AI時代における歩くことの可能性|作家・佐々木俊尚さんに聞く、新しい徒歩の旅【後編】

山を歩くと、なぜ活力が湧くのか──。

作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんが提唱する歩く旅の新しい概念である「フラット登山」。前編では、従来の登山のストイックなイメージを問い直しながら、五感で楽しむ「官能的な山道」という新しい価値観についてお聞きしました。

後編では、AIといったテクノロジーが進化する現代において、歩くことが休養になる、登山 × サウナの気持ちよさなどについて、YAMAP代表の春山慶彦と語り合いました。

前編から読む:「フラット登山」という歩くよろこび|作家・佐々木俊尚さんに聞く、新しい徒歩の旅【前編】

2025.06.10

YAMAP MAGAZINE 編集部

INDEX

登山は究極の「アクティブレスト」

作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さん

YAMAP代表・春山慶彦(以下、春山): 佐々木さんの新著『歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山』(かんき出版)で、登山や歩くという行為を「休養」に結びつけていたのが、印象的でした。

「休養」と言ったとき、一般的なイメージは寝たり、ゆっくり過ごしたりすることです。しかし、山を歩く方は実感があると思うのですが、歩いた後は、エネルギーが湧いてきます。

佐々木さんの本では「活力」という言葉で表現されていました。仕事で疲れているときこそ、山へ行って歩くと、内側からエネルギーが湧いてきて、それが結果的に良い休養になり、元気が出る。登山と休養を結びつけて紹介してくださっていたことにも、大変共感しました。

作家・ジャーナリスト 佐々木俊尚さん(以下、佐々木): 山をやらない多くの人が、「ただでさえ仕事で疲れているのに、そんな体が疲れることをしてどうするのか」と思っているのではないでしょうか。

問題は、その「疲れ」の内容です。現代人は、肉体的に疲れている人は比較的少ない。ほとんどが心理的、精神的な疲れではないでしょうか。

現場の体を使う仕事であっても、どのようにコミュニケーションし、連携するかなど、頭を使う場面が非常に増えています。結果的に、仕事をしている人の多くは、頭脳ばかりを使っている状態になっています。

山が良いのは、頭脳をほとんど使わない点。山を歩いているときにスマートフォンをずっと見ることはありません。ひたすら歩き、周囲の景色を見たり、足元の地面を見ているだけです。

そうすると、脳の疲れがどんどん取れていくような気がします。日頃使わない筋肉が使われて肉体的に疲れ、全身が活性化されるような感覚ですね。

例えば、初夏の気持ちのいい気候の中。「ああ、今日の空気は本当に気持ちいいな」と感じながら歩いていると、全身の細胞が入れ替わるような感覚になることはありませんか。

春山: 何かスイッチが入るような感覚ですよね。

佐々木: スイッチが入って、「昨日の自分とは違う」と思いますよね。ああいう感覚が、活力の源になっているのだと思います。

山歩きは脳疲労に効く!?

春山: 以前、YAMAPで、自然の中で体を動かすことの効能について、九州大学の先生方と研究したことがあります。月に1回山を歩いている人と、そうでない人を比較検証した際に出た結果が、山歩きは「脳疲労」に効くということでした。(*1)

*1 習慣的に山を歩くことが「脳疲労」の改善に寄与する可能性|人と自然のウェルビーイングラボ 研究結果

最近はスマートウォッチをつけている方が多く、私もこの種のデバイスをつけてから「確かに」と思ったのですが、山を歩いている最中、心拍数が高い状態が4~5時間、緩やかに持続します。

スポーツなど激しい運動であれば一気に心拍数が上がることはあっても、それが何時間も緩やかに続くというのは稀です。

心拍数が高いということは、歩くという行為を通して、血がよく巡っているということですよね。ですから、マインドフルネス、歩く瞑想のようになり、頭で考えるよりは、首から下の身体で感じ考えて動く。身体にも知性があり、身体を外に開くと、感覚や感性が鋭くなる。

もう一つ、九大との研究で「確かに」と思ったキーワードが「標高」です。標高500m以上の場所で歩くことが、登山の際立った特徴だということでした。

佐々木: それは何の影響なのでしょうか。

春山: 気圧の影響だそうです。標高が高い山の中、つまり、気圧の低い場所で歩き続け、心拍数が高くなり、血の巡りが良くなる。研究に携わった先生は、山歩きが脳疲労やストレス改善に効く理由ではないかとおっしゃっていて、その推察は自分の実感としてもあります。

佐々木: 最近の有酸素運動では、ランニングやバイクなども、あまり心拍数を上げすぎない方がいいとよく言われています。激しくやらなければならないと考え、心拍数の快適ゾーンを大きく上回る130、140まで上げてしまう人がいますが、かえって健康を害するケースが多いそうです。

富士登山のように急勾配を延々と登る場合は心拍数が高めになるでしょうが、普通に緩やかな山道を歩いている分には、それほど極端には上がりません。平常時よりは高いでしょうが、せいぜい100〜110ぐらいの間をゆっくりと行ったり来たりする感じです。

また、『フラット登山』で膝の話も書きましたが、友人の登山仲間でも膝を痛める人が続出しています。膝の軟骨は関節と関節の間にあって、そこが緩やかに動くためのボールベアリングのような役割をしていますが、一度痛めてしまうと元に戻りません。

最近は再生医療で注射すれば再生する場合もあるようですが、注射1本が20万円もすると聞きました。 無理をしてガンガン登山をしていると、50代、60代になった時に膝が痛くて登れなくなってしまう人が非常に多い。ですから、あまり急な下りも延々と続けない方がいい。

それほど激しい運動にならないように、心拍数100〜110前後を維持し、普通に気持ちよく歩ける状態を長時間続ける方が、健康にもいいのではないかと私も考えています。

春山:負荷をかけすぎない「歩く」という行為で体を動かす。それを標高の高い場所で行うということが山の気持ちよさなんだと思います。他のスポーツやアクティビティでは代替できない気持ちよさ、デトックス感があります。

佐々木: 空気感のようなものもあるのでしょう。私が一番好きなのは、標高2000mクラスの湿原のような場所を水平に歩くことです。あれが多分、世界で一番気持ちいい場所なのではないでしょうか。

春山: そのくらいの高さの稜線歩きも、最高に気持ちがよいですよね。

佐々木: 森林限界をこえた標高2000mぐらいの気持ちよさは、流れる風や空気感、香り、気圧が少し低くなっている感じなど、色々なものが相まって生まれるのでしょうね。

目の前を雲が流れていく光景だったり、そこに少し霧が混じっていて顔にミストが当たる感じだったり。色々なものがありますよね。これも実際に味わった人にしかわからない不思議な感覚です。

春山: 日本には五感で気持ちよさを感じられる自然環境が、山を含めそろっています。ただ、日本人は休み方が上手ではないので、多くの人の中で、山への心理的なハードルもあり、休養という視点でも山を十分には活用できていないかもしれませんね。

佐々木: 休みに「寝だめすればいい」と思っている人が多いですからね。眠りは貯められないというのは、専門家からも散々指摘されています。

日曜日の昼過ぎにゆっくり起きて、明るいうちからビールでも飲んでしまうと、結局、休んだようで、疲れたまま月曜から仕事が始まってしまう。

日曜日に山歩きに行くと、「明日から仕事だからそんなに疲れてどうするんだ」と心配する人がいるかもしれません。実際、夕方6時ごろに帰宅して、晩ごはんを食べると、すごくよく眠れますよね。あの熟睡できる感じが、翌日の活力の源になっているわけです。

春山: 山に登った後の睡眠の気持ちよさは、他では味わえませんよね。コトンと眠れる感じも、登山の魅力の一つです。

佐々木: それを期待している人は多いと思います。2010年ごろに山ガールや富士山など、登山ブームのようなものがあり、多くの人が山に登り始めました。しかし、その後、仕事が忙しくなったり、子育てが始まったりして、山から遠ざかってしまった人が多い。

でも、その頃に子育てをしていた人も今は一段落していたり、仕事も働き方改革で残業をしなくなってきたりして、生活の時間にゆとりが出てきている人も増えています。

そういった中で、暮らしや身体も含めた自分の人生を再構築したい人は、多いのではないでしょうか。

このタイミングで山登りを再開したり、新たに始めたりして、自分のリセットの仕方などを体で覚えるというのは、すごくいいことですし、令和の時代だからこそ、ですね。

春山: あとは、家族との時間の過ごし方としても、山は最適な気がします。山の中を家族でゆっくり歩きながら過ごす。すごく贅沢な時間です。しかし、家族で過ごす場所の選択肢に、山や道が入っていないのは、非常にもったいない。未就学児がいても楽しめるような道を、もっと広く紹介していきたいですね。

AI時代における身体の可能性

佐々木:最近は低山ブームで、酒場詩人・吉田類さんの『にっぽん百低山』(NHK)などが大人気だったり、盛り上がってきていますよね。

春山: YAMAPを運営していても、その盛り上がりを実感します。最近だと有力情報誌『日経トレンディ』で低山特集が組まれました。雑誌で低山特集をすると、関心ある人は一定数いて、けっこう売れるらしいです。

そしてもう一つ、潮目の変化を感じるのは、経済メディアのNewsPicks記者、池田光史さんが出版した『歩く マジで人生が変わる習慣』(NewsPicksパブリッシング)という本です。

「すごく地味なテーマだから、一般の人にそんなに響かないのではないか」と池田さんは危惧されていたそうですが、販売開始から2ヶ月ちょっとで4万部を超える勢いだそうです。

佐々木: すごいですね。

春山: AI(人工知能)の存在が身体を動かすことの価値や可能性に影響を与えているのかなと思っています。

お坊さんの松本紹圭さん(東京神谷町・光明寺僧侶)がおっしゃっていて、なるほどと思ったことに、「Before AI」「After AI」という考え方があります。AI登場の前後で、人間性、ヒューマニティの定義が変わる、と松本紹圭さんがおっしゃっていて、なるほどと思いました。

AIが登場する前、人間は動物を比較対象にしていた。だから、ヒューマニティは、動物と比べて人間は知性が高い、知能がある、というように定義していた。

しかし、AIが登場した後、知性や知識という点で人間性を定義しようとすると、AIにまったく敵わない。なので、AI登場後、ヒューマニティの重きは、知性や知識ではなく、身体性や感覚・感性、リアルな体験、共感、そして「歩く」という体験行為に置かれるようになっていくのではないか。

最近の低山ブームや歩くという行為が社会的に注目されるようになっているのは、AIを含むテクノロジーの進化によって、人類、生きものの身体こそが実は最大のイノベーションなのではないかということに気づき始めているのだと思います。

なので、「歩く」という行為への関心は、一時的なブームというよりも、根源的なものだという感じがしていて、「山ガール」ブームとは異なる感触を持っています。

佐々木: 結局、今の最先端のテクノロジーというのは、AIとロボティクス、ロボット工学ですが、後者の方が進化の歩みが遅いんですよね。

今、仕事がどんどんなくなると言われているのは、Excelで表を作ったりするような、いわゆるホワイトカラーのルーティンワークです。下手をすると、クリエイティビティの部分もAIに取って代わられるかもしれない。

しかし、介護などの仕事は、ロボット工学がそれほど進んでいないので、未だにロボットができるようにはなっていませんし、おそらく20年、30年はならないでしょう。

そうすると、現場仕事やエッセンシャルワークの方が実は重要だと回帰している側面があります。 今後、一般事務の仕事は賃金が下がっていく可能性がありますが、逆に介護や保育士、職人、大工といった仕事の賃金はどんどん上がっていく可能性があります。

ですから、今後は無理して大学に行ってホワイトカラーになるよりも、中学・高校を卒業した段階で職人になり、見習いから一生懸命自分の手仕事を覚えていった方が高収入になる可能性が出てくる1、と言われています。

もう一度、私たちのこの「手」、手仕事の意味というのが再評価され、手と足、つまり身体の時代への回帰が起きているのではないかと、最近ずっと感じています。

春山: まさしくそうですね。昨今、民藝にも再び光が当たっていますよね。人の手仕事と、その土地のの歴史的背景があって価値が生まれるものが見直されてきています。

佐々木: 最近、地方の伝統的な工芸品などをテレビで紹介すると、以前は「後継者がもういません」と盛んに言われていましたが、最近では「うちは若い人が来てくれた」というケースがすごく増えています。実際に今の20代、30代の世代でも、そういった仕事に回帰している人が増えているのは間違いありません。

春山:その 一つの潮流として現れてきているのが、「歩く」とか「低山」なのかな、と認識しています。

登山後のサウナはぶっとぶ!?

春山: もう一つ、佐々木さんの本を読んでいて心から共感したのが、「登山 × サウナ」に関してです。「よくぞ書いてくれた!」と思いました。歩くという行為とお風呂・サウナは非常に相性がいい。

佐々木: やっている人にしかわからないでしょうね(笑)。サウナブームはすごく盛り上がっていますが、あまり登山の文脈で語る人はいませんよね。

春山:サウナでよく言われる「ととのう」とかの比ではない。私は「ぶっとぶ」と表現していますが、身体のアクがすべて抜ける感覚があります。

佐々木: 5、6時間歩く中で、自分の中に、疲労物質の乳酸がたまっていくような感覚がありますよね。そのたまっていた疲労の澱のようなものが、サウナと水風呂を3セットくらい繰り返すと、全て「シュワっ」と音をたてて消えていくような気分になります。歩いた足の疲れがあれほど取れるのは、異常なくらいです。

春山: 山を歩いた後、お風呂やサウナに入らなかったりすると、疲れが残ります。山歩きとお風呂はセットで楽しむもので、別にするのはもったいない。

佐々木: 日本は幸いなことに、どんな地方に行っても、日帰り温泉施設があります。これは1980年代の竹下登首相のおかげだと言われています。

バブルでお金があったので、「ふるさと創生1億円事業」といって、日本全国の約1,400の全ての自治体に1億円ずつ配ったのです。

1億円をもらった多くの自治体は、使い道がわからないから、「しょうがないから温泉でも掘るか」とやりました。それが今、至る所にあるわけです。そして、そういった施設には、4人くらいしか入れないような小さなサウナが付いていることが多い。

ふるさと創生1億円は、今考えるとわけのわからない事業でしたが、このときの各地の温泉サウナが日本の文化資産になっています。

春山: 逆のパターンもあって、サウナ好きの人こそ、山へ行ってからサウナを楽しむと、サウナの良さがより深くわかるはずです。

山を歩き、私たちの身体を内側から活性化させてからお風呂やサウナに入ったときの気持ちよさは格別です。

佐々木: 歩いてから行ってみると、「ととのう」喜びが100倍くらいになります。山歩きをした後に、ひたすら30分、40分歩いて温泉にたどり着いた時の、「うわー、着いたー!」という気持ちよさ。車で行くのとは全然違う感覚ですので、より多くの人に知ってほしいです。

肩書きではない、「存在」としていることのできる場所

春山:現代は、どうしても意味付けの社会が強く、肩書き、名前、勤務先といった表面的なことで人を見がちです。

しかし、山は、肩書きに関係なく、誰であろうと存在を受け入れてくれる。登山者も、基本、山を愛し歩いている仲間として接してくれる。その意味でも、現代において山や山小屋という場所は、貴重です。

佐々木:普通に話しかけたり、山小屋で「あなたはどこの会社の人ですか?」なんて聞かないですよね。

春山:聞いたらむしろ「こいつ危ないな」みたいに思われますよね。

『フラット登山』の中では「ゆるい連帯」という言葉で表現されていました。そのゆるい結びつきの中で、お互いを存在として認識し合い、干渉し合うわけでもなく、いざという時には助け合う。

そういった、人間が本来持っている助け合いの感覚が育まれる場所として、山や山を歩くことは、ポテンシャルがあると感じています。

佐々木: 障害などで山を歩けない方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった場合を除けば、山を歩くという行為は、おそらく最も平等なものの一つではないでしょうか。

移動だけで言えば、飛行機にはビジネスクラス、ファーストクラス、エコノミーといったクラス分けがありますし、車でも高級車とバスでは全然違います。

歩くという行為は、どんなにお金持ちであろうと、履いている靴がせいぜい高いというくらいの差しかなく、本質的には変わりません。すごく平等な世界だと思います。

ですから、自分のよくわからない属性、社会的なものを全て剥ぎ取った状態で、生身の人間同士として出会うことができる。

しかもそこで、密度の濃い付き合いをするわけではなく、単に通り過ぎて「こんにちは」と挨拶を交わすだけだったり、山小屋で二言三言、言葉を交わすだけだったり。その淡い付き合いが、とてもいいなと感じています。

春山:現代において、そういった関係性をつくれる場所が少なくなってきているので、なおさら大事ですね。

佐々木: YAMAPの地図を使っていると、注意書きのようなものが残されていますよね。「ここは〇〇に注意」といった、誰かが書いてくれた情報。ああいうのを見ると、「誰が書いてくれたんだろう、ありがたいな」と感じます。実際にその人に会ったわけではないのに、うっすらとその存在を感じる。あの辺りの曖昧さもまた、気持ちがいいなと思います。

春山: 日本の登山が培ってきた共助の文化が、今も山には根づいています。これはすごく価値のあることであり、この共助の文化や共助の感覚を都市にも敷衍していけたらと思うことがあります。

佐々木: 日本人は今、本当に共同体が失われたとよく言われていて、人とつながっている感覚がない人が多い。その中で唯一、山というのは、別に名前も知らない、どこの誰かもわからないけれど、ある種の薄っすらとしたつながりを感じられ、しかも同じ山に登っている人間同士は仲間なんだと信じられる。その感じがいいですよね。

春山:山を歩くこと楽しさや可能性を言語化してくださった佐々木さんの『フラット登山』は、時代を表す本でもあるように思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。

YouTubeで動画をみる:「フラット登山」 という歩く楽しさ【前編】作家・ジャーナリスト 佐々木俊尚× YAMAP 春山慶彦

YAMAP MAGAZINE前編はこちら:「フラット登山」という歩くよろこび|作家・佐々木俊尚さんに聞く、新しい徒歩の旅【前編】

佐々木さんの新著はこちら:『歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山』(かんき出版)

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。