登山中の気づきをその場で”地図”に反映【フィールドメモ機能】で「危険箇所」や「絶景ポイント」を共有しよう

山を歩いていて「あ、ここは危ないな」「他の登山者にも教えてあげたい」と思うような場面に遭遇することってありますよね。登山地図アプリ「YAMAP」の「フィールドメモ機能」は、そんな登山中の”気づき”をその場で地図に反映、他の登山者と共有できるツール。具体的な使い方、地図上での見え方を紹介します。

2020.10.23

YAMAP MAGAZINE 編集部

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「危険箇所」「道迷いポイント」登山中の気づきをその場で地図に反映


山を歩いていると、崩落箇所や道が不明瞭な箇所など、「あ、これは危険だな」と思うポイントに遭遇することが少なからずあると思います。

そんなときは、その”気づき”を地図に書き込んでみましょう!

登山アプリYAMAPの機能「フィールドメモ機能」(2020年10月〜)を使えば、「危険な箇所」から「おすすめのスポット」まで、現地で得られた様々な「フィールドメモ」をその場 [※1] で投稿、他の登山者と地図上で共有することができます。
[※1] 電波の届かない山の中(オフライン)でも投稿することができます。

フィールドメモ機能とは?

現地でしか得られない貴重な情報を”地図上”で一覧できる、登山アプリ「YAMAP」の機能(2020年10月〜)。登山文化に根付く“共助”の思想に則った機能で、YAMAPをダウンロードすれば誰でも無料で使うことができる。

立花山でフィールドメモ機能を使ってみました

以前、ヤマップでは本機能のフィールドテストを実施。有志のユーザーさんと開発メンバー総勢14名で福岡の人気低山・立花山に登り、登山道の状況や気になるポイントをフィールドメモとして投稿してみる、という試みを行いました。

立花山でのフィールドテストの様子

ここではフィールドテスト中の地図画面を例に、フィールドメモ機能の具体的な使い方、地図上での見え方についてお伝えしていきます。

フィールドメモ機能のアイコンは2種類

フィールドメモのアイコンには、赤い「報告・注意」と、青い「クチコミ・つぶやき」マークの2種類。

アプリ画面上ではこんな感じで表示され、タップすると内容が表示されます。上にスワイプすると詳細を確認することができます。

フィールドメモを投稿するには?

例えば、登山中に危険箇所を見つけたら。

まずは地図上のメモを投稿したい場所で「フィールドメモ」アイコンをタップしましょう。

登山スタート時に「活動開始」すると(左)、「フィールドメモ」アイコンが画面右下に表示される仕組み(右)

フィールドメモアイコンをタップすると次のような画面が表示されるので、アイコンとカテゴリを選定します。

「報告・注意」か「クチコミ・つぶやき」をタップし、さらにカテゴリを選択する。この画像は「報告・注意」のアイコンを選んだときのカテゴリ一覧

カテゴリ選定が終わると、コメントや画像を投稿できるようになります。

ちなみに「クチコミ・つぶやき」のカテゴリは、山小屋・避難小屋、テント場、トイレ、水場、駐車場、バス停・駅、登山口、自然・景観など多岐にわたります。

フィールドメモの投稿作業はこれでOK。

投稿完了画面が表示され、オンライン時に自動アップロードされます。ただし、地図上への反映には数時間かかりますのでご注意ください。

「ありがと山!」のメッセージが表示されたら投稿完了! 活動中に投稿したメモは「投稿したフィールドメモ」から確認でき、活動終了後も内容の確認や編集・削除も可能

フィールドメモ機能を使えば、危険箇所に限らず、山小屋・避難小屋の状況、トイレ、駐車場の様子など、現地での気づきを地図上で共有することができるので、自分自身の山行記録メモとしても、他の登山者が登山計画をする際の参考情報としても役立ちます。

フィールドメモ機能を使い倒そう!

立花山の山頂にて。フィールドテストを終え、眼下に広がる絶景を拝むメンバーたち

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。