2022年10月4日よりアニメ最新作となる「Next Summit」シリーズが放送開始された、女の子だけのゆるふわアウトドアアニメ『ヤマノススメ』。今回は、12月13日・20日深夜に放映された第11話と最終話・第12話を振り返りながら、主人公のあおいがついにリベンジを果たした富士山登頂への道のりを、ヤマノススメの大ファンである山岳ライター鷲尾太輔さんが、登山ガイドとしてのアドバイスも交えて紹介します。
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2022.12.21
鷲尾 太輔
山岳ライター・登山ガイド
天候や体調に恵まれて、本来の自分の実力を超えた山に「運良く登れた♪ラッキー!」というエピソードを時おり耳にしますが、筆者としては決して褒められる話だとは思いません。何かひとつでも好条件の要素が欠けると、あるいは些細なボタンの掛け違いで、その山へ登れないばかりか体力的・精神的に辛い思いや怖い思いをしたり、時には遭難につながることもあるのです。
冒頭から登山ガイドのお説教じみた話で恐縮ですが、自分の体力・技術力に合った山を選ぶか、目標とする山で要求される体力・技術力へと自分を高めるかのいずれかが望ましい過程。その上で入念な準備や計画を行い「登るべくして登った」という結果が、安全な登山の楽しみ方と言えるでしょう。
本作のメインキャラクター・雪村あおいは、このことを肌で実感しているのではないでしょうか。前年夏の富士登山チャレンジ(アニメ:セカンドシーズン新八合~十一合目/原作:単行本第3巻・二十一合目『それぞれが見た朝日』)では高山病でリタイア。もうひとりのメインキャラクター・倉上ひなたと後輩の青羽ここなが富士山頂に到達するものの、自身は先輩の斎藤楓に付き添われて下山するという悔しい経験をしています。
「セカンドシーズン」後半、「サードシーズン」、そして「Next Summit」とさまざまな山に登りながら、あおいがたびたび口にする“体力づくり”や“トレーニング”という言葉は、富士山へ再チャレンジするために、自分を高めて行こうという意識のあらわれ。オープニングテーマ『想いのち晴れ』のサビ前で、あおいが富士山に向かって叫ぶシーンも、それを物語っているかのようなドラマチックな描写ですね。
今回はあおいたちが富士登山に向けて実行した“あれこれ”にも注目して、いかにして「登るべくして登った」のかを振り返ってみましょう。
第11話『また会えたね!富士山」は、雨の中での雲取山への登山(原作:単行本第12巻・八十五合目『雨でも縦走!!』〜八十六合目『これからの登山』)から始まります。原作ではあおい・ひなた・ここなの3人でしたが、アニメでは群馬の友人・黒崎ほのかも加えた4人でチャレンジしています。原作では刻々と変わる植生なども楽しみながら登っていたあおいですが、アニメでは雨の中での苦しい登りに「私は何でこんなところを歩いているんだろう?」と自問したり、石につまずいてほのかに心配されるシーンも。
雨の日の登山はなかなか気が進まないもの、ついつい見送りにしてしまうことはありませんか。ですが、特にあおいのように目標としている山がある場合は、本番前に“雨に降られてレインウェアを着る”という経験は貴重な財産になります。富士山・屋久島・日本アルプスなどの本番で経験したことがない雨に見舞われると、慣れない環境による不安やストレスで、登頂の成功率がぐんと下がってしまうのです。
雲取山の山頂に着く頃には雨も上がり、宿泊したテントではひなたから「あおい、前より歩くの早くなったんじゃない?」と声をかけられます。ここで“夏休みに富士山に行く”という決意表明をしたあおいに、ひなた・ここな・ほのかがそれぞれのリアクションで「一緒に行く」と応じた様子は、一体感あふれる場面でしたね。
日本百名山の一座でもある雲取山(2,017m)は東京都最高峰として知られていますが、山頂は東京都・山梨県・埼玉県にまたがっています。奥多摩湖畔の鴨沢からのルート、山中の秘湯・三条の湯からのルートなどもありますが、4人が登ったのは埼玉県側の三峯神社からのルートです(原作では下山は鴨沢へのルート)。どこから登ってもトレーニングにぴったりの長時間行動となるので、1泊2日がおすすめです。
4人がテントを張った山頂直下には通年営業の山小屋・雲取山荘があり、原作では「雨予報の日は小屋のほうがいいのかな」という台詞も。山荘前からは東京の夜景やご来光も望むことができ、山に泊まる醍醐味を満喫できますよ。ただし12月以降は積雪・凍結があるため、雪山登山経験のない方は春以降に計画を立ててください。
雲取山から帰り、バイト先でお給料と富士登山のための休暇もゲットしたあおい。リーダーでもあるかえでにひなた・ここなも加えた4人で、パエリアづくりを楽しみながら富士登山の計画を立てます。原作(単行本第15巻・百十五合目『パエリアと富士登山計画』)では家で見つけたパエリアパンを抱えたひなたがあおいの家に行くシーンから始まりますが、アニメではひなたの父・健一から富士登山を励まされるシーンが挿入されていました。
富士山(3,776m)は登山者が多い順に
・吉田ルート(歩行時間9時間58分・歩行距離16km・標高差1,668m)
・富士宮ルート(歩行時間7時間47分・歩行距離8.9km・標高差1,414m)
・須走ルート(歩行時間10時間3分・歩行距離14.5km・標高差1,920m)
・御殿場ルート(歩行時間12時間22分・歩行距離17.9km・標高差2,348m)
という4つの登山ルートがあります。
前年は吉田ルートの往復でリタイアしたあおい、通常なら同じルートで再チャレンジしそうですよね。ところが、登山口の標高が高いため高山病のリスクがある富士宮ルートを除外した上であおいが決めたのは、登りはひなたが興味を持った須走ルート、下りはここなが興味を持った宝永山に立ち寄ってかえでが推した御殿場ルートという意外なコースでした。
雲取山では「みんなごめんね、私の訓練なのに付き合ってもらって」と同行した3人に遠慮して謝ったあおい。けれども、このシーンではひなた・ここな・かえでに遠慮して、それぞれの興味を採り入れた計画にした訳ではなく、「みんなの意見と私の体力を総合して判断すると」と、自分のここまでの成長も踏まえて、最終的にはあおい自身の判断で決めたのです。
自分の体力も認識した上でコースを判断して、登山計画を立てられる。これこそが、あおいが“登山者”として成長した証と言えるのではないでしょうか。そしてメンバー全員がその計画に納得・同意するという、登山計画づくりのお手本とも言えるシーン。ぜひファンの方々も登山を計画する際には真似してみてください。
富士山へのチャレンジを知った山岳部の部長・千手院小春から、ウェストベルトの付いた本格的なザックをすすめられたあおい。むしろこれまでの縦走やテント泊を、デイパックで乗り切ってきたことが若干驚き。原作ではもう少し早い段階(単行本第10巻・七十一合目『道具をメンテナンス』)で、新しいザックをゲットしています。
原作ではあおい・ひなたに同行したかえでがザックの選び方をアドバイスしていましたが、アニメではあおい・ひなたにみお・ゆり・かすみも加わった同級生メンバーで登山用品店へ。店長さんがアドバイスしてくれました。ザック選びのコツを語る(けっこう詳しくて参考になります)店長さんの声を背景に、かすみ・ゆり・みお・あおいが様々なザックを背負うシーンでは、見覚えのあるモデルがあったのではないでしょうか。
あおいも店頭で「お腹が締め付けられる」と言ったように、ウェストベルトはその名称からついついズボンのベルトなどと同じくウェストで締めてしまいがち。けれども実際は、もう少し下の骨盤を包み込むように締めるのが正しい使い方で、最近はヒップベルトと呼ぶことも。この位置なら、お腹が締め付けられることもありません。ザックを背負う時は、まずこのウェストベルトをしっかり締めましょう。ショルダーハーネスの調整はそのあと、荷重が腰と肩に分散されてザックが驚くほど軽く感じますよ。
あおいのザック選びでは「もっとポケットあった方がよくない?」という意見を却下されたひなたですが、彼女自身は徹底的に荷物の軽量化に取り組んでいました。原作では別のタイミング(単行本第12巻・八十三合目『荷物を軽量化しよう!』)であおい・ここなの3人でチャレンジした軽量化ですが、アニメではひなたひとりで試行錯誤します。その理由が「もしもの時は、私があおいの荷物を持たなきゃだもんね!」という台詞からも分かるように、ひなたのあおいへの想いをあらためて感じましたね。
アニメオリジナルの設定であおいの家に前泊したほのかに、天気予報を気にしすぎず早く寝るよう促されるあおい。てるてる坊主に好天を願うここな。同級生・ゆうかの激励メッセージを受け取るかえで。前夜まで軽量化に取り組むひなた。それぞれの富士登山前夜の過ごし方や、母・恵に心配されつつあおいが旅立つ情景の描写が印象的でしたね。
原作でもかなりのボリューム(単行本第16巻・百十八合目『天気は人の都合と関係ない』〜第17巻・百二十六合目『登山ってそういうものかも』)で描かれた5人の富士登山チャレンジ。いよいよ『ヤマノススメ Next Summit』もクライマックスに突入です。
新宿から御殿場までの高速バスではぐっすり寝ていたかえでが、御殿場から須走口五合目に向かうバスの車中では高度計付きの時計を見ながらしっかり起きていたシーン…これが実はすごく重要です。富士山への4ルートで富士山五合目へ向かうバス路線は、連続するヘアピンカーブを越えながら一気に標高が上がる区間。ここで寝てしまうと呼吸が浅くなり、高山病にかかるリスクが上がります。意識して深呼吸を心がけるのも良いのですが、5人のように談笑しながらだと自然と呼吸も深くなりますよ。
バスで須走口五合目に到着した5人。ここでリーダーであるかえでは「ここで1時間ほど停滞して高地順応したいと思いま〜す!」と呼びかけ、昼食タイムを設けます。これも立派な高山病対策。ある程度の標高まで行ったら、しばらくその場所に滞在して、その場所の酸素濃度に順応することも、高山病対策には有効なのです。
高地順応を兼ねて5人が昼食をとったのは、須走口五合目の山小屋・山荘 菊屋。スケジュールにゆとりがあれば、ここで1泊して身体を高度に慣れさせてからの富士登山にもおすすめの宿です。
パエリアを食べながらの登山計画段階で「弾丸登山は考えていない」とあおいたちも言った通り、夜行バスで深夜に五合目に到着してそのまま山頂をめざすスタイルは体力的にも時間的にもハード。中腹の山小屋に宿泊しての1泊2日のスケジュールが、高山病対策を考えても富士山登頂の近道と言えるでしょう。
ひなたが興味を示した通り、森の中からスタートする須走ルート。最終話となる第12話の冒頭ではオープニングテーマに代わって、この森の中でのシーンからスタートします。ほのかの「木々が程よく光を遮ってくれる」、ここなの「森が私たちを守ってくれてるんですね!」という台詞のとおり、活火山である富士山でたくましく生きる樹木の生命力を実感できる場所です。
森林限界を超えての休憩中、あおいは再び高山病にかかって迷惑をかけることを心配して、必要以上に慎重になります。ここでひなたが発した「人のためじゃなくて、自分のために登ろうぜ」「私はあおいのチカラ、信じてるよ!」といった一連の台詞は、あおいを想うひなたの気持ちが、精一杯込められていましたね。
あおいを元気づけるためにここなが唱えた「六根清浄、お山は晴天」という言葉の意味も知っておきましょう。”六根”とは、簡単にいえば五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)に、意=心を加えたもの。山に登ることでこれらの感覚が清められ、より研ぎ澄まされていくのです。
標高3,200mの本七合目手前であおいに異変が発生。時折ではあるものの、頭痛がするようになってきたのです。これは典型的な高山病の症状。ここでは高山病について少し触れておきましょう。
個人差や体調にもよりますが、標高2,500m程度の山でも高山病にかかることはあります。必ず発生する症状があおいと同じ頭痛、これに加えて消化器不調(食欲不振や吐き気・嘔吐)・感覚障害(めまいや立ちくらみ)・疲労感や脱力感をともなうことがあります。治療法は高度を下げるのみ、無理して高度を上げ続けると脳浮腫・肺水腫など症状が悪化することもあります。
このまま高度を上げ続けるのは危険と判断したかえでは、宿泊予定の本八合目までは行かず本七合目にある山小屋・見晴館に宿泊するようあおいに指示します。原作では全員が本八合目で宿泊しているので、この先の流れはアニメオリジナル。ここですかさず「だったら今度は私が残ります!」とあおいに付き添うことを宣言したのが、ひなただったのです。
このシーンをデジャヴのように感じたファンの方もいたのではないでしょうか。前年の秋に金峰山(2,599m)へチャレンジした際(アニメサードシーズン第11・12話/原作:単行本第7巻・五十二合目『ふたりの気持ち』〜五十三合目『みんなで縦走』)に、ひなたは膝を痛めて途中で引き返す決断をします。そこで「だったら私が残ります!」と宣言して「あんたを1人で放っとけるわけないでしょ!」とひなたに付き添って下山したのがあおいでした。ひなたはこの時のあおいの想いを、しっかり受け止めていたのです。
謝るあおいを無理に励ますことなく、口笛を吹いてリラックスさせるひなた。カレーの夕食タイムでは、昼食もきのこカレーだったことを思い出してノリツッコミをしながら明るく振る舞います。幸いあおいにも食欲はあり、夕食を完食することができました。食後も壁らに寄りかかって、山小屋での時間をのんびりと過ごす2人。ここでのひなたのひと言が、その先のあおいの思考に大きく影響を与えたように感じました。
山小屋の消灯時間も迫る中、あおいは「明日もしダメだったら…ごめん」とつぶやきますが、ひなたは「そん時ゃそん時だよ」とあおいにもたれかかりながら応じます。
これがきっかけで、あおいはいつも陥りがちなネガティブ思考から吹っ切れたように感じました。明日への不安でなかなか寝付けないはずの就寝時も「なるようにしかならない、後はやるだけ」と自分に言い聞かせて目を閉じます。
翌朝もあおいを気遣って「山頂、目指してみる?」と遠慮がちに問いかけるひなた。天候も強風と霧でご来光を見ることができるかわからない状況でしたが、あおいは「ここまで来たんだ、行こう!」と力強く足を踏み出すのでした。
「もう期待も落胆もしない」「どれだけ追い越されても凹むことなんてない」「富士山がそこにあって、私が諦めない限り、絶対に負けることはないんだ」山頂への道中であおいが心境を語る台詞は、全て前向きなものばかり。富士山頂へ向けて、一片の迷いもなく進んで行くのです。
ついに到着した山頂で、ここな・ほのか・かえでとも無事に合流したあおい・ひなた。山頂からのご来光を眺めながらの「見る高さがちょっと違うだけで、悔しかったり嬉しかったり、感じ方がこうも違うんだね」というあおいの台詞は原作通り。ひなた・かえで・ここな・ほのか1人ずつの名前を呼んで「来れてよかった、付き合ってくれて本当にありがとう」と言うあおいの笑顔、素敵でしたね。
本八合目から先は吉田ルートと合流する須走ルート。その山頂は最高峰・剣ヶ峰とは大内院と呼ばれる火口を挟んだ、ほぼ反対側にあたります。ご来光を眺めた後は、火口の縁を歩く“お鉢めぐり”をしながら剣ヶ峰へと向かう5人。あおいが「この世の景色とは思えない」と見下ろした大内院は、原作(単行本第16巻・百二十四合目『全てが見下ろせる唯一の場所』)では迫力ある見開きで描かれています。
日本最高峰・剣ヶ峰(3,776m)に到着した時の“思ったよりあっさりした”気持ちの理由を語るあおいの心中での台詞は、原作通りの「いろんなものを、もう手に入れていたから」「最後のピースを拾いに来たんだ」という表現。これまで様々な山であおいが仲間とともに過ごしてきた時間が、いかに濃密なものであったかを物語っていました。おめでとう…あおい!
アニメオリジナルの演出として富士山頂郵便局に立ち寄った一行。ここであおいは誰に手紙を出すかを思案した末、宛先を「雪村あおい・未来の私へ」とします。ここなが興味を持っていた宝永山や、かえでがハイテンションで駆け下りた大砂走りのシーンをバックに、あおいが手紙にしたためたメッセージが読み上げられます。
未来の自分に呼びかける形式の手紙。そこでは様々なメッセージが語られますが、やはりいちばん距離が近く富士登山リベンジも常にそばで支えてくれた親友・ひなたへの想いが根底にあったと強く感じました。
そして不意に現れた、少し背が高くなり髪も長くなった未来のあおい。その後ろ姿へ向かって今のあおいは「今よりきっと強くなっているって、信じてるから」と手紙の最後に添えたのです。
御殿場口へ無事下山した5人。「あんなに苦しかったのに、思い返すとあっという間だった」2日間を振り返るあおいの最後の台詞は、原作タイトル(単行本第17巻・百二十六合目『登山ってそういうものかも』)とほぼ同じ「登山って、そんなもんなんだな」。あおいに4人が歩み寄って富士山を見上げるシーンで『ヤマノススメ Next Summit』は幕を閉じたのでした。
ここで流れたエンディングテーマが、アニメ第1期で放送された懐かしい『スタッカート・デイズ』だったのも、ファンの方々にとっては感慨深かったのではないでしょうか。
今クールの「Next Summit」シリーズは、主に原作単行本の第9巻〜第17巻に登場したエピソードを元にしたものでした。けれども『ヤマノススメ』は2022年12月現在、単行本第22巻まで刊行、『コミック アース・スター』でも好評連載中です。
今からアニメ新シリーズへの期待も膨らませつつ、皆様と同じファンのひとりとして『ヤマノススメ』を、これからも応援して行きたいと思います。
YAMAPは電波が届かない山の中でも、自分の現在地とルートがわかる登山GPS地図アプリ。登りたい山を見つけたり、山の友だちをつくったり、初心者から上級者まで楽しめるコンテンツを楽しんだり、山歩きに関するあらゆることが詰まっている、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームです。(2022年11月時点で340万ダウンロード)
YAMAPでは、過去のアニメ(サードシーズン)に登場した山をアニメのストーリーに沿って歩ける「ヤマノススメ巡礼マップ」もリリースしています。楽しく安全な聖地巡礼登山のパートナーとして、ぜひ活用してください。
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