ソロ登山のリスク対策は万全? 死なないための「リスク管理法」

この記事では、身近に潜む「遭難の原因」と「命を守るためのリスク管理」についてお伝えします。突然ですが、皆さんは「遭難してしまうかも…」と思ったことはありますか? 恐らく多くの方の回答は「No」だと思います。でも実は年間約3,000人もの人が遭難しており、その原因も意外と身近に潜んでいるのです。そして、やはり複数人の登山よりもソロ登山の方が遭難が発生しがち。だからこそ「自分も遭難してしまうかもしれない。その時にどうするべきか?」を日頃から意識しておくことが大切。つまり「遭難時のリスク管理」はソロ登山者にとって必須の知識なのです。

2020.07.16

小川 郁代

編集・ライター

INDEX

命の危険に直面しかねない! ソロ登山の遭難とは?

登山者を一瞬で恐怖のどん底におとしいれる「遭難」は、山の奥深くに入り込む登山とは、切っても切り離せない関係にあります。いつどの山に登るのか、誰と登るのか、登山経験や知識、体力、技能によって違いはあれど、山に登る人全員に必ず遭難のリスクがあるのです。それを回避するために、まずは遭難について知ることから始めましょう。

毎年のように山岳遭難事故のニュースを目にしますが、実際にはどれくらいの人が遭難しているのでしょうか? 

こちらは、2010年から2019年までの10年間の全国の遭難事故人数を表したグラフ。この10年、遭難者は右肩上がりで増える傾向で、特に直近5年では、年間の遭難者数が3,000人前後で高止まりしています。近年の増加は、登山者自体が増えたことも大きな原因。人の数に比例して、事故の数も増加したと考えられます。

警察省発表資料「令和元年における山岳遭難の概況」より数値引用

遭難といっても、無事に救出されるケースから死亡・行方不明に至るケースまでさまざま。そして、2人以上のグループ登山と単独で行動するソロ登山では、遭難の結果にも違いが見られます。

2019年の遭難者2,937人のうち、ソロ登山中の遭難は38.0%(1,117人)でした。下のグラフは、ソロとグループの遭難の結果をそれぞれの遭難人数全体を100として比較したもの。これを見ると、ソロ登山では死亡や行方不明という致命的な結果になる確率がグループ登山に比べてかなり高いことがわかります。

警察省発表資料「令和元年における山岳遭難の概況」より数値引用

ソロとグループで登る山が変わるわけではありません。しかし、グループで行動していれば、誰かがけがをしても他の人が救助を呼ぶことができるのに対し、ソロでは事故の発生を知らせることすらできずに、救出が遅れて残念な結果につながるケースが倍増してしまうのです。

遭難の原因、ダントツの第1位は「道迷い」

では、どのようなことが原因で遭難が起きてしまうのでしょうか? 2019年に全国で起きた遭難の原因(態様)をグラフで見てみましょう。

警察省発表資料「令和元年における山岳遭難の概況」より数値引用

遭難原因の圧倒的な1位が道迷い。実に4割近くを占めています。「歩き回るうちに自分の居場所を見失い、体力を消耗して進むことも戻ることもできなる」「日没で行動できなくなる」などのケース。「急な天候悪化で視界が悪くなって道を見失う」のもよくある事例です。

山の事故といえば「滑落」というイメージがあるかもしれませんが、登山道上の危険個所はあらかじめ情報が得やすく、多くの人は慎重に行動しようとします。

ところが、道迷いは、油断があるとき起こりやすいのが特徴。そのため、難易度が高いといわれる高山だけでなく、身近な裏山のような低山でも起こりやすいのです。

では、低山で道迷いが多いのはなぜなのでしょうか? まず考えられるのが、登山道を通る人が少ないこと。例えば北アルプスの人気ルートならシーズン中は毎日のように多くの登山者が訪れるため、整備がしっかりとされていて天候不順で視界が悪くなければ、迷うようなポイントは多くありません。

ところが低山では、1日誰にも会わないことも珍しくなく「そっちは違いますよ」と声をかけてくれる人にもそうそう出会えません。踏み跡も不明瞭なところが多く、道標がないのも当たり前。

さらに、落葉樹が育たない高山と違って、低山は緑が豊か。夏場は下草やブッシュが生い茂り、秋になれば大量の落ち葉が登山道を覆い、ルートをわかりづらくします。立ち木で視界が遮られるため、遠くの目標が見通せないのもやっかいなところ。

ツゲのヤブによって覆われた初夏の登山道。真ん中にうっすらと道が見える

また、低山では林業や沢登り、渓流釣りなどで一般の登山道以外の道を歩く人も多く、登山道以外にも多くの踏み跡ができています。獣道も多数あり、それにつられて誤ったルートに迷い込んでしまうのは、とてもよく聞く話。低山=安全・簡単という法則はまったく成り立ちません。

もちろん高山でも道迷いの可能性はあります。踏み跡のつかないガレ場やザレ場は、景色に変化がないためルートがわかりにくく、悪天候の影響で視界が無くなるリスクも高まります。

道迷いの環境要因
・道標や案内のないところが多い
・作業道や獣道など、登山道以外の踏み跡が多数存在する
・落ち葉や下草でルートが見えづらい
・ガレ場やザレ場はルートがわかりにくい
・ガスや霧、大雨などの悪天候で情報が得にくくなる

低山でも恐ろしい転倒や滑落

原因の2位は転倒。日常でも比較的よくあることに思えますが、登山中の転倒と街中の転倒は大違い。大きなケガになりやすいのに加え、充分な治療を受けられるまでに時間がかかるため、重症化や回復が遅れるリスクも高まります。助けてくれる仲間がいないソロ登山では、自分で何とかするか、誰かの助けを待つしかありません。そのための準備も必要です。

そして、深刻な事態につながりやすいのが滑落。こちらも道迷いと同じように「簡単な山なら大丈夫」だと思っている人が多いようですが、岩稜帯の馬の背から何百メートルも滑落するのも、ぬかるんだ林道のトラバースで足を滑らせて滑落するのも、致命的なケガを引き起こすことに変わりはありません。たった3mの転落でも、木や岩に激突して命を落とすこともあるのです。

転倒も滑落も、大きな原因は体力不足や筋力不足。その山に登るだけの体力が自分にあるのか、当日までのコンディション作りがしっかりできているか、体力に見合った行動計画や装備の量を理解できているかなど、日ごろのトレーニングや計画の段階で減らせるリスクが多いのです。

あの時何ができたのか? 実例に学ぶリスク対策

では、もし遭難してしまったとき、どうすれば無事に戻ることができるのでしょうか? 遭難のきっかけはどこにあり、そのときにすべきことは何だったのかを、いくつかのモデルケースをもとに考えてみましょう。

モデルケース1. 道迷い

<状況>

当日の朝までどの山に登るかを決めておらず、(1)充分に下調べができていない状態で山へ。(2)あまり人が入った形跡のないルートに興味をそそられ、目印を頼りに進むが、予想外に歩きにくく、予定時間を大幅にオーバーする。そのまま戻るかを迷ったが、(3)下山でペースアップできると予測して山頂へ。山頂へはたどり着くが、下山中にルートを外れて道に迷う。(4)登り返している時間はないとひたすら沢筋を歩き、麓を目指すが、気の焦りからか同じ場所を何度も歩き回った末、気が付けば落ちたらケガを免れない急斜面に入り込んでしまう。なんとか安定した場所にたどり着いたところで日没。肉体的、精神的に疲労した状態で、ヘッドライトの明かりを頼りにこれ以上進むのは危険と判断。(5)レインウェアを羽織って一夜を明かし、翌朝尾根まで登り返して正規ルートで下山した。

<問題点>

(1)事前の下調べをしていなかった
(2)よくわからないままルートを進んでしまった
(3)タイムスケジュールの遅れに関わらず山頂を目指した
(4)迷ったことに気づいたときに戻る決断をせず、麓を目指した
(5)いざという時の備えを持たず入山した

<対応策>

(1)どんな山でも、必ず充分な下調べをする
自然災害などにより、山の状況は変化します。いつもの山でも、話を聞いたことがある山でも、最新の情報を得ることが大切。複数の情報から信頼できる情報を見極めることも必要です。

(2)むやみに歩き回らない
焦ってやたらと歩きまわっても、体力を消耗するだけ。登山道に戻れないときや日没で視界が確保できないとき、疲れて歩けないときは、無理をせずビバークをし、体力の回復を待つか救助要請を考えましょう。

(3)明るいうちに目的地に着けるスケジュールを立てる
暗くなってから動くことのメリットは何一つありません。行程が長いなら、夜ではなく体力のある早朝にシフトするのが基本。

(4)「迷ったら引き返す」が大原則
せっかくここまで来たのに、また登るのはつらい、もうすぐ暗くなる、たぶん何とかなるなど、どんな理由があっても「迷ったら引き返す」のが、道迷いからリカバリーするための鉄則。むやみに動かず立ち止まって冷静になり、現在位置を確認。来た道を慎重に引き返しましょう。

(4)谷に下るのは絶対にNG
少しでも早く麓に着きたいと山を下りたくなりますが、谷間に入るのは危険。沢筋をたどるうちに滝や崖に阻まれて、進むことも戻ることもできなくなってしまいます。

(5)万が一のことを考えた準備をする
絶対に迷わないと思えるハイキングコースでも、途中で日が暮れて戻れない場合を考えた準備をしておくのが山のリスクマネジメントの原則。ヘッドライト、エマージェンシーシート、防寒着や水、非常食など、一晩を山中で過ごせる用意があれば、危険を冒して下山しなくても、安全に救助や体力の回復を待つことができます。

道迷いは、あらゆる遭難のきっかけになります。もっとも起こりやすく、もっとも危険だということをしっかりと認識しておきましょう。

モデルケース2. 滑落

<状況>

山頂からの下りで、(1)間違った尾根に入り込む。急斜面の少し先にテープを見つけ、何とか足を置ける幅の平らな部分を見つけながらトラバース。一息ついて、(2)不安定な路面を注意しながら進むが、体重をかけたとたん、路面ごと崩落。回転しながら数メートル落ちたところで、2本の木の間に引っかかるようにして止まる。胸や肩に痛みがあったが、幸い動くことができたため、(3)斜面にばらまかれたスマートフォンなどを回収しながら、斜面を登り返し、命からがら登山道に戻る。

<問題点>

(1)道迷いによって、路面の安定しない場所に進んでしまった
(2)ソロ登山で滑落の危険がある行動をした
(3)大切な荷物が落ちないように対策をしていなかった

<対応策>

(1)危険な個所を避けるルートを選ぶ
ソロ登山のときは特に、多少時間がかかっても、危険性の高い場所は積極的に回避することが重要。道迷いやショートカットをしないよう注意し、もし崩れたら、という想像力を働かせましょう。

(2)再滑落を防ぐ
滑落が起こってしまったとき、体を動かすことができるなら、できるだけ安定した場所に移動しますが、動くことで再び滑落を起こす危険があれば、その場で体を木などに固定することを考えます。あせって動くと、さらに深刻な滑落を起こすことも考えられます。

(2)自分を発見してもらう
単独行動で動けなくなった場合、最優先すべきは自分の存在を人に知らせること。携帯が使える状況でなければ、大声で他の登山者に知らせる、ホイッスルや熊鈴を鳴らす、目立つ色の布を振るなど、できる限りの手段をつくしましょう。

(3)荷物の持ち方を工夫する
滑落で動けなくなったとき、装備を失うことも大きなリスクです。携帯電話や眼鏡を失うのは致命的。バックパックから水のボトルが転がり落ちたら、救助が来るまで水なしで生き延びることになります。つい出し入れしやすいところにしまいがちですが、バックパックの中や閉じられるポケットに物をしまい、眼鏡やコンタクトのスペアを持つよう、日ごろから心がけておきましょう。

モデルケース3.転倒

<状況>

かなり標高の高い下りを大股で歩いている際に、(1)浮石で足を滑らせ転倒。足首とひざを捻挫するが、(2)応急処置法がわからず、トレッキングポールを杖代わりに歩く。マイナールートで引き返すと誰とも会わない可能性が高いため、万が一を考えて人通りの多いルートを歩く方が安全と判断し、山頂まで戻ってメジャールートで下山。痛みに耐えながら、通常の3倍の時間をかけて無事、麓にたどり着いた。

<問題点>

(1)路面状況への対応不足
(2)ケガの対応法を知らない

<対応策>

(1)路面状況に合わせた歩き方をマスターしておく
登山において正しい歩き方をマスターすることは、疲労を防ぐだけでなく事故の防止にも効果的。特に下りを勢いよく歩くと、転倒の危険が大きいのは容易に想像がつきます。気の緩みがちな下山時こそ、緊張感を持って慎重に歩くように心がけましょう。

(2)応急処置法をマスターしておく
簡単な応急処置ができると、重症化や痛みを軽減することもできます。自力歩行ができなければ、救助要請をしましょう。

骨折やねんざなどに共通する応急処置は、RICESという考え方。Rest(安静)、Icing(冷やす)、Compression(圧迫)、Elevation(患部を上に上げる)、Stability(固定)を行なうのが原則です。詳しい処置の方法は、本や講習会などを利用して身につけておくことをおすすめします。

複数で行動しても遭難事故は起こりますが、ソロ登山だとさらにリスクは高まります。自然と対話しながら静かに山を登るソロ登山は、他では味わえない魅力がありますが、そのためには充分な準備と心構え、体力と技術がマスト。リスクとメリット、両方をしっかりと理解した上で「進んで大丈夫?」「もう一度確認したほうがいいんじゃない?」と、用心深いもうひとりの自分と対話しながら行動しましょう。

遭難時に命を救う! バックパックに忍ばせたいアイテム

万が一トラブルが発生したときに、なくてはならないのがエマージェンシー(安全対策)用品。どんな山に行くときも、必ずバックパックに用意しておきたいものです。いろいろと揃えておけば安心感は高まりますが、荷物をやみくもに増やすのは、安全性を損なうことになりかねません。

では、プラス196gだったらどうでしょうか? イメージするなら、コンビニのおにぎり2つくらい。たったこれだけで、無事に帰って来られる確率を上げられる、超軽量で有効な、エマージェンシーアイテム3点の総重量です。ここからはYAMAP STOREでオススメのエマージェンシー用品をご紹介します。

日没までに下山できない場合の頼みの綱「ヘッドライト」
milestone(マイルストーン)/MS-G2 USBマルチファンクション(28g)


たった28gという軽さで約400ルーメンの光量が得られる超軽量ヘッドライト。ウェアや帽子に留められるクリップタイプで、付属のヘッドバンド(46g)で頭に着けることもできる、マルチタイプです。

重量が30g以下の軽量タイプのヘッドライトは各社から発売されていますが、どれも光量が50ルーメン程度の、あくまでもサブライトという位置づけ。このモデルのようにメイン使いできる400ルーメンでこの軽さは、他のモデルの追随を許しません! 多彩なライトパターンを備え、安心の防水仕様。USB充電式で、最長14時間連続点灯が可能です。

コンパクトにまとめてすばやく取り出せる「ファーストエイド」
GRANITEGEAR(グラナイトギア)/ファーストエイドエアポケット(12g)


いざという時にあわてないために、ファーストエイドキットはすぐに取り出せることがポイント。一目で見つけられる赤色の専用ケースを使うのがおすすめです。絆創膏やテーピング、内服薬や消毒綿、ガーゼなど、必要最小限のもが入れられる13×18cmサイズ。撥水性の素材で濡れに強く、薄くて軽量なのに丈夫で長持ち。ループにストラップを通して、バックパックなどに付けておくことも可能。間違って他のものが入ったポーチを持って行ってしまった経験のある人、いつもどこに入れたか忘れてしまう人にもおすすめです。
※中身は入っておりません。登山スタイルに合わせて、必要なものを揃えましょう

この1枚が生死を分ける! 安全対策用品の代表格「エマージェンシーシート」
SOL(エスオーエル)/エスケープライトヴィヴィ(156g)


ビバークの必需品、エマージェンシーシート。安価で手に入るペラペラのアルミシートは、ほぼ使い捨てなのに対し、エスケープライトヴィヴィなら丈夫で何度でも使えて、体温を利用した高い保温性も、ムレを外に吐き出す透湿性も、撥水性も手に入ります。

ただのシートではなく封筒型なので、シュラフのように体を包みこんで保温性を発揮。緊急時に潜り込めば風や寒さから体を守り、心細い気持ちも温めてくれます。シュラフカバーや防水シート、パックライナーなど、ひとつでさまざまな役割を担ってくれ、緊急時以外にも積極的に使えます。

196gの遭難対策と合わせて0gの安心も

28g+12g+156g=196g。
新たに加えても、今持っているアイテムと入れ替えても、手軽に安全性がアップすること間違いなし! ウルトラライトな遭難対策です。そして、重さ0gでできる安全対策もあります。ここからは、YAMAPのアプリや登山保険についてご紹介します。

道迷い防止のために是非活用してほしい「アプリ」
YAMAP(0g)


全国の登山地図を無料で使え、携帯電波の届かない山中でも現在地が確認できる登山用GPSアプリ。ログの記録や活動計画・活動記録の作成などの機能に加え、山行中のGPS位置情報を、家族や友人などに随時通知できる「みまもり機能」も搭載しています。

日常にも緊急時にも使える! 便利アイテム

最後に、持っていれば普段でも緊急時でも使えるアイテムをご紹介します。「エマージェンシー(緊急時)専用」ではありませんが、ちょっとしたアウトドアでも役立ち、しかも緊急時には命を守ってくれる便利アイテム。ぜひ日頃のアウトドアで活用してみてください。

普段にも緊急時にも便利な「防水シート」
COCOON(コクーン)/タイフーンブランケット/ネイビー(145g)


テントのグラウンドシートや、休憩時の荷物置き場に便利な、軽量でコンパクトに収納できる防水シート。160×120cmのシンプルな大型長方形なので、使い方は自由自在。地面に敷く以外にも、荷物に被せたり、脱いだ衣類を包んで濡れから守ったり、体に巻き付けて風雨を避けるのにも役立ちます。

普段はくつろぐために、緊急時には避難のために使える「タープ」
PaaGoWORKS(パーゴワークス)/ニンジャタープ/グレー(470g)


軽量コンパクトで、数えきれないほど多くの張り方ができる個性派タープ。21カ所のジョイントポイントを駆使して、単体でも、トレッキングポールや木などと組み合わせても、ちょっとしたシェードから簡易シェルター的な使い方まで、自由な発想で使えます。リラックスタイムにも緊急時にも頼れるギア。泊りの予定でなくても持って行って損はありません。

ここまでソロ登山のリスク対策、そしてエマージェンシー用品についてご説明してきましたが、いかがでしたでしょうか? ソロでもグループでも、登山に危険はつきもの。入念な準備やリスク管理は登山者の義務とも言えるかもしれません。これからも、安全・安心のため、道具も含めた準備をしっかりして、素敵な山旅を楽しんでくださいね。

小川 郁代

編集・ライター

小川 郁代

編集・ライター

まったくのインドア派が、ずいぶん大人になってから始めたクライミングをきっかけにアウトドアの世界へ。アウトドア関連の雑誌、書籍、ウェブなどのライターとして制作に関わるかたわら、アウトドアクライミングの環境保全活動を行なう、NPO法人日本フリークライミング協会(JFA)の広報担当としても活動する。