量ソロテントのこれです。

ニーモ・ホーネットストーム1P

購入したのは2019年の4月。購入理由は、とにかく軽いテントがほしかったから。
近ごろ、荷物を軽量化してファストパッキング的に山を歩くことに凝っており、少しずつ道具を軽いものにチェンジしてきていたのですが、ついに大物、テントに手をつけたというわけです。

ちなみに私が持っている山岳テントは以下の4つ。

1. ビッグアグネス・コッパースプール UL2EX(1536g/一般縦走用)
2. アライテント・エアライズ1(1360g/コッパースプールを買うまでの主力。最近出番少ない)
3. アライテント・エアライズ3(2070g/3人用。複数人でひとつのテントを使うとき用)
4. モンベル・マイティドーム1(1250g/バリエーション系登山用)

これをどうにか1kg以下にしたい。かといって、ツエルトやワンポールシェルターまでは振り切らず、ある程度の快適性も求めたい。
ちょっと前までは、1kgアンダーのテントというと、かなり特殊なものしかなかったのですが、近ごろは、ギリギリ普通に使えるレベルで1kg切りを実現しているものがいくつか登場しています。

そんななかで、私が候補に上げたのは以下の4つ。

1. モンベル・U.L.ドームシェルター1(775g/36000円+税)
2. テラノヴァ・ソーラーフォトン2(849g/57000円+税)
3. ヘリテイジ・ハイレヴォ(990g/49800円+税)
4. ニーモ・ホーネットストーム1P(760g/41000円+税)

このなかで、モンベルはシングルウォールで前室がないことが最大のネックになりました。前室がないということは、雨の日に非常に使いにくい。靴も室内に入れなければならず、そこまで快適性を犠牲にすることができなかったのです。軽さは魅力なのですが、やはり特殊用途向けのモデルと言わざるを得ませんでした。

残る3つのなかでニーモを選んだのは、居住性の高さと軽さのバランスに優れていたから。居住性と耐風性はヘリテイジのほうが高いと思われるのですが、990gとなると、すでに持っているテントと重量差がなくなってきて、買い足す意味に欠ける。ならばここは思い切って最軽量を目指そうと考えたわけです。

最後の決定打は価格。テラノヴァやヘリテイジに比べてかなり安い。かといって、いかにもな安っぽさはまったくなく、作りの質感の高さは同等以上に見えます。

近ごろはニーモテント、非常に人気で、山のテント場でも、モンベル、アライテントなどに続く第三勢力にのし上がってきている感があります。私の周りでも愛用者が多く、そんな信頼感も後押しになりました。

重量表記は要注意だ!

左がホーネットストーム1P。中央はモンベル・マイティドーム1、右はビッグアグネス・コッパースプールUL2EX

さすがに超軽量テント。収納状態を比べても圧倒的にコンパクトです。

実際に重量も測ってみよう。


あ…あれ?? 760gと書いてあったと思うけど…??

もう一度、キッチンメーターで別々に計り直してみました。

テント+フライシート+ポール+張り綱=801g
収納用スタッフサック=36g
ペグ+修理キット=113g
合計=950g

逆に30g増えちまった!(30gは秤の精度による誤差だと思います)

ここが、カタログや通販で登山用具を買うときの落とし穴なのであります。カタログスペックは、実際の数値と乖離があることがままあるのです。

正確にいうと乖離があるわけではないのだけど、メーカーによって重量表記の基準が異なるのです。とくにテントは要注意で、メーカーによって、こんな違いがあります。

1. テント+フライシート+ポール+張り綱+スタッフバッグ+ペグ
2. テント+フライシート+ポール+張り綱+スタッフバッグ
3. テント+フライシート+ポール

ニーモはパターン3を採用するメーカー。つまり、付属品を一切含まない数字を表示しています。

テント+フライシート+ポールのカタログスペックは760g。これに張り綱を含めた実測は801gだったので、カタログスペックはほぼ正確なのだと思われます。ただし、ここにスタッフバッグやペグの重量も含めると、カタログ表示より200g近く増えてしまうというわけです。

ちなみにアライテントもこのパターン3にあたります。一方、その他の主要テントメーカーは、パターン1と3を併記する方法が近ごろは主流です。こんなふうに。

最小重量0000g(総重量XXXXg)

このほうがわかりやすく、誤解するおそれも少ないですよね。

ペグやスタッフバッグは自前のものに交換して使う人も多いし、ガスバーナーなど他の登山用具はスタッフバッグなどの付属品は抜きで重量表記をするのが当たり前なので、本来はパターン3の表示方法のほうが合理的なのだとは思います。しかしテントは表記基準の違いによる重量差が大きく、誤解を招きやすいので、基準は統一したほうがいいと個人的には思っています。

ということで、ホーネットストーム、思ったより軽くないことが判明してしまいましたが、とはいえ1kgアンダーではあるわけで、体感的には十分に軽いし、収納がコンパクトになるのは間違いなく、特別不満に感じているわけではありません。

もうひとつ擁護をすれば、ホーネットストームには1本16gのかなりガッチリしたペグが6本付属しています(しかも引き綱があらかじめ付いている)。1本10gくらいの軽いペグを4本だけ付属とかにすれば、重量を50g以上軽く見せることも可能なわけで、その点では良心的ともいえます。

ホーネットストーム1Pに付属のペグ。かなり強度の高いもの。引き綱付きはうれしい。

強度と構造をチェック

超軽量テントを使用するにあたって、もっとも気になることは「すぐ壊れたりしないか?」ということと、「テント内の居心地がよくないのではないか?」ということではないでしょうか。

まずは強度と耐久性についてチェックしてみよう。


これは、ホーネットストームのフロア生地です。15デニールという極薄の生地が使われており、ご覧のように向こう側が透けるほどの薄さです。

ちなみに、テントのフロアには、一般的には30~40デニールの厚さの生地が使われることが多く、15デニールというのは、軽量ダウンジャケットの表生地に使われるほどの薄さです。

耐久耐水加工などを施してあるので、15という数字のインパクトほどには弱くはないですし、今のところ問題もないですが、神経は使います。テント場に岩角や鋭い枝などがないか、よくチェックしてから張るようにしています。

とはいえ不安なので、こういうものを併用することにしました。

ネット通販で買ったタイベックシート(2×1m/800円くらい)

これをフットプリント代わりに使っています。

ところで、フットプリントは私は普段は使わない派です。フットプリントというのは、テントフロアの汚れと破れ防止のためにあります。確かに使ったほうがテント本体は長持ちするだろうけれど、パーツが増えてシンプルさに欠けるのが好きになれない。フットプリントを使うくらいだったら、最初からフロア生地が丈夫なテントを選ぶほうがいい。

それに、フットプリントだけでも100~200gはある。せっかく超軽量テントを選んだというのに、フットプリント使用を前提にしては、軽さのアドバンテージも中途半端になってしまうと思うのです。

ホーネットストームにも別売りで純正のフットプリントがあるのですが、百数十グラムあるうえに、4300円もする。ならば、割り切って破損上等。フットプリントはなしでいいや……。

と思ったのですが、買ったばかりのテントがすぐ破れてしまうのはやっぱり怖いので、さしあたりの折衷案としてタイベックシートを使うことにしました。重さは純正フットプリントと変わりませんが、なにしろ安いし、耐水性があるのでエマージェンシーシート代わりとしても使えます。

ちなみに、ビッグアグネス・コッパースプールUL2EXのフロア素材も20デニールと相当薄いですが、これまでフットプリントは使っていません。でも、破れたりしたことはないので、ていねいに使えば意外と大丈夫なんだと思います。ホーネットストームも、大丈夫そうだったらそのうちタイベックシートは省略するかもしれません。

テントを立ててみるとこうなります。Y字型になったポール1本で立ち上げる、いわゆる「半自立式」というタイプです。

半自立式というのは、テント重量を軽くできるのが最大のメリットなのですが、ご覧のように不安定な構造で、もともと強度は高くありません。

しかもこのままではテントの形をなさないので、1本ポールの左右にペグを打ち、空間を広げる必要があります。

こんなふうに。

位置を変えてみると、空間の広がりがよくわかります。

これにフライシートをかぶせると設営完了です。

風には強くない構造なので、張り綱をしっかり張ることはより重要になります。

で、なかなかうれしい工夫と感じたのがこれ。

張り綱はフライシートに結びつけるようになっているのですが、それだけだと、強い風にあおられたときにちぎれてしまいそう。しかし、張り綱を結ぶループの裏側には、ポールに固定するベルクロが付いているのです。

このベルクロをポールに固定しておくのとおかないのとでは、強度に大きな違いが生まれることと思います。ただしこれ、言われないと気づきにくい機能なので、ホーネットストームを使っている人は気をつけよう!

張り綱は2mm径と細くて軽い、反射材入りの良いものが付属しています。が、なぜか自在(張り綱のテンションを調整する、金属やプラスチック製のパーツ)が付属していませんでした。なので私は、Amazonで見つけた蓄光性の軽い自在を自分で取り付けました。自在重要。

土田プラ工房製。10個入り650円ほど

雨と風への強さはどうか?

7月末の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根七丈小屋テント場

さて、ホーネットストーム、今シーズン、3回使いました。

1. 穂高(横尾/5月)
2. 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根(7月末)
3. 八ヶ岳行者小屋(8月中旬)

甲斐駒では夜間にけっこうな雨に降られたりもしました。そのときに気づいたことを…。

ホーネットストームのフライシートは、ご覧のように下端が大きくえぐられたような形状をしています。

フライシートの面積を少しでも小さくすることでさらなる軽量化を果たそうとする狙いがあると思うのですが、当然ながら、フライシートで覆われていない部分には雨が当たります。まあ、フライシートが庇状になっているので、横殴りの雨でもないかぎり、テント本体に直接雨は当たりませんし、当たったところで、テント本体にも耐水加工がしてあるので、内部が濡れるようなことはありません。

……であるはずなのですが、甲斐駒では少し濡れました。雨がかなり強く、テントにバシバシ叩きつけていたので、浸みてきたようです。通常のテントであればそんなことはあまりないので、ホーネットストームの耐雨能力には過剰な期待はしないほうがよさそうです。

ただし、ジャブジャブ濡れるわけではなく、フライシートに覆われていない部分の壁面にくっつけて置いていた荷物がほんのり濡れた程度です。

わかっていれば、濡れては困るものはそこに置かないとか、防水袋に入れておくなどの対処をしておけばすむ話なので、実用上の問題はそれほど大きくないと感じます。

それよりも問題はやはり耐風性でしょう。強風に叩かれた経験がまだないので、確かなことはいえませんが、風速20mクラスの風が吹いたときに耐えられるかどうかは疑問です。ポール構造が華奢であることもその理由ですが、もうひとつあります。ここでもう一度フライシートの写真を見てください。

いかにも下から風にあおられそうな形状をしているのです。オールシーズン用のテントなどは、フライシートと地面のクリアランスを最小限にして、風を巻き込まないような構造になっていますが、ホーネットストームはガバッと大きく空いています。通気性の確保という点ではメリットでもありますが、強風には間違いなく弱い構造でしょう。

で、この写真を撮ったときに気づいてしまいました。

張り綱を結んだポイントが早くも破れかけている! フライシート素材が薄くて弱いからなのか、夜間に意外に強い風が吹いていたのか、それとも私が張り綱を強く張りすぎたのか、おそらくはそのすべてなんでしょうが、このことだけでも、風には弱いことが想定できるというものです。

とりあえず気づいてよかった。ガッチリ縫って補強しておこう。

居住性の高さをチェック

北アルプス・横尾キャンプ場で

結論からいうと、居住性の高さにはかなり満足しています。この重量でこの居心地のよさを実現しているテントはほとんどないんじゃないかと思います。

まず第一に、テント長辺側に出入り口を設けていること。テントは短辺側に出入り口を設けたほうが、一般に軽くすることができます。超軽量テントの定番的なモデル、ビッグアグネス・フライクリークなどがそうです。しかし長辺側に出入り口があるほうが出入りや炊事がやりやすく、上の写真のように寝っ転がったまま風景を眺めることも容易です。

第二に、本体にメッシュ生地を使っていないこと。最近よくあるインナーテントフルメッシュのモデルは、確かに軽くはなるのですが、保温性が低く、春秋や標高の高い場所では寒く感じることが少なくありません。ハイスペックな超軽量テントとして名高いMSR・カーボンリフレックスなどは、ホーネットストームより100gほども軽いですが、インナーテントはフルメッシュです。一方、ホーネットストームは通常の布帛(ふはく)生地。山岳テントとしてはこちらのほうが使う場所や季節を選ばず、汎用性が高いです。

では、室内の細かい部分を見ていきましょう。

ニーモ・ホーネットストーム1P 内部

寝転がって室内を写したところです。カメラの画角の限界で顔が写っていないため一見不気味に見えますがすみません。室内空間の感じはわかっていただけるでしょうか。

横幅は顔側のいちばん広い部分で108cm、足元のいちばん狭い部分が79cmとなっています。全長は221cmあるので、背の高い人でも問題ないでしょう。

頭側はこんな感じ。寝袋の横に小物を置いておくスペースも十分あります。

室内高は98cmあり、私の身長(172cm)では頭上クリアランスも問題ありません。そして数字以上に頭上空間が広く感じる理由がこれ。プロペラみたいなプラパーツが付いていて、天井を左右から吊り上げることによって、室内空間を広げているのです。これはナイスアイデア!

前室も十分広いです。使える前室があるということは、ホーネットストーム購入の決め手となったポイントのひとつ。超軽量だからといって使い勝手が悪い部分はなく、通常のテントと同様に快適に使えます。

さらにこれ。

ニーモ独自の「ボリューマイジングガイアウト」という機能。要は、インナーテントに付いたヒモをフライシートに連結することによって、インナーテントの壁面が内側に垂れ下がってくるのを防ぐという機能です。

仰々しい名前からして、カタログ用のこけおどし機能かと思いきや、実用上の効果絶大! 体感20%くらいテント内空間が広がります。張り綱ループ裏のベルクロもそうですが、こういう日本人っぽい細かい実用機能を組み込んでくるのが、ニーモテントの魅力でもありますね。

こんな感じで、居心地の満足度はかなり高く、季候がおだやかであるかぎり、不満を感じることはありません。

どんな用途に向いているか?

まとめに入りましょう。

このホーネットストームが最も本領を発揮する条件を考えてみました。

テントの特徴はこうです。

・軽い
・耐風性はあまり高くない
・雨への強さはそこそこ
・ソロテントとしての居住性は上々

まず、耐風性が低いという点から、森林限界を越えるテント場での使用は向いていないと考えられます。

そういう所での使用をメインに考えるなら、同じニーモならばタニ1Pを圧倒的におすすめします。これはニーモの人気ナンバーワンモデルで、ホーネットストームより300g重いだけなのに、風への強さは格段に上がります。

ホーネットストームは、正直、最初のテントとして買うのはおすすめできません。アライテントのトレックライズや、モンベルのステラリッジなどのノーマルなテントをすでに持っていて、さらなる目的意識が芽生えた人が手に取るべきテントだと考えます。快適に使える条件の範囲が狭いからです。

そんな条件のうえで、合うシチュエーションを考えてみると。

たとえば、奥秩父主脈縦走なんかはベストマッチなのではないでしょうか。あとは、大峯奥駈とかもよさそうですよね。信越トレイルなどのロングトレイル系にもきっと合うと思います。標高2000mくらいまでのコースならば、最強テントになりそうです。

あとは、多少の問題は知恵と経験でカバーできるファストパッキングの強者。リスクを引き受けつつも軽さを追求したい人ならば、アルプスの縦走で使うのもアリでしょう。じつは私も、後立山全山ソロ縦走をやってみたくてこれを買いました。ヒドい目に合うかもしれませんが、天気が安定しているときを選べば、たぶん大丈夫でしょう。

ということで、しばらくはこれを主力テントとして使ってみます。コッパースプールはかなり気に入っていたのですが、これから出番が少なくなりそうです。

では今回はこのへんで。次回にまた。

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森山 憲一

山岳ライター/編集者

森山 憲一

山岳ライター/編集者

1967年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学教育学部(地理歴史専修)卒。大学時代に探検部に在籍し、在学中4回計10カ月アフリカに通う。大学卒業後、山と溪谷社に入社。2年間スキー・スノーボードビデオの制作に携わった後、1996年から雑誌編集部へ。「山と渓谷」編集部、「ROCK&SNOW」編集部を経て、2008年に枻出版社へ移籍。雑誌『PEAKS』の創刊に携わる。2013年からフリーランスとなり、登山と ...(続きを読む

1967年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学教育学部(地理歴史専修)卒。大学時代に探検部に在籍し、在学中4回計10カ月アフリカに通う。大学卒業後、山と溪谷社に入社。2年間スキー・スノーボードビデオの制作に携わった後、1996年から雑誌編集部へ。「山と渓谷」編集部、「ROCK&SNOW」編集部を経て、2008年に枻出版社へ移籍。雑誌『PEAKS』の創刊に携わる。2013年からフリーランスとなり、登山とクライミングをメインテーマに様々なアウトドア系雑誌などに寄稿し、写真撮影も手がける。ブログ「森山編集所」(moriyamakenichi.com)には根強い読者がいる。