2019.10.04
YAMAP MAGAZINE 編集部
突然ですが皆さん、「思い出の車」はありますか?
家族で出掛けたセダン、かっこいい先輩が乗っていたSUV、初めて買ったコンパクトカー…。世の中に車は数多あれど、思い出は十人十色です。
かく言う私は「2代目三菱パジェロ」。発売された1991年当時、冒険家を夢見る少年だった私は「パリ・ダカール・ラリー」や「キャメルトロフィー」で荒野を疾走する姿に一目惚れし、将来は自分もあの車に乗って、世界中の秘境を冒険するんだ…と夢を描いていました。
あれからはや28年。冒険家にはなれませんでしたが、YAMAPに勤めてアウトドアを生業にできているので、夢は半分叶ったといったところでしょうか。
さて前置きが長くなりましたが、1982年の初代「パジェロ」の発売から、日本のアウトドアシーンを牽引し、人々の冒険心を鷲掴みにしてきた三菱自動車。その後も「デリカD:5」「アウトランダーPHEV」「エクリプス クロス」と魅力的なラインナップを続々と生み出してきました。
そんな三菱が「アウトドアの楽しさをもっと多くの人と共有したい」と1991年から続けているイベントが「Star Camp」です。1泊2日、キャンプ場を舞台に開催されるこのイベントは、アウトドアの超ビギナーからベテランまで誰もが楽しめるアクティビティーが盛りだくさん!
YAMAPでは、9月上旬に宮城で開催された「Star Camp 2019 in 吹上高原」にブースを出店、9組のYAMAPユーザーさんをご招待しました。アウトドアを愛する皆さんと一緒に、大自然の中で過ごした2日間を今回はレポートします。読んだ後、きっとあなたもアウトドアに飛び出したくなるはずです!
当日は晴天。9時のゲートオープンと同時に、キャンプ道具と弾けるような笑顔を満載した車が続々と場内に入ってきます。一面に広がる草原はにわかに騒がしくなり、個性豊かなテントが続々と設営されていきました。
YAMAPブースにもオープン直後から、アクティビティーの申し込みの方が大勢。あっという間に予約が埋まってしまいました。申し込めなかった皆さん、本当にごめんなさい!
今回YAMAPが用意したアクティビティは全部で3種類。1人乗りのゴムボートで川や湖に漕ぎ出す「パックラフト」、場内に配された5つのチェックポイントを見つけ出す「ロゲイニング」そして、周辺の山を舞台とした「トレッキング」です。どれも大勢の方に参加いただき、輝く笑顔を見ることができました!
オープン直後に沢山の予約が入り、今回の一番人気となったのが「パックラフト」。アラスカで生まれたパックラフトは重さ約3kgのコンパクトにたためるゴムボートです。
小さくたたんでバックパックの中に収納できるので、背負って川の上流まで登り、上流で膨らませたボートに乗って川を下ることも可能。また、通常のカヌーでは進めない浅瀬があっても、背負って乗り越えられるのも大きな特徴です。
今回は、キャンプ場そばの湖で体験会を実施しました。時間はたっぷり1時間。小さな子供から大人まで、それぞれ自分のパックラフトに乗り、日頃はなかなか体験できない水のアクティビティーに挑戦! 途中向かい風が強くなり、なかなか前に進めない場面もありましたが、小さな子供も笑顔を煌めかせながら、自分の力でパドルを操る姿が印象的でした。
またキャンプ場から湖までの往復は、参加者の皆さんに三菱自動車のeKクロス・eKワゴンを運転してもらいました。感想は「小回りがきいて乗りやすい!」「アクセル・ブレーキにクセがなくて、初めて乗る車とは思えなかった」「軽自動車だけど、ちょっとイカツイ表情がデリカっぽくて好き」と大好評。パックラフトだけに留まらず、現地までの道のりも楽しいアクティビティーになりました。
ちなみに、コンパクトにたためるパックラフトなら、軽自動車にも余裕で載せられるので、ラゲッジスペースに積んで、eKワゴンで水辺にGO!なんてこともできちゃいます
ロゲイニングとは簡単にいうと、野山に点在するチェックポイントを制限時間内に地図やコンパスを使ってできるだけ多く回り、得点を獲得していくスポーツ。
今回はYAMAPアプリを使って、場内に隠された5つのチェックポイントを探し出し、その活動日記をブースに持ってくると特製かき氷をプレゼントするというStar Camp特別ルールで実施しました。
大人も子供もスマートフォンを片手にキャンプ場内を西へ東へと走り回ります。巧みに配置されたチェックポイントを見つけ出すのはなかなか骨が折れるようで、悪戦苦闘している様子もちらほら。でも、苦労した分だけご褒美のかき氷は格別! ゴールした後は火照った体に染み渡る冷たさを堪能していました。
様々なアクティビティーに夢中になっている間に陽も傾き、テントサイトからは美味しそうな香りが。キャンプの醍醐味といえば、やっぱり夕食ですよね。食卓には、王道のバーベキューからパエリアやアヒージョなど、美味しそうな品々が並びます。中には、ダッチオーブンでローストビーフなんてツワモノも。思いっきり遊んだ後に外で食べる夕食は最高!お酒も進みますね。
さらにStar Campといえば、大物アーティストのナイトコンサートも楽しみの一つ。この日は「桜」でも知られる河口恭吾さんが生ライブを披露! 大人も子供も一緒に歌って、会場は大盛り上がり、賑やかに夜は更けていきました。
一夜明けて、2日目の朝は「トレッキング」からスタートです。この日登ったのは、キャンプ場の裏にある「荒雄山」。何とも勇ましい名前の山ですが、その山容はいたって穏やか。山登りは初めてという初心者ファミリーから、家族の趣味は山登りというYAMAPユーザーさんまで、総勢20名の皆さんに参加していただきました。
トレッキング中はYAMAPのアプリを起動し、各自が現在位置を把握しながら進みます。登山道には美しいブナの木立、珍しいキノコになんとクワガタまで! 子供達もいつもは見ることのできない動植物に興奮しっぱなしです。
4時間弱のちょっとハードな道のりでしたが、お互いに励ましあい、一人もギブアップすることなくめでたくゴール。下山後の子供達の輝く汗と笑顔が印象的な山行となりました!
会場内には三菱自動車の性能を体験できるブースも盛りだくさん。中でも盛り上がったのは、プロドライバーが運転する4WDに同乗し、45度の急坂を登坂する「4WD登坂キット同乗体験会」。
45度というと、日常生活ではほぼ出会うことがない急角度。とても車が登れるようには思えませんが、そこは日本のアウトドアカーを牽引してきた三菱自動車の本領発揮。デリカD:5やエクリプス クロスなどの巨体が、いともたやすく急坂を天にめがけて登っていきます。
実際に車に乗ったYAMAPユーザーさんからは「さすが4WD! あんな急坂だったのに安定感が抜群だった」「このアクティビティーに参加して、一気に三菱のファンになりました。次は絶対デリカを買います!」という嬉しい声も。
雪が多く、ウインタースポーツが盛んな東北では4WDの需要が高いらしく、積載量もあり冬の坂道でも安定して運転できる三菱車の性能に、みんな夢中になっていました。
また、会場の周囲の林を使っては、「デリカD:5」「アウトランダーPHEV」「エクリプス クロス」でオフロードを運転する林道試乗会も開催。街中での試乗では綺麗に舗装された道路を走ることしかできませんが、今回は木々の間を縫うようにオフロードを走ります。そのため、4WD車の本当の性能を体験することができる!と参加者も興味津々。
コース中にはタイヤが浮くような荒々しいスポットもあり、皆さん、歓声を上げながら運転している様子がとても印象的。「段差があっても車内では振動を感じない!」「ラゲッジスペースが広くて悪路にも入っていけるなら、アウトドアにはぴったりです!」という嬉しい声をいただきました。
中でも、印象的だったのが彼女と一緒に参加してくれたYAMAPユーザーさん。登山、キャンプ、ウインタースポーツとアウトドアを楽しみ尽くしている二人の悩みは、キャンプや車中泊をした翌日の朝支度。美味しいコーヒーを飲んだり、髪を整えたりする際に、車に電源が欲しいと考えている二人が次に狙っているのはアウトランダーPHEVとのこと。「今乗っている車よりも大きくて、しかも4WD。それで電源も確保できたら、これからのアウトドアがますます充実しそうです」と笑顔で語ってくれました。
ただクルマをお届けしておしまい、じゃない。
新しい楽しみ方やアイデア、ライフスタイルも提案したい。
そんな思いから1991年に始まったStar Camp。開始から28年が経過し、アウトドアの楽しみ方、家族の形、休日の過ごし方、車を取り巻く環境は様々に変化しています。
そんな中にあって、1991年以来変わらない三菱自動車の思い。
今回のStar Campでも新しいアクティビティーの体験や、PHEV車の試乗・展示など車とアウトドアの新たな可能性を感じさせる催しがたくさんありました。
でも、一番印象的だったのは、会場中に溢れるたくさんの笑顔。
「また来年も待ってます!」「本当に楽しかった!また来年も来たいです〜」会場を後にする車窓越しに交わされるスタッフと来場者の間には、一緒に楽しい時間を過ごした仲間としての暖かな会話がありました。
ただ、クルマを届けておしまい、じゃない。
スターキャンプは、クルマを届けた後に広がる心の底から楽しいアウトドアライフを、メーカーとユーザーの垣根なく楽しむことができる素敵なイベントです。
次の開催は2020年。私もまた来年、ぜひ参加したいと思います。
アウトドアって本当に楽しい!
YAMAPと三菱自動車は、クルマとアウトドアのあるライフスタイルを提案します。