登山アウトドア”手袋選び”に朗報!「ハンズオングリップ」秋冬注目モデル

登山・アウトドアの必携小物といえば、手袋。手袋の生産数日本一を誇る香川県・東かがわ市で生まれた”手袋専門”ブランド、「handson grip(ハンズオングリップ)」の注目アイテムを、「手袋買い替え絶賛検討中!」と豪語する編集部スタッフが、その魅力やポイントを紹介します。

2020.10.23

YAMAP MAGAZINE 編集部

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登山・アウトドアのマスト小物、「手袋」を今こそ見直したい

風が冷たく、天気も変わりやすいのが秋の山。手袋は体温調節や防寒に欠かせないアイテムですが、これだ!というアイテムに巡り合えない…というか、何を基準に選んだらいいのか、いまいち決め手に欠ける、なんてことはないでしょうか?

何を隠そう、私がそのひとり。手袋も薄手のインナーグローブから雨天時に使うレイングローブ、雪山用…などなど、一応一揃いは持っているものの、「これが吟味に吟味を重ねてたどり着いたお気に入りだぜ!」というような愛着のある手袋は、そう多くありません。

必要に迫られなんとなく選んだ手袋たちは、もちろんちゃんと役目を果たしてくれて、今でも大事な相棒たちです。けれど、登山靴やハードシェルなどのより高価格なアイテムと比べると、そこまで比較検討せずに購入しているなあと感じる部分も…。

手袋の名産地・四国で生まれた手袋専門ブランド「handson grip(ハンズオングリップ)」に出会い心躍る

そんな私がこの秋めぐり合い、胸ときめいたのが、「handson grip(ハンズオングリップ)」の手袋たち。

ハンズオングリップとは、手袋の産地として知られる香川県東かがわ市で、約60年にわたり手袋づくりに携わってきたブランド。いわば手袋づくりのプロフェッショナルです。

そんな彼らが長年培ってきた技術・ノウハウを結集し生み出した手袋たちは、造り・性能はさることながら、素材選びやデザインにもキラリと光るものが。

複数あるアイテムの中から、ここでは注目の2アイテム(独断と偏見です)を紹介します。

手のひらと甲で異素材を使用。機能素材を巧みに使い分けた究極の手袋「Bounce(バウンス)」

Bounce(バウンス)の注目ポイントは、手の内側(手のひら側)と外側(甲側)とで”異素材”を使っているということ。

何かを握ったり掴んだりしやすいよう、そしてあたたかさをキープできるよう、掌側にはストレッチ性と保温性を兼ね備えた素材として「POLARTEC® POWER STRETCH®PRO」を使用。

甲側には、防風・防水性に優れたストレッチソフトシェル「DURATEX」を用い、雨・風を徹底ガード。高いストレッチ性能により、手の動きが妨げられることもありません。

手の表と裏で機能性の高い異素材を使用したハイブリッド手袋

これぞ長年培ったプロの為せる技。手袋を装着したときの快適性を追求し尽くした、究極の手袋、と言っても言い過ぎではないかも。

指先のタッチパネル対応は言わずもがな。掌に入ったプリントには独自の形状、加工が施してあるおかげで、スマートフォンを握った際の接触面を重点的にサポートしてくれるのだそう。

滑り止め効果のある、手のひらのプリント

一つ持っていると、登山に、自転車に…と、何かと活躍しそうです。私自身はやりませんが、ツーリングにも使える他、真冬のタウンユースでも使えるとのこと(メーカー情報)。汎用性の高い手袋を探しているのなら、一考の余地あり!

フィンガーレス否定派も開眼!? “あたたかさ”と”指先の自由”を両立した「Hobo HF(ホーボーハーフ)」

指先が出てる手袋なんて、誰が、いつ使うのかしら?

…というのが、少し前の私でした。フィンガーレス手袋とはほぼ無縁で過ごしてきたので、いまいちこれを選ぶ決め手が思い浮かばなかったのです。

ところが、実際に使ってみると意外にも心地よい感覚が待っていました。

メリノウール素材×指なし手袋ならではの利点

あたたかい、柔らかい、汗冷えしにくい、臭くならない。

メリノウールの素材としての優秀さは実体験としてわかっているつもり。インナー、靴下、ベースレイヤーなど、手袋に限らず登山のときは普段からかなりお世話になっている。けれど、それをハーフにするとどうなるのだろう…?

というのが正直なところでしたが、実際に使ってみての感想は…

「手はあたたかく包まれているのに、指先が自由!」

メリノウール素材で作られているので当然、手元はあたたかく、肌触りも抜群。それでいて、フィンガーレスグローブならではの「指先の快適性」もある。

メリノウール素材の特性と、フィンガーレスならではの利点(フルグローブでは、スマホ撮影・操作の際に何かと煩わしさを感じやすい)。この2つが巧みに掛け合わせられた結果、あたたかさと指先の自由がうまい具合に同居している。そんな印象を受けます。

指先には着脱を補助するループ付き

手首のループはカラビナなどを使ってまとめてひっかけておくこともできる

登山やトレイルランニングなどの”行動し続ける”アクティビティでは、行動中は体全体の体温が上がるので、フルグローブに比べ細かな温度調整もしやすく、かえって使い勝手が良いという側面も。

素材の特性ゆえ、ある程度の寒さまでは耐えることができ、インナーグローブとしての使用も可。「指なし手袋ってどうなの?」と思っていた私も、「これってもしかして、実は非常に使える汎用性の高いアイテムなのでは!?」と開眼しました。

色はブラックのほか、オレンジやグレーもあります。

山だけでなく、キャンプ、ロードランニング、秋冬のちょっとしたお出かけにも使えそうです。

ハンズオングリップの手袋各種の詳細はYAMAP STOREで

独断と偏見を交えつつ、ハンズオングリップの魅力的なアイテム2点を紹介しました。防寒アイテムの見直し・買い替えや新規購入を検討したいという方は、一度詳細をチェックしてみても良いかもしれません。

ハンズオングリップの手袋たちは「YAMAP STORE」でも取り扱い中。詳しいスペック、カラーバリエーションなどの情報は、以下よりご覧いただけます。

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。