KEEN「TRAVEL TRAIL in 熊野古道」〜世界遺産の道を歩く〜

米国ポートランド発のアウトドア・フットウェアブランド<KEEN>が新たにスタートさせた「TRAVEL TRAIL(トラベル トレイル)」。日本のトレイルを歩いて旅をし、その地域の文化も知ることで、アウトドアをもっと広く、深く楽しもうという「旅の楽しみ方」の提案です。YAMAP MAGAZINEとの共同企画第一弾は、日本が世界に誇るトレイル・世界遺産の熊野古道を舞台に、ハイカーズデポの土屋智哉さんがナビゲート。「TRAVEL TRAIL」のコト、そして熊野古道を歩くためのシューズ「リッジ フレックス」について、たっぷりお届けします。

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2021.02.16

YAMAP MAGAZINE 編集部

INDEX

https://youtu.be/ZTrwX0ZHVyg

「TRAVEL TRAIL in 熊野古道」スペシャルムービー公開中
土屋さんが熊野古道をハイクすることの醍醐味をたっぷりと語ってくれました。

「TRAVEL TRAIL=歩く旅」が広げるアウトドア

「TRAVEL TRAIL」とは、KEENが提案する「移動すること自体を楽しむ」という旅的要素のあるアウトドアの楽しみ方のこと。YAMAPユーザーのみなさんは、アウトドアというと登山や縦走のことを思い浮かべる方が多いかもしれない。しかし、「“天井のない場所”全てアウトドアである」と捉えれば、登山口に向かう途中の道、立ち寄る店、滞在する街すべてが視野に入ってくる。

そんな旅的アウトドアスタイル「TRAVEL TRAIL」のコンセプトのもと、KEENが着目したのは日本のトレイルだ。日本全国には、いわゆる登山道や自然歩道に加え、古くからつづく巡礼の道や歴史のある古道など、日本が育んできた多種多様な道がある。そのトレイルを歩いて旅することで、自然を体感し、文化を学び、人と出会い、まだまだ知らない日本の素晴らしさを世に広めたいと考えたのだ。

新たにスタートするKEENとYAMAP MAGAZINEとの共同企画では、毎回ユニークなゲストを招き、日本国内のさまざまな場所を歩いて旅をする様子をお伝えしていく。

記念すべき第一弾は、ハイキングカルチャーの伝道師であり、東京・三鷹のアウトドアショップ「ハイカーズデポ」オーナーの土屋智哉さんをナビゲーターに起用。舞台となるのは和歌山県南部にある熊野古道。平安時代からつづく歴史ある古道であり、2004年には世界遺産にも登録された日本を代表するトレイルだ。

「TRAVEL TRAIL」を通じて、歩くこと、旅すること、そしてアウトドアを楽しむことの豊かさを伝えていきたいと思う。

熊野古道は、「グローバルスタンダード」なトレイル

紀伊半島の南部、和歌山県田辺市に位置する熊野本宮大社。古代から中世にかけて広まった熊野信仰の中心地であり、上皇から庶民まで、幅広い人びとが参詣に訪れてきた。当時、切れ目のない旅人の様子を「蟻の熊野詣(くまのもうで)」と呼んだことから、その信仰がいかに厚かったのかがよくわかる。

熊野古道は、和歌山県にある熊野本宮大社と熊野速玉大社、熊野那智大社からなる熊野三山を参拝するための道の総称で、1000年以上も前からつづく信仰の道だ。総距離は1,000kmにもなると言われており、伊勢神宮から歩く伊勢路、高野山と熊野本宮大社へとつづく小辺路、京都や大阪から紀伊半島西岸を歩く紀伊路など、大きくわけて6つのルートがある。

*出典:田辺市熊野ツーリズムビューロ(https://www.tb-kumano.jp/kumano-kodo/)

今回の取材では、紀伊半島の南にある田辺から本宮、新宮、那智へつながる山岳路・中辺路(なかへち)を歩く。起点となる滝尻王子から熊野本宮までは約38kmあるが、今回は近露王子から熊野本宮を目指すルートをセレクト。というのも、立ち寄りたい場所があったからだ。

今回歩いた近露王子から熊野本宮までのルート。ヤマップアプリ内で参照できるのでぜひ活用してほしい。※地図ダウンロード後、「設定」画面から「熊野古道」表示をオンにすると地図内に表示される

それは「農家民宿さーどぷれいす熊野古道」。

古民家を改装したバックパッカーズ(旅人向けの宿)で、熊野古道の近露王子から継桜王子の途中、里山の暮らしが息づく場所で訪れる人たちを受け入れている。オーナーは「てっさん」こと鉄山富弥雄(ふみお)さん。熊野古道の魅力を国内外の旅人に伝えたいとこの地に移住し、バックパッカーズを中心に地域の活性化にも力を入れているキーパーソンだ。

東京から新幹線で新大阪、そして特急列車くろしおに乗り換えて紀伊田辺駅へ。ここからさらにバスに乗り、なかへち美術館前で下車し歩くこと30分。山の尾根沿い、熊野の山々を見渡す場所に「農家民宿さーどぷれいす熊野古道」はあった。古きよき日本の暮らしを感じさせる、築100年にもなるという古民家。玄関をのぞくとオーナーの鉄山さんが力強い笑顔で迎えてくれた。

左) 「農家民宿さーどぷれいす熊野古道」への道中も熊野古道。無人販売でみかんを購入してにっこり。人びとの暮らしが息づく里山も熊野古道の魅力だ
右)オーナーの鉄山富弥雄さん。実は元テニスプレーヤーという異色の経歴ながら、この場所に惹かれて新たなキャリアをスタートさせた

伝統的な日本の建築に宿泊できること、古民家ならではの居心地のよさを求め、外国人ハイカーたちが集う

左)オーナーとの会話は時間を忘れるほど楽しく、あっという間に夕暮れどき。人との出会いもまた旅の魅力なのだ
右)就寝前に装備のチェック。宿ではあるが、山小屋を利用するような感覚

「農家民宿さーどぷれいす熊野古道」は一棟貸タイプのバックパッカーズ。旅をするうえで欠かせない宿泊施設であり、地元の食材をふんだんに使った料理、周辺の生活文化を伝えてくれる場所でもある。鉄山さん曰く、近年の宿泊者は外国からのハイカー、旅人が多いという。

夕食の時間。地元食堂の料理と、鉄山さんが丹精を込めて作った料理をいただきながら、熊野の文化や歴史、周辺の場所のことなどを伺った。熊野に惚れ込んだ鉄山さんの熱のこもった言葉に、時間が経つのも忘れてしまう。そんな鉄山さんと土屋さんの会話のなかで浮かび上がったのは、熊野古道が世界から注目を集めているということだった。

土屋さん「熊野古道は、世界から見るととてもメジャーな歩き旅の道なんです。古くからの巡礼路としての歴史、周辺の自然や文化といった多様な魅力はどれも日本独自のもの。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に指定されたことも大きいのですが、海外に向けて情報を発信してきたという背景もあります。

何より、世界から旅人が歩きに来ているというのは、純粋にその場所の魅力があるから。日本にはいくつもトレイルや長距離歩道がありますが、熊野古道はまさに”グローバルスタンダード”と呼べる道なんです」。

左)鉄山さんは、ハイカーにこの土地の食文化を知ってほしいと、地元で採れた食材を使った料理を提供している
右)料理ひとつひとつについて、丁寧に説明してくれる鉄山さん。宿の切り盛り、食事の支度など、そのほとんどをひとりで手がけている

猪肉をはじめ、近所の農家さんから仕入れた野菜や山菜をいただくことができる

「熊野古道を歩くということは、周辺のさまざまな文化に触れることでもあります。それは道の姿を見てもよくわかります。熊野古道は”巡礼の道”ですが、集落や街をつなぐ“生活の道”でもあるんですよね」と鉄山さん。

土屋さん「熊野古道は、意図して作られた道ではないことがとてもユニーク。アメリカのトレイルは、環境教育やレクリエーションのために長い年月をかけて造られた道である一方、熊野古道は自然発生的にできたものなんです。熊野詣と人びとの生活が生んだ道であって、それがずっと今にいたるまで息づいているということは大きな魅力だと思います。

やはり、旅というのは”感じる”こと。絶景を見て写真を撮るのもいいけれど、歩くことで自然や歴史、文化などいろいろな要素に触れることができます。熊野古道は、感じるレイヤーがいくつも重なった稀有なトレイルなんです」。

「農家民宿さーどぷれいす熊野古道」は、ハイカーや旅人を受けいれてくれる場所でもあり、文化や情報の発信地でもある。そして、訪れる人と地元の人をつなぐ場所でもある。鉄山さんはこんな話をしていた。「このあたりは、もともと外国人なんて来ない場所。近年、少しずつ増えてくるにつれて、地元のおじいおばあはちょっとびっくりしてしまったんです。でも、次第に打ち解けるようになって、気づけば彼らに英語で挨拶を返すようになりました。

最近は、周辺農家さんに協力してもらって宿泊者に農業体験などの里山体験プログラムも提供しています。地域の活性化にもなるし、旅人も喜んでくれる。僕は、『農家民宿さーどぷれいす熊野古道』を起点に、地元の人たちと世界の旅人との橋渡しをしたいと思っています」。

地元の人と触れ合うことで、その土地のことを知ることもできるし、何より旅が深くなる。翌朝、「また来てください」と名残惜しそうに見送ってくれた鉄山さんの姿が脳裏に焼き付く。帰る場所がひとつ増えたような気持ちは、まさにTRAVEL TRAIL的ではなかろうか。

アメリカで生まれたハイキング文化を日本で再解釈すること

朝、天気はあいにくの雨。しかし森へと足を踏み込むと幻想的な心地よさに包まれた。見上げれば木々に霧がかかり、まるで水墨画のような景色が広がっていた。森の豊かさは、熊野古道を構成する大切な要素。というのも、和歌山県の4分の3は森。良質な木材は紀州材と呼ばれ、古くから林業が盛んなことから「紀の国=木の国」とも表現されるほど。そんな森歩きも熊野古道の魅力のひとつなのだ。

雨の森を歩きながら、ナビゲーターをつとめる土屋さんに、あらためて日本のトレイルを歩いて旅をするという「TRAVEL TRAIL」のコンセプトをどう捉えたのか伺ってみた。

土屋さん「まず、純粋に『いいね』と思いました。アメリカのハイキングというのは、登山というよりも『道を歩いて旅をする』こと。歩いて旅をすることがアメリカのアウトドア文化の根幹にあって、長距離トレイル、ハイキングが文化として成り立っています。

アメリカには長いものだと数ヶ月かけて数千キロを歩くような、いわゆる長距離トレイルもあります。その場合、旅をつづけるために食料や物資の補給のために街に降りるのですが、それこそがハイキングを旅的なものにしている大きな要素なんです。

そもそも、アメリカのハイキングとは、原野で泊まりながら歩いていくこと。日本ではハイキングは日帰りの低山登山のように捉えられてきたし、登山文化自体がヨーロッパアルピニズムからスタートしていることもあって、本来のアメリカのハイキング文化がきちんと消化されていないという背景があります。アメリカでハイキングといったらデイハイクも数ヶ月歩くのもハイキング。つまり、ハイキングとは『歩いて旅をする』という行為自体のことなんです」。

歩くこと、旅すること。ハイキングの本質がこの「TRAVEL TRAIL」にあるのではと土屋さんは話す。そして、「TRAVEL TRAIL」とは、旅のなかにトレイルがあり、山があり、海岸やお遍路のような舗装路があってもいい。あくまで山も旅の一部分だと捉えてみると、歩くことを通じてアウトドアの楽しみが大きく広がるように感じるのではないだろうか。

左)手入れの行き届いた杉林を歩くと、熊野古道は人の往来や林業によりできた道でもあるのだと実感する

左)山道であってもトレイルのサインは要所にあり、ハイカーの指針となってくれる
右)道中、宿でいただいたお弁当でお昼ごはん。熊野詣をした人たちも同じようにおにぎりを食べたのだろうか

「TRAVEL TRAIL」のためのシューズ「リッジ フレックス」

熊野古道を歩くにあたりセレクトしたのが、今シーズンKEENから新たにローンチされた「リッジ フレックス」だ。KEENのトレッキングシューズの象徴として愛され続けている「ターギー」をベースに、足の甲部分にアコーディオンの蛇腹構造の<KEEN.BELLOWS FLEX(キーン・ベローズ フレックス)>という新機能を配することで、歩行時の甲の曲がりを妨がず、負荷エネルギーを軽減する効果を持たせている。さらに、独自開発素材<KEEN.DRY(キーン・ドライ)>による防水性、しっかりグリップするアウトソールなど、KEENらしい革新的なアイデアがちりばめられているのが特徴となっている。

土屋さん「『リッジ フレックス』は、KEENがこれまで培ってきた、歩行時に不安を与えない、足を守ってくれるシューズであることを忠実に守っています。やはり『ターギー』という名シューズが備えているソールの安定感や剛性は魅力的ですが、より長距離を歩くのであれば、足の負担の軽減が期待できる『リッジ フレックス』の方がいい。

ポイントは、やはりこの屈曲部分。曲がるところがしっかり曲がるというのは大きなメリットなんですよね。極端な例ですが、スキーブーツを履いて歩いたら大変でしょ?ということ。足って、歩くときに足の指の付け根が曲がりますよね。一般的な登山靴のソールが硬いのは、つま先に体重をかけて登るためのものだから。歩くことを考えたとき、『リッジ フレックス』のように足の指の付け根がしっかり曲がると疲労感は少ないんです」。

「リッジ フレックス」は、「ターギー」に新たな特性を加えたもの。「ターギー」の別バージョンというような位置付けとして考えてもいいだろう。そのメリットは「より長距離を歩きやすい」ということなのだ。

「リッジ フレックス」最大のポイントがこの屈曲部分。足の甲部分のアコーディオン調の蛇腹が伸縮して、自然に曲げやすくなっている

ローカットタイプでありながらも、安定感のあるソールとアッパーを備えている

左)長距離を歩くようなシーンでこそ、疲労軽減の効果を実感できる
右)しっかりと地面をグリップするソール。前方方向だけでなく左右にも効くので不整地でも安定感がある

ほかにも、横ブレを抑えてくれるアウトソールのデザイン。実は現行モデルである「ターギーIII」で使用されているオールテレインラバーソールパターンを採用しており、前後左右への動きに対応している。特に左右斜めにグリップしやすくなっているため、不安定な登山道や石畳から、砂利道や舗装路まであらゆる路面で効果を発揮してくれる。

ちなみに「リッジ フレックス」は防水仕様となっている。この点に関して、土屋さんは初春や晩秋などの寒いシーズンに効果を発揮すると言う。

土屋さん「もともとアメリカのブランドが発売する防水シューズというのは、濡れ防止というよりも防寒や防風のためなのだと考えています。というのも、アメリカだと防水機能のあるシューズは秋冬に発売されることが多いんです。それは、春夏は通気性が求められるけれど、寒くなる秋には、足が濡れないように、風が吹いたら冷えないようにと、防水性を持たせているのかなと。

日本国内でも、これからの季節であれば早春、または残雪のある場所など、濡れがリスクになる季節やシチュエーションで防水性が効果を発揮します。もちろん雨が降って登山道が濡れていても気にせず歩けますし、長距離トレイルなどシチュエーションが想定できない場合でも防水性があると安心できますよね」。

防水仕様であることは、多くのハイカーにとって嬉しいポイント。水溜りも気にせず歩くことができる

昔ながらの集落を歩く。山道だけでなく舗装路などバリエーション豊かな路面に対応できる

熊野古道を歩き、本宮大社へ

中辺路のなかでも、発心門王子から熊野本宮大社までの区間はハイライトとも言えるセクション。美しい森、気持ちのよいトレイルがつづき、ハイキングとしての充実感を存分に味わえる。ゴールである熊野本宮大社はもう間近。歩き切る達成感と、まだまだ歩いていたい気持ちが入り混じる。

土屋さん「熊野古道のように道が世界遺産になったのは、スペインの『サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路』に次いで2例目。道そのものが世界遺産になるって、ほとんど例がない。そういう意味でも、やっぱり特別な道なんですよね。それは、歩くこと、旅することが文化的にも豊かだということの表れなのだと思います。

でも、もっと注目すべきは、熊野古道が世界遺産になる前の1998年から、スペインのガリシア州と熊野本宮大社がある和歌山県は姉妹「道」提携を行っていることなんです。サンティアゴ・デ・コンポステーラは世界的な長距離トレイル。それぞれが、巡礼と生活文化の道という共通点でつながっています。つまり、熊野古道は世界に誇ることのできる長距離トレイルなのだということなんです」。

登山を親しむ方にとって熊野古道はなかなか馴染みのない場所かもしれない。しかし、この熊野古道は、日本で「TRAVEL TRAIL」を楽しむにはこれ以上ない場所なのだ。

左)幻想的な森を歩く。さまざまシーンがめまぐるしく登場するのも熊野古道の特徴だ
右)道端にはお地蔵様。何百年も前からこの道を歩く人たちを見送ってきたのだろうか

左)大斎原(おおゆのはら)の大鳥居を眺める。熊野本宮大社までもう少し
右)蓑をかぶったお地蔵様の姿も。古道と名付けられているが、今も生きた道なのだ

ゴールである熊野本宮大社に到着。はるばる京都や大阪から歩いてきた巡礼者に思いを馳せる

左)大斎原からほど近くにある「くまのこ食堂」で最後のディナー。「熊野の恵み」をコンセプトに、地産の食材にこだわった料理をいただける
右)地元本宮産のロースト鹿肉丼を。精肉にも気をつかっているため、臭みもなくジビエ本来の味を堪能できる

「TRAVEL TRAIL」で日本を歩こう

KEENのコンセプトは、”天井のないところすべてが、アウトドア”。そんなKEENが提案する「TRAVEL TRAIL」。熊野古道を歩いて旅をすることで、自然を感じ、文化や歴史を知り、人と出会う。そんな豊かな体験は、土屋さんが伝えてきたハイキングの本質でもある。それは、歩くスピードだからこそ感じられるものでもある。自分の足で歩き、見て、触れて、感じることで好奇心が沸きたち、感覚が研ぎ澄まされる。

土屋さんは熊野本宮大社を前に、「理屈抜きに、歩いて旅するって楽しいこと」とつぶやいた。それは、熊野古道を歩くということが、土屋さんが伝えようとしてきた旅的なハイキングであると同時に、歩くというシンプルな行為の豊かさをあらためて感じたからなのだと思う。

「今回は熊野本宮大社がゴールだったけど、目の前の熊野川からパックラフトで川を降って、熊野速玉大社に行ってみるのも面白そうじゃない?」と土屋さん。歴史ある古道歩きに加えて、今のアウトドア道具を使うことで旅の妄想が広がる。もっともっと歩いていたい、旅をしていたい。熊野古道は、妄想の尽きない場所だったことを付け加えておこう。

KEENとYAMAPの共同企画「TRAVEL TRAIL」ははじまったばかり。これからも日本のトレイルの魅力、旅の楽しさを伝えていきます。

「TRAVEL TRAIL in 熊野古道」イメージムービーはこちらをご覧ください。

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YAMAPアプリ 熊野古道リンク
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中辺路
小辺路
大辺路
伊勢路
紀伊路
大峯奥駈道

熊野古道に行くならここをチェック!
熊野本宮観光協会
https://www.hongu.jp/

熊野本宮大社
http://www.hongutaisha.jp/

農家民宿さーどぷれいす熊野古道
https://3rdplace-kumanokodo.com/

くまのこ食堂
https://kumanocoshokudo.com/

ナビゲーター:土屋智哉(ハイカーズデポ)
写真・文=小林昂祐
動画撮影=小野慶輔
協力:キーン・ジャパン合同会社、熊野本宮観光協会

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。