登山アプリなのに街でも使える?YAMAP新機能をランニングで使ってみた

登山中、電波の届かない山の中でも現在地がわかるアプリYAMAPに、街でも使える新機能「ランニング・ウォーキング機能」が搭載(2020年6月)! 日頃からランニングやトレランに勤しむYAMAPスタッフのユキ丸くんが、新機能の開発裏話と使い方、実際に使ってみての感想を紹介します。普段は山でしかアプリを使ったことのない皆さん、街でのランニングや散歩のおともに、YAMAPを活用してみませんか?

2020.07.03

佐藤 ユキ丸

YAMAPスタッフ

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コロナで生まれた新機能「ランニング・ウォーキング機能」とは?

地図ダウンロードなしで、すぐに始められる!

通常、YAMAPを使う際には、登山前の地図ダウンロードが必要です。これを忘れて登山口まで行こうものなら、場合によっては電波がなく地図ダウンロードができないという事態に…。

山で使う際は変わらず事前の地図ダウンロードは必須ですが、今回新たにリリースされた「ランニング・ウォーキング機能」は、地図ダウンロードの手間がありません。地図ダウンロードなしで、すぐに活動開始できるようになりました。

新機能はいかにして生まれたのか?

今なお世界を震撼させ続けている新型コロナウイルス。日本では2020年2月頃から大きくメディアでも取り上げられるようになり、4月には緊急事態宣言が発令されました。

多くの人のアウトドアアクティビティーに支えられているYAMAPも、活動日記の投稿数が減ってしまうなど、様々な影響を受けました。そこで社内では急遽、「コロナを踏まえた、今後にも活かせる、新しい機能を考えよう!」と、新機能の企画会議をすることに。

「最近のデータでは、やはり登山ではなくランニングや散歩の投稿が増えているようですね」

「YAMAPを登山以外にも活用してもらえているのは嬉しいですね。でも使い心地はどうだろう?」

「ランニングや散歩だと、やはりサッと開始したいですよね。電波のある環境であることがほとんどなので、地図のダウンロードは無しでスタートできるようにしたいです!」

「技術的にはこうやればリリースは素早くできそうなので、より活用してもらえるようにその機能を作りましょう!」

セールス、デザイナー、エンジニアなど部署や役割は違えど、「自然とアウトドアが大好き」「作り手であるとともに、サービスのユーザー・愛好者である」といった共通点のあるYAMAPメンバー。議論はとても白熱し、そこで実現に漕ぎ着けた一つが、今回紹介する「ランニング・ウォーキング機能」なのです。

新機能を日課のランニングで使ってみた

リリースしたての新機能、実際にはどのような使い心地なのでしょう? 日々のランニングで、さっそく活用してみました。

まずはセットアップの仕方から

1. まず、YAMAPの「のぼる」タブから「ランニング」を選択します。

2. 登山で使うとき同様通り「活動を開始」ボタンをタップすれば、すぐにスタートできます。

この日走ったのは、僕の普段走っているランニングコース。逗子、葉山の海岸線を中心に、海やお店をめぐりました。

ソフトクリーム屋さんでおやつ、もとい補給をした後、逗子海岸へ。梅雨で雨は多いですが、晴れればすっかり夏の陽気です。

活動中の画面はこんな感じ。時間、標高、距離、カロリーの他、スタートしてからの高低図が表示されます。

海岸を走ったら、その足で葉山へ。ヨットの停泊するマリーナやお洒落なカフェ、神社など、散歩にもうってつけ。

達成感が高まる! ランニング機能の楽しみ方

走り始めて調子が出てきたので、ちょっとキツめのトレーニングも…ということで、葉山教会の激坂にチャレンジしてみました。

上りは地獄ですが、下りは街と海が見渡せる素敵なスポットです。

これをYAMAPの地図で確認してみると、こんなふうに見えます。

高低図が視覚的に確認できることで、坂でどの程度登ったのかなど、強度の目安になりますね。ラン中にじっくり眺めることはあまりないですが、走りきったあとであらためて振り返ると、「おお、こんなに登ったのか!やり切った!」と達成感が高まります。

絶景スポットにて夕焼けを待つ…

この日の目当ては、夕日で色づく空と富士山。海岸を散歩しながら、日の入りを待ちます。

日の入時刻まで粘りに粘りましたが、富士山の頭は出ませんでした(涙)

ラン終了後には思わぬご褒美が?

ランニングが終わったら「終了ボタン」を選択。すると、「おつかれ山!」とアプリからねぎらいの言葉が。

これは登山モードにも実装されている機能ですが、ランでも地味に嬉しさを感じます(笑)

ルートと写真の結びつきが魅力!散歩や街歩きなどにも使えそう

今回使ってみて、一番魅力に感じたのは、「ルートと写真が結びついて1箇所にまとまることで、ライフログになる」という点だと思います。

「ここ綺麗だったからまた行こう!」とか、「これ美味しかったから今度友達誘おう!」とか、思い出を写真と道の両方に結びつけて、振り返ったり、次のコース考えたりする時間は、山でも街でも変わらないなぁと実感しました。

ふと目にとまった風景や、面白いと感じた日常を写真におさめながら散歩やジョギングを楽しむのもいいですね。

あなたも、街でYAMAPを使ってみませんか?

地図がなくてもすぐにスタートできて、ルートと写真が綺麗にまとまる「ランニング・ウォーキング機能」。その手軽さと便利さをご紹介しました。

コロナでランニングや散歩を始めたあなた、ライフログのツールとして、YAMAPを街でも使ってみてはいかがでしょう?

ちなみに今回のランニングログは活動日記「YAMAP新機能で巡る逗子・葉山」にて公開中です。ご興味のある方はぜひご覧ください。

佐藤 ユキ丸

YAMAPスタッフ

佐藤 ユキ丸

YAMAPスタッフ

YAMAPの営業・企画メンバー。トレイルランニングをはじめて山の魅力に取り憑かれ、YAMAPに入社。YAMAPユーザーがよりトレランを楽しめるよう、また、トレイルランナーがよりYAMAPを楽しめるよう、日々画策中。