「YAMAPユーザーと行く 岐阜・奥飛騨モニターツアー」Day2 アクテビティ&街歩き編

2019.09.09

YAMAP MAGAZINE 編集部

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雲上のお散歩 新穂高ロープウェイ(中部山岳国立公園)

しらかば平駅からロープウェイ乗車

飛騨旅行2日目は新穂高ロープウェイからのスタートです。8月11日は自然の恵みを感謝する「山の日」。この日は朝早くから登山客や観光客で賑わっていました。本日の出発点は標高1,305mのしらかば平駅。ここでは日本で唯一の二階建てゴンドラが運行されています。ちーちゃんはゴンドラ初体験。一番前の席に座ると窓から見える景色に目がキラキラ輝いていました。

ちーちゃんのわくわく顔を眺めるパパとママも嬉しそう
展望台から西穂高岳

標高2,156mの西穂高口駅に到着すると、そこには北アルプスの山々が広がります。さっそく展望台にあがると笠ヶ岳、槍ヶ岳、そして西穂高岳の雄大な山容を見ることができました。壮大な風景に感動したママは「いつかみんなであそこに登りたいね~」と興奮気味。

西穂高岳への本格的な登山口となる場所ですが、今回は観光の方でも気軽に歩ける散策コースを歩いてみました。雪の残る春には水芭蕉やフキノトウ、夏には澄み渡った新緑と山々が、秋には色づく紅葉が、そして冬には雪をまとった3000m峰の山々が眺められ一年を通して楽しめます。 下界の暑さがウソのように森の中は天然クーラーの中にいるようです。

西穂高を見てママも思わずうっとり
山ポーズのちーちゃん

雲の上のお散歩を終えてしらかば平駅に戻ると、山の日(8月11日)のイベントの催し物が行われていました。手回しオルガンの演奏や神岡町に拠点を置くボルダリングジム「エイトロック」の出張ボルダリング体験会など。パパとボルダリングをやってるというちーちゃんは早速ボルダリングに挑戦しました。 ひとつひとつ壁を攻略するともらえるスタンプにご満悦な様子のちーちゃん。遊びにきていたご当地キャラクターの「ひだっち」ともすっかりお友達になっていましたね。

ご当地キャラクターのひだっちとツーショット

鉱山の町を行くレールマウンテンバイク「ガッタンゴー」

新穂高ロープウェイで絶景を楽しんだケンさんファミリーは、かつての鉱山の町飛騨市神岡町にやってきました。廃線になった線路の上を自転車で戻るスリル満点のレールマウンテンバイクに挑戦です。 地域の人々が古き良き時代の町の財産を残そうとスタートした「ガッタンゴー」は今では人気のアクティビティです。今回は神岡の町を眺めながら走る「まちなかコース」を体験しました。

乗車前のレクチャータイム。ここでしっかりと注意事項を確認します

「ガッタンゴー」とはレールの継ぎ目を走る時に「ガッタンゴットン」と伝わる振動から名前がつけられました。電動アシスト付きの自転車に乗って、さあ出発です!ちーちゃんは3人乗りの観覧シートでパパとママの間に座って楽しみます。

片道2900m往復で5800m。途中、トンネルを2箇所通り抜けます。ひんやりとして真っ暗なトンネルにドキドキしながらのコースにわくわくしながらもみんな笑顔。折り返しの神岡鉱山前駅でよく冷えたトマトときゅうをいただいて小休憩。帰りはすっかり自転車になれたパパもママもぐんぐんスピードを上げて楽しみました。 トンネルのサプライズも素敵でしたね。

初めてのトンネルにドキドキ
トンネルを抜けるとのどかな町の風景が広がる

「起し太鼓」の伝統が残る町 飛騨古川街歩き

今回の旅の終着点は“高山の奥座敷”とも言われ、今も伝統的な民家や白壁の土蔵が残る町「飛騨古川」の街歩きです。「飛騨古川夢ふるさと案内人会」の谷村さんにご案内いただきました。

飛騨古川は数々の映画やドラマのロケ地にもなるほど今も懐かしい風景を残す町。最近では映画「君の名は」のロケ地とも言われており、聖地巡礼に訪れる観光客も多くみられるそうです。映画ファンだというママも興奮気味。

まずは、古川祭りを紹介する「飛騨古川まつり会館」へ。「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されている古川祭り。実際に祭で使用される祭屋台が展示され、シアターでは「起こし太鼓」の臨場感ある様子を体感できます。 祭屋台で使用されるからくり人形も展示してあって、谷村さんに教えてもらいながらで動かしてみました。

祭屋台で使用されるからくり人形をさわって大喜びのちーちゃん

まつり会館で古川の歴史に触れた後は、色とりどりの鯉が泳ぐ白壁の土蔵街をお散歩です。途中立ち寄った「三島和ろうそく店」。ここは材料はすべて天然の植物性、作業もすべて手作業で作られる江戸時代から続く伝統的な和ろうそくを今なお残し続けるお店です。

7代目当主の三嶋さんは「昔はろうそくは人々との生活になくてはならないもの。洋ろうそくにとって代わられた今も、和ろうそくの炎を残していきたい」と語ります。 婚礼の際、花嫁さんが仏前に報告する時に灯されるという赤いろうそく。日本古来の素敵な風習のお話を聞いたパパとママはちーちゃんのお嫁入の日に灯そうと赤いろうそくをお土産に買っていました。

和ろうそくの歴史を語る7代目当主
ちーちゃんのお嫁入の日のためのろうそくを選ぶママとちーちゃん

旅の終わりに。
駆け足で巡った北アルプスの山と飛騨の町。ケンさんファミリーにはどのように映ったのでしょう。
2日間に渡ってみんなを和ませてくれたちーちゃんに聞いてみました。
YAMAP「ちーちゃん、一番どこが楽しかった?」
ちーちゃん「全部!」

この答えが飛騨の町を表す言葉なのかもしれませんね。 先人が残した自然と人情の町。ここには毎日忙しく過ごす私たちに自然とは?人とのふれあいとは?と語りかけてくれる何かがあります。ぜひ一度この地を訪れてみてください。

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YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。