登山アプリ・YAMAPの主要機能が大幅アップデート! 登山計画時の「コースタイム自動計算」に加え、危険箇所や登山道の状況を地図に即時反映できる「フィールドメモ機能」が搭載され、ますます使いやすくなりました。アップデートのポイント、登山者にとってのメリットをお伝えします。
2020.10.12
YAMAP MAGAZINE 編集部
登山アプリとして登山者の安心・安全をさらにバックアップすべく、この秋、YAMAPは主要機能を大幅アップデートしました。
①「登山計画機能」内でコースタイムの自動計算が実現
② あらゆる現地情報を”地図上”で共有できる「フィールドメモ機能」
両機能はYAMAPが提供するすべての地図(約21,000座)に適用され、YAMAPをダウンロードいただくことでどなたでも無料でお使いいただけます。
新しくなった「登山計画機能」では、コースタイムを自ら計算し、手動で入力していく手間がなくなりました。
スタート地点と次のポイントを選ぶだけで、コースタイムは自動で計算され、無理のない登山計画を、初心者からベテランの方まで、誰でも簡単に立てることができます。
遠い目的地を選んでも、辿り着くまでに必要な経路は自動で探索され、所要時間とともに表示されます。時間は、歩くペースに応じて早めたり遅らせたりすること(コースタイムの倍率変更)もできます。
コースタイムの自動計算は、多くのYAMAPユーザーから待望視されてきた機能。予告動画やSNS上でも「待ってました!」「便利そう!」等の声が多く寄せられました。
無理のない登山計画を、手間なく、誰でも簡単に作成できるようになることは、遭難防止だけでなく、入山前における「計画立案の普及啓発」と「登山届の提出率向上」にも繫がります。
より簡単に、手間なく作成できるようになったYAMAPの登山計画を、ぜひご自身の山行にお役立てください。
「フィールドメモ機能」とは、現地でしか得られない貴重な情報を”地図上”で一覧できるというもの。登山文化に根付く“共助”の思想に則った新機能です。
登山活動中の「危険な箇所」から「おすすめのスポット」まで、現地で得られた様々な「フィールドメモ」をその場 [※] で投稿すると、”地図上”に集約表示され、他の登山者と共有することができます。
[※] 電波の届かない山の中(オフライン)でも投稿することができます。
電波の届かない山の中(オフライン)でも、現地の情報を発信・共有することができる「フィールドメモ機能」の特徴を活かして、今後は登山だけでなく、水害や地震など大規模災害発生時における情報共有機能としての応用も検討中。
被害状況(危険箇所)、避難場所の環境、救援物資など、緊急・重要な情報の数々を、位置情報と合わせてひとつの地図上で共有することができます。「フィールドメモ機能」を活かしたYAMAPの防災地図を通して、「災害発生時の安全確保」「周辺情報の収集」「迅速な救助・支援活動」にも貢献していけたらと思っています。
「新・登山計画機能」と「フィールドメモ機能」。両機能の使い方は以下のボタンよりご確認いただけます。YAMAPの新しい機能とともに、安心・安全な登山をお楽しみください。
なお、
・新機能の具体的な活用方法
・本機能アップデートに込めた開発者の想い
などについても、YAMAP MAGAZINEにて後日掲載予定です。どうぞお楽しみに!