2025年は4連休のチャンス多数|山に行きたくなる祝日カレンダー

2025年も充実した休日を山で過ごしてもらうべく、YAMAPマガジンでは、祝日や連休をわかりやすくした「山カレンダー」を作成しました。

計画的に山小屋の予約や公共交通手段の確保をしていくことで、普段の休みだけでは行けない憧れの頂がぐっと近くなります。もちろん、混雑を避けて近所の山で心を休め、仕事の前日にはゆったり家で体を休めるもよし。

いつも平日は仕事に励んでいる山好きの皆さんだけでなく、平日がお休みであったり、リタイアされた方も、連休の前後を避けることで、静かな山を楽しむことができます。

まずは連休を知ることから、2025年の山登りを始めましょう!

2025.02.06

YAMAP MAGAZINE 編集部

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山の楽しみ広がる「飛び石連休」


年末年始の奇跡の9連休が終わりましたが、実は2025年も連休の当たり年。

2025年の3連休は計9回で、2024年の11回より2日少なくなります。しかし、飛び石連休が多いため、平日を1日休むことで4連休になる月が、2月、3月、4月、5月、9月とあります。

2025年は憧れの北アルプスや、週末だけではいけない山域に遠征するチャンスがいっぱい。山小屋や航空券、ツアーバスの予約を制するためにも、2025年の連休を確認するとともに、休むことで週末と飛び石連休がつなげられる曜日を月ごとに紹介します。

さっそく2月に2回の連休チャンス

2月は建国記念の日が11日(火)で、10日(月)を休んでその前の週末とつなげると4連休に。23日(日)は天皇誕生日のため、22日(土)〜24日(月)まで3連休となります。

2月は埼玉・長瀞にある宝登山(497m)のロウバイが咲き誇る季節。西高東低の冬型の気圧配置では、太平洋側が晴れることが多いので、おひさまの当たるなかで低山ハイク日和となります。

もちろん、冬山好きな方たちにとっては、厳冬期の本格シーズン。バックカントリーやアイスクライミングも楽しめる季節の貴重な連休となるでしょう。

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GWで自然に親しむ「みどりの日」

大型連休(GW)前半の4月末では、昭和の日が29日(火)なので、その前日の28日(月)に休むと、4連休になります。

さらにGW後半の5月は、5月3日(土)から5月5日(月)に憲法記念日、みどりの日、こどもの日と3つの祝日が続きますが、振替休日の6日(火)と合わせれば、4連休になります。

4月28日(月)と4月30日(水)、5月1日(木)、5月2日(金)は平日で、今年の前半と後半のつながりはよくないですが、この4日間を休める方は、11連休を実現できます。

これだけの休日があれば、残雪の穂高連峰や立山での縦走はもちろん、仕事前に縦走の疲れをたっぷり癒やす休日も確保できそうです。

次シーズンには雪山を本格的にやってみたいと考えている方も、残雪期の西穂高岳独標や燕岳、尾瀬などに足を運んでみてはいかがでしょうか。寒さもやわらぎ、日没の時間も午後6時半ごろになっているので、余裕をもって雪山を楽しめるのがこの時期の特徴です。

そもそも、みどりの日は、自然に親しむとともに、その恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむことを願う祝日。ふらりと近所の山に登って、日本の自然の豊かさを実感するのも、本来の趣旨に合っているのかもしれません。

ちなみに、「みどりの日」は、1989年の祝日法の改正で、昭和天皇の誕生日であった4月29日に制定されました。2007年に「昭和」という名前を残す意味もあり、4月29日が昭和の日となり、みどりの日は同じ新緑の季節である5月4日に移動しました。

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7月の海の日、8月の山の日も3連休

7月は21日(月)の海の日があり、7月19日(土)から21日(月)までの3連休。8月は9日(土)から、山の日11日(月)までの3連休と続きます。

山の日は多くの地域で子どもたちの夏休みの真っ只中。猛暑が続く気候だからこそ、2000m級以上の山に登って、避暑に出かけてみてはいかがでしょうか。

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9月のシルバーウィークは…

2025年9月のシルバーウィークは、13日(土)、14日(日)に敬老の日の15日(月)を加えた3連休。

9月20日(土)、21日(日)の土日の後には、平日の22日(月)を1日おいて、秋分の日の23日(火)と続きます。ここも間の22日(月)をなんとしても休み、北アルプス・涸沢カールや大雪山で、山肌が赤く染まる紅葉をながめにいってはいかがでしょうか。

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10月と11月も紅葉登山チャンスの3連休

10月は、13日(月)がスポーツの日。山登りも体を動かすという点では、人と競わないスポーツの一つ。山を登りながら健康の増進に励んでみてはいかがでしょうか。

11月も3連休が2回ある当たり月。1日(土)、2日(日)に、文化の日の3日(月)を入れた3連休が1回目。2回目は、22日(土)と勤労感謝の日の23日(日、祝)、その振替の24日(月)となります。

この時期になると、関東や西日本などの地域で、標高1000m以下の低山の紅葉がきれいになるころ。ぜひ登山未経験者の友人や知人、家族をさそって、山が色とりどりになる様子を見てほしいですね。山の仲間を増やすチャンスです。

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2025〜26年の年末年始は奇跡再び!?

奇跡の9連休にわいた、2024〜25年の年末年始。実は2025〜26年も、12月27日(土)から休める場合には、1月5日(日)までの9連休になります。

山に仕事に全力の1年を過ごそう

休日のカレンダーを参考に、みなさんが山も仕事も充実した1年を過ごせることを祈っております。山小屋の予約は春からのところも多くありますので、憧れの山や遠征したい山域がある方は、いまのうちに山の計画をたてておくことをおすすめします。それでは今年もよい山歩を!

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。