「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれる絶景スポットがあるらしい……。そんな噂を聞きつけ、岐阜の絶景低山「遠見山」と「権現山」を訪れたのは、登山系YouTuber「柑橘登山娘・ありちょんねる」のありちょんさん。コロンビアの秋冬装備を相棒に、今シーズン最後の紅葉登山を満喫しました! さらに記事の後半では、山好きにおすすめの特別仕様車「日産キックスコロンビアエディション」もちょこっとチェック。登山女子ならではの視点で、山行の様子やおすすめアイテムレビューを綴っていただきました!
2021.12.03
ありちょん
登山系YouTuber
突然ですが、「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれる場所があるのをご存知ですか? そこは山と水の街、岐阜県・川辺町にある絶景低山「遠見山」と「権現山」。
私自身、初めて聞く名前でしたが、YAMAP MAGAZINEの記事で紹介されていた絶景を見て、「ぜひこの景色を見てみたい!」と思い立ち、さっそく今年最後の紅葉登山へ。11月末ということで、秋も終わりに近づいており、残りひとさじのすくうように紅葉を味わってきました。
今回歩いたのは、遠見山→街まで下山しそばランチ→川を渡る→権現山へ…という、ちょっと面白いルート。遠見山までは約40分→遠見山登山口から権現山の登山口までは約15分→権現山までは1時間と気軽に登れるお山なんです。下山してご飯食べてまた山に登れるなんてなんて贅沢で新鮮でした!
旅のお供は、コロンビアで揃えた装備たち。
今回、私にたくさんのときめきと快適性を与えてくれました。朝夕との気温差が激しくなる11月後半の時期だったので、日中は暖かく、夜は冷えやすい秋晴れにぴったりな装備を30Lザックにたっぷりつめて持っていきました。
記事の後半では、実際に着用・使用してみてのプチレビューも書いています。山行レポートとあわせて、今後の登山の参考にしていただけると嬉しいです。
ということで、絶景を目指していざスタート! 町役場の方に案内いただきながら、線路の下のトンネルを通り、まずは遠見山へと向かいます。
トンネルに入る前の道で、吸い寄せられるような雰囲気のあるベンチを発見しました。なんでも、登山者の憩いの場になるようにと、町の方々が手作りしたものだそう。ほっこり。
登山道は町の人たちのご尽力のおかげで、とても歩きやすく整えられていました。手入れされた登山道を歩くと、ありがたい気持ちになります。舗装された道と看板のおかげで迷うこともなさそうです。
そして、たっぷりと置かれた優しさに満ちた「魔法の杖」も発見! 力がみなぎります。ありがとうと杖を持って行き、ありがとうと杖を返す。素敵だなあ……
気になる紅葉の具合はというと……
こんな具合に、ばっちり秋ならではの絶景を楽しむことができました!
日光浴中の5つ子の葉っぱたちに、カサカサと楽しい音を奏でる登山道、秋の山の光……と、プレミア感のある「紅葉探し」に夢中になりました。
遠見山は針葉樹林が多く、真っ赤に染まる紅葉はあまり見れないそうですが、所々に赤や黄色の紅葉を見ることができます。
驚いたのは、石や大きな枝がほとんど道にないこと。定期的に町の人が山に足を踏み入れ、道を整えているのだそう。
ちなみに、山頂付近にある南天の滝と呼ばれる場所は、紅葉と滝が組み合わさる美しい景観が見られるそうです。町の方曰く、山で紅葉を見るならここ!だそうです。
そして、ついに念願の岐阜のグランドキャニオン!!! 絶大なる景色です! 「見晴らし岩」という場所から拝める絶景です。
目に飛び込んできたのは、まるで空撮をしたかのような高度感! 川辺町の間を飛騨川が流れており、街が島のように見えます。向こう側に見えるのは、後で行く予定の権現山です。
空の青と光を吸って、川が美しく輝いているのが印象的でした。昔はイカダで流送が行われていたそうですが、ダムができたことで水量が増え、川の流れは穏やかになり、景観も変化したそうです。
ちなみに見晴らし岩からだけでなく、「馬の背」と呼ばれる尾根からも、また角度が違った岐阜のグランドキャニオンが眺められるので(下の写真)、遠見山を訪れた際はぜひこちらもチェックしてみては?
そしてそして、忘れてはいけないのがご当地グルメ!
山頂では川辺町名物の優しい甘味「あんまき」をいただきました。うんまい。川辺町のお山に来られる際はぜひご賞味あれ!おすすめです。
遠見山を下り飛騨川に沿って歩き、ランチ目指して向かうは人気のお蕎麦屋「山法師」さん。開店前から行列で、人気の限定セットは予約がなかなか取れないそうです。
なんと贅沢な御膳!!! 次のお山に向けて胃へたっぷりエネルギー注入します。お蕎麦はもちろん、そばの巻き寿司に天ぷらにかやくご飯……全部全部美味しゅうございました! 登山で遠出した時、美味しい地元の食べ物に出会えると、より幸せのスパイスがかかります。
腹ごしらえが済んだところで、お次は「権現山」へと向かいます。飛騨川を渡り、遠見山から見えていた景色へ向かって歩を進め、星神社の鳥居をくぐると、岐阜の熊野古道(この言い方は行きたくなるからずるい笑)と呼ばれる石段を登ります。ランチのエネルギーを早速ここで燃やします。
すぐ疲れます。ふう。
とはいえ、この山も1時間程で登れるありがたいお山。権現山も遠見山同様、とても丁寧に道が舗装されていました。お山初心者の友達にぜひ勧めたい場所です。
さらに、この山にはちょっとユニークな一面がありました。方言混じりの優しい言葉を綴った看板が道中に添えられていたのです。時に道案内をしてくれ、時に励まし、時に労ってくれます。1人で登っても心強い気持ちになりそうです。
時々ひょこっと現れる色鮮やかな植物にも癒されます。
特に、秋の夕方の木漏れ日がたまりません。綺麗な世界にカメラのシャッターが止まりませんでした。山頂に着くまでのこうした小さな発見の連続が、山登りの魅力の一つです。
展望台に着きました。展望台が天望台と標識に書かれており、このちょっとした言い回しのセンスに笑みがこぼれます。遠見山とはまた違った反対側からの景色です。さっきまで自分達がいた場所が遠くに見えると「ここまで歩いて来たんだなあ」と実感できます。
権現山の山頂から数分歩くと、立派な御嶽山が見えました!
この権現山は、御嶽山がよく見えることから別名御嶽山とも呼ばれていたそうです。運よく、くっきり拝むことができました。
山頂にノートが置いてあり、皆が思い思いの気持ちを残しています。私もカラフルに(主張強め笑)思い出を綴りました。
その後、最後に向ったのは1週間前にできたと言われる山のテラス。
そこは解放感に満ち溢れていました!遮るものは何もなく、名古屋のビル街や伊吹山まで見えます!きれいっ!すごいっ!の言葉しか出ませんでした。手すりはないので、うっかり落っこちちゃうとテラスが閉鎖されちゃうので皆さんお気をつけて。私のように我を失わず、心は騒いでも体は冷静に景観を楽しんでください笑
これにて美しい一日が終わりました。人・町・山・川が作る岐阜県川辺町。出会えたのは絶景だけではなく、地元を大切にする人の温かさと思いやりでした。
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今回の旅では、山だけではなく、山を守る町・人の姿も知ることができました。
人の手が加わらない山は荒れてしまい、歩けなくなります。
山を大切にされている地元の方のおかげで、安心な山が作られているのだと感じました。気軽に行けるのに見所満載な川辺町のお山へ、ぜひ皆さんにも遊びに来て欲しいです! 最高な時間が過ごせるでしょう。私が過ごしたように。
絶景が見たりない!もっと川辺町を知りたい!という方はYouTube動画へ。もっともっと楽しさや魅力が伝わること間違いなしです!
今回はコロンビアの秋冬アイテムで全身コーデに挑戦。完全に独断と偏見ですが、私なりに、特によかったと感じたアイテムをいくつかピックアップしてみました。
まず、今回の山旅で特にお気に入りとなったのが、この、機能的かつ男女とも背負いやすいデザインカラーのザックです。黒ベースの生地に茶色と落ち着いたブルーの紐がアクセントになってて、可愛いんです。自分が持っているタイプとは異なるザックで、収納ポケットが豊富で、2部屋もあるため整理しやすかったです。それと、腰ベルトの付け外しができるのも嬉しい工夫でした。レインカバーも付属されており、登山〜タウンユース向けと幅広い用途で使用できそうです。
少し肌寒い季節なのでニット帽子も装備してきました。今までニット帽子はアウトドア用品を使用したことなかったのですが、こんなに軽くて付け心地が良いんですね! 軽く、運動中も休憩中もずっと付けていられるほど快適でした。柔らかいシルエットが可愛く、山服のアクセントとなるアイテムだと思います。
完全に見た目で選びました。笑
ですが、このシンプルな見た目からは想像できないほど足元は安定しグリップも効いていました。ホールド感がしっかりありつつ、窮屈な感じはなく正直おどろきました。可愛いのにスペックが高く、低山ハイキングにぴったりです。
快適なハイキングに今回一番貢献してくれたであろうベースレイヤーは、生地がトロッとして着心地が最高でした!つい自分の袖を撫でて、生地の心地よさを味わうほどです。タートルネックのおかげで首が冷えにくく、汗をかいても吸水速乾機能が働き快適に行動ができました。かつ、嬉しいのが指穴です。手の甲を覆えるため手が冷えにくかったような気がします。
さらに今回の山旅は盛りだくさんで、山好きにおすすめの特別仕様車「日産キックス コロンビアエディション」を拝見する機会もありました。スケジュールの関係で実際に山道を走ることはできませんでしたが、運転席に座ってみたり、後部座席やラゲッジのスペックをチェックしたりすることはできたので、ここではその模様をちょっぴりお伝えします。
まず、このキックスは一味違います。なんと! 歴史あるアウトドアブランド・コロンビアと日産がコラボした、「コロンビアエディション」というかっこいい車なんです。
ひと目見て、デザイン性の高さに胸が高鳴りました。特に注目すべきは、コロンビアのボディーステッカー! 山マークが激しくときめきを増幅させます。アウトドア好きにはたまらないデザインでした。
荷室が広過ぎて戸惑いました。笑
それもそのはず、荷室の広さは、このセグメントでトップクラスなんだそうです。
ポイントは「ラゲッジシート」という、ポケットが付いた防水加工の生地が使われたシートです。せっかくなので手持ちのアイテムをいくつか入れてみました。
カメラやポーチなどの小物を入れることができるので、荷物の多い私でも楽々に整理整頓ができそうです。
このシートだけでも欲しいくらい。笑
片付けが苦手で物がごちゃつきやすい私ですが、これなら、昨日までのごちゃごちゃ荷台とはおさらばできるはずっ!
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自然と調和するような見た目と、大容量の荷物もばっちり収まる登山者思いの仕様……。さらに山道での走行感も「e-POWER」ならではの力強い走行性能で快適性を実現しているそうなので、デザインも乗り心地もgoodな、まさにワクワクを加速させる車だと言えます。次の山旅は、ぜひとも山道の運転を体験してみたい……!
(もしかしたら、次の山旅レポートは、この日産キックスコロンビアエディションに乗ってお届けするかもしれません。乞うご期待!)
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