こんにちは。YAMAP開発担当の田渕(たぶち)です。日々YAMAPサービスをつくり続ける開発チームが執筆する「YAMAPのつくりかた」シリーズ。第2回となる今回は、私たち開発チームが「便利なのでぜひ皆さんに使っていただきたい!」と思いつつ、イマイチ皆さんに知られていないYAMAPの隠れた便利機能を紹介します。自宅から登山口までの道案内や、新しくできた山仲間を簡単にフォローできちゃう便利機能など、目から鱗の充実内容! ぜひご活用ください。
2020.02.10
YAMAP MAGAZINE 編集部
第2回目となる今回は、普段ほとんど声を発することなく黙々と作業をする開発担当者が「実はこんな機能があるんですー!! でも知られてないんですー!!」と大声で叫びたくなるYAMAPアプリの機能をご紹介します。
急に大声を出すと喉を痛めるリスクもあります。痛めた喉から体調は崩れます。そのリスクを背負ってでも届けたいくらい厳選した機能になりますのでぜひ今日は覚えて帰ってくださいね。
それでは早速ひとつ目、いってみましょう。
例えば、登山を通して出会った方と話しているときに「え、YAMAPやってるんですか? 私もなんですよ。良かったらフォローしてもいいですか?」といった会話になること、ありますよね。
こんなとき、だいたいみなさんは教えてもらったユーザー名で検索してから相手を見つけ出してフォローしていると思います。これがちょっとめんどくさい。実は簡単に対面でフォローしあえる機能がYAMAPには存在するのです。
まずマイページにあるモナカみたいなボタンを押すとQRコードが表示されます。これはあなたのユーザー情報をQRコード化したもの。QRコードの下にある「QRコードをスキャン」ボタンを押せばカメラが立ち上がるので、あとはカメラで相手のQRコードを撮影すればフォローすることができます。
この3ステップです。簡単ですね。同様の手順であなたのQRコードをスキャンしてもらえば、お互いにフォロー完了です。一度覚えてしまえば対面でフォローし合う際は大活躍することと間違いなし。
侮るなかれモナカボタン! ですね。正式名称は謎のまま次の機能へ。
※手順の画像はAndroidのYAMAPアプリの画面を使用しています。iOSアプリの場合は若干見た目が変わりますが、同じ手順です。
※登山中もオンラインの場合はご利用いただけます。圏外の場合は利用できません。
次の山を決めるときや登山に出発するとき、家から登山口までの交通手段や経路がすぐに分かるととても便利ですよね。
…あるんです。
YAMAPアプリでダウンロードした地図を開きましょう。地図上の登山口のランドマークをタップすると矢印のマークが表示されるのでタップしてみます。
なんとGoogleMapが自動で開くんです。登山口を目的地として選択した状態で開くのであとは「経路」を押すと、現在地から登山口までの経路や所要時間を簡単に調べることができます。しかも、そのままナビも開始できます。
今まで存在に気づいてなかったことを後悔してしまうくらい便利。しかも、登山口ランドマーク以外にも駐車場やバス停のランドマークでも同じようにGoogleMapを開くことができます。ぜひ今度登る山の地図を開いて試してみてください。
※この機能はスマートフォンにGoogleMapアプリをインストールしてからご利用ください。
次にご紹介するのは、ある程度YAMAPを使って登山をしてきた方にぜひとも知っていただきたい機能です。
ふと「今までの登山でどのくらいの距離歩いたんだろうな」と気になることがありませんか? 実はマイページの「これまでの統計」を押すと、今までの活動記録でたまったデータの統計を見ることができます。
具体的に言うと、距離(どのくらい歩いたか)、標高(どのくらい登ったか)、カロリー(どのくらい消費したか)を「月ごと」もしくは「全期間の累計」で確認することができます。
活動日記をつけた場合のみ加算される数値ではあるのですが、今までの辛かったあの急登、泣きそうになったあの急登、もう泣いちゃったあの急登、それらの累積を確認することができ「よくがんばった、わたし」という気持ちになること間違いなし。
無料のYAMAP会員さんは過去1年間分、YAMAPプレミアムに加入すると全期間が集計の対象となります。更に「軌跡マップ」タブに移動すると、日本地図上にあなたが今まで歩いた軌跡がすべて表示されます。
登山を重ねるにつれて少しずつ青い線(歩いた軌跡)が追加され、日に日に賑やかになっていく日本地図。その様子を見ているとなんとも言えない満足感、とても幸せな気持ちを味わうことができますのでオススメです。
マンガや小説以外で「うふふ」という表現を使うことはないと思ってましたが「うふふ」って言ってしまいますので、パブリックスペースでのご利用はご注意ください。
毎日たくさんのYAMAPのユーザーさんに活動日記を作成していただいています。その数は数十万件にのぼり、一度読んで参考になった活動日記をもう一度読みたくなっても再び出会うのは至難の業になってきました。
実は活動日記をブックマーク(お気に入り一時保存)しておくことができます! ブックマークしておくことで、マイページのブックマークからお気に入りの活動日記一覧を確認できるんです。
無料会員の方は一度に最大10件まで、プレミアムの方は無制限に保存することができるので、参考になったものやちょっと今時間がないから後から読もうというときなどでブックマークしておくととても便利です。
こちらは登山をこれから始める方、もしくは始めたばかりの方に特にオススメの機能です。
登る山を決めるときは、まずいくつかの候補を選ぶと思うのですが、ここでYAMAPのアプリを開き、下の「のぼる」から「山の情報」を開いてみましょう。ここにはYAMAPスタッフが選んだオススメの山が一覧で表示されています。どれも胸を張ってオススメできる山なのですが、表示されているのは全国各地、今いる場所から遠い山も含まれてしまっています。
「近くのオススメの山を見たい」
今日これから登山に行きたい、そういうときは現実的に行けそうな山から候補を探したいですよね。
ご安心ください。
「近くの山を見る」を押すと、現在あなたがいる場所から近い順に山が表示されます。おおよそ50~100km内であれば車で片道1~2時間ほどでしょうか。近い山から順に良さげな山を見たいときに便利ですね。
では、山の一覧からどれか、ひとつ山をタップしてみましょう。
その山の詳細情報が表示されます。
標高や概要、山域、所在都道府県、名山に含まれるか、など登る山を決めるときに参考になる情報が並べられています。
特筆すべきは「モデルコース」です。
基本的に登山の対象となる山には、頂上までのコースが複数あります。楽なコースからきついコース、景色が楽しめるコースからちょっと地味なコースまで様々。どのコースを選ぶかも醍醐味ではあるのですが、一方でどれを選べばいいのか分からないという悩みもあります。
モデルコースはYAMAPスタッフが選んだその山の鉄板コース。言わば「まずはこのコースを登っておけば間違いない(とYAMAPスタッフは思います)」というコースです。
それぞれのモデルコースには「難易度」と「体力度」を表示し、自分に合ったモデルコースが選びやすいのもポイントです。そのまま少し下にスクロールすると、そのモデルコースを歩いたユーザーの活動日記も表示されています。実際に歩いたユーザーのリアルな記録を覗くことができ、写真や感想などよりイメージしやすい情報がふんだんに盛り込まれていますので実際に読んでみてその山に登るか決めるといいですね。
また、実際の山行中にも地図左下のメニュー内「モデルコース」の設定により、地図上にモデルコースを表示することができます。この機能の紹介だけ少し長くなってしまいました。(実は私も開発にどっぷり関わっておりまして気持ちがこもってしまいました)
…ほんと、使ってみてくださいね!!!!
※一部、モデルコースがない山もございます。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。どれも開発チームが胸を張ってオススメできる便利機能です。
参考になった機能はありましたか? 「なんでもっと早く教えてくれんかったのー!!」と、みなさんが大声で叫びたくなる機能が入っているはずですし、もし入ってましたらぜひ早速使ってみてください。きっと、少しだけかもしれませんが、次の登山がより楽しみになると思います。
ありがとうございました。