山が好き、登山が好き。そんな山や自然を愛する人々の、等身大の言葉と山を楽しむ姿をお届けします。
2021.11.10
YAMAP MAGAZINE 編集部
高校時代は山岳部で、毎週山に登る生活だった光馬くん。
大学入学後は、バックパッカーとして世界を旅したけれど、山に勝る絶景や感動はそう多くはなかったそうだ。
「若者が登山する文化をつくりたいんです」
そう語る彼は、登山をしたことがない初心者たちを引き連れて、登山することもしばしばあるという。
そんな彼の、山への思いや原体験とは、一体どういうものなのだろうか。
高校の山岳部時代は、毎週テント泊で山に入ってましたね。金曜日の放課後から山に行く生活を、3年間ずっと。
今思えば異常な高校生活だったかもしれませんね笑
幼少期に、父に連れられて山に行ったり自然で遊ぶ体験をたくさんさせてもらいました。それが今になって、大きな財産になってる実感があります。今でも自然が大好きですから。
山に登ってると、人工的な音が無いのが心地いいなって思います。
風に揺れる木々や流れる水のせせらぎ、鳥の声や自分の足音。
”山と自分”という感覚は、非日常で贅沢な気持ちにさせてくれます。
ごちゃごちゃとしていた頭の中がすっきりと整理もされるので、登山は最高のリフレッシュでもあります。
悩んでいたこともいつの間にか、「まあいいか!」って。山に救われたことは、一度や二度じゃありません。
楽しいだけじゃなくて、しんどいからこそ、登頂した時の喜びって大きいと思うんです。
それを一緒に分かち合える仲間がいれば、もっと最高だなとも。
山に登るとわかるんですけど、圧倒的に若い人が少ないなって思います。
もっとたくさんの若者に山に行ってもらいたい。
スマホからだけじゃなく五感をフル活用して、自然の美しさや雄大さ、厳しさや感動を味わってもらいたいなって思ってるんです。