冬山登山【北陸編】初心者でも楽しめるおすすめの山とリアルタイム積雪情報

日本海や越後平野を一望できる絶景低山・弥彦山や、雪の白山を間近に見れる取立山をはじめ、北陸エリア(北陸4県)には魅力的な雪山・冬山がたくさんあります。おすすめの冬山とルート、見どころなどを登山アプリ「YAMAP」のユーザーデータ[※1] をもとに、まとめました。山頂近くまでケーブルカーやロープウェイで気軽に歩ける日帰りコースをから、積雪期には十分な体力が必要な登りごたえのある雪山まで、冬に楽しめる山をたっぷりご紹介します。

[※1] 登山アプリ「YAMAP」のユーザーデータ(集計期間:2019年12月~2020年3月)をもとに、訪問者数の多かった人気の山を算出。

【特集】冬山登山2020−2021/すべてのエリアを見る

2021.01.20

YAMAP MAGAZINE 編集部

INDEX

冬山登山おすすめの山① 角田山(かくだやま)/新潟県

角田山の標高・コースタイム目安

標高:481m
コースタイム:約2〜3時間(登山口⇒山頂⇒登山口)

最初に紹介するのは、新潟県の低山・角田山。豪雪地帯の印象が強い新潟県ですが、毎年大雪が降る魚沼エリアに対して、角田山の位置する新潟市近郊の降雪量はそう多くありません。角田山は春〜秋にかけて様々な植物が見られる「花の山」として知られていますが、冬でも比較的手軽にスノーハイクを楽しめる山でもあるのです。

庵さんの活動日記より/角田山の中腹にある高さ90cmの小さな鳥居は、ここを訪れる人々の密かなシンボル。毎年3月には鳥居を腹ばいでくぐり抜け、山の安全と繁栄を祈願する伝統行事が行われるそう

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角田山のリアルタイム積雪モニター

冬山登山おすすめの山② 弥彦山(やひこやま)/新潟県

弥彦山の標高・コースタイム目安

標高:634m
コースタイム:約2.5時間(弥彦神社⇒山頂⇒弥彦神社)

スカイツリーと同じ高さの山としても知られる弥彦山。越後国の総鎮守・弥彦神社の神体山でありながら、山頂から日本海や越後平野を一望できる絶景低山として、年越しや年始の初登りなど冬でも登る人が多い人気の山です。麓の弥彦神社から登る表参道コース(無雪期で片道1時間半程度)がポピュラーですが、山腹までロープウェイを活用する手も。

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冬山登山おすすめの山③ 文殊山(もんじゅさん)/福井県

文殊山の標高・コースタイム目安

標高:363m
コースタイム:約2.5時間(二上登山口⇒文殊山⇒文殊山奥の院⇒二上登山口)

福井県福井市と鯖江市の境にあり、白山・越知山・日野山・吉野ヶ岳と並び「越前五山」に数えられる文殊山は、信仰の山でありながら、手軽にハイキングを楽しめる低山として地元住民に親しまれています。秋の紅葉に、カタクリやツツジなどの季節の花々、白山の姿や、福井平野を望むことができます。

文殊山を訪れる登山者に人気なのが、「奥の院の胎内くぐり」。寄り添うようにして立つ2つの巨岩の間にポッカリと開いた穴(岩の門)をくぐり抜けると、知恵や安産の御加護を得られるというものです。ただし、「邪心あるものがくぐると岩が閉じてしまうと伝わる」そうで…。興味のある方はぜひお試しを。

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冬山登山おすすめの山④ 荒島岳(あらしまだけ)/福井県

荒島岳の標高・コースタイム目安

標高:1,523m
コースタイム:約5時間(荒島岳登山口⇒中荒島岳⇒山頂⇒中荒島岳⇒荒島岳登山口)

白山の南に位置する荒島岳は、福井県唯一の日本百名山。初夏や秋の紅葉時期に登るのも楽しいですが、雪山経験者であれば冬に訪れてみるのもおすすめ。ブナ林の雪景色に加え、山頂には360度の大パノラマが待っています。天気の良い日には、雪を纏った白山、乗鞍岳、槍ヶ岳、御嶽山、木曽駒ヶ岳などの名峰を一望できるでしょう。

なお、コンディションによってはラッセルが必要になることもあるため、登山計画の際には充分にご注意ください。

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冬山登山おすすめの山⑤ 尖山(とがりやま)/富山県

尖山の標高・コースタイム目安

標高:559m
コースタイム:約5時間(尖山登山口⇒山頂⇒尖山登山口)

とがりやま、という名前のとおり、とんがって見える山。独立峰で、どこから見ても綺麗な円錐形をしている山。それが「尖山」です。山頂からは立山連峰や富山平野を一望できる展望の山でもあり、冬は手軽にスノーハイクを楽しめます。

地元・立山町の低山として親しまれる一方、その山容から、「ピラミッドの跡だ」とか「UFOが離着陸する目標として置かれた山なのでは」などの考えを抱く人もいるようで…。尖山の上空を通過するUFOが多い、頂上では磁気異常により方位磁石が狂う、といった説が密かにささやかれているそうです。

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冬山登山おすすめの山⑥ 鬼ヶ岳(おにがだけ)/福井県

鬼ヶ岳の標高・コースタイム目安

標高:532m
コースタイム:約2.5時間(登山口⇒展望台⇒避難小屋⇒山頂⇒登山口)

福井県越前市にある鬼ヶ岳は、名前の通り「鬼伝説」のある山。かつて山腹に白い鬼女が住みついて村人を襲っていたところを村の若者たちが退治したことが山名の由来となっており、毎年お盆の時期に行われる「鬼ヶ嶽火祭り」の舞台にもなっています。

山頂からは越前市や日本海を眺めることができるほか(展望台・休憩舎あり)、大虫神宮の石造りの社が祀られています。山名にちなみ「鬼トレ」と称して鬼ヶ岳にる人もいるくらい、無雪期はもとより、冬でも手軽に絶景やスノーハイクを楽しめる身近な山として親しまれているようです。

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冬山登山おすすめの山⑦ 鞍掛山(くらかけやま)/石川県

2021.01.01(金)
fmtk50さんの活動日記より/元旦登山、夜明け前の景色

鞍掛山の標高・コースタイム目安

標高:477m
コースタイム:約3.5時間(西ノ谷登山口⇒山頂⇒後山⇒西ノ谷登山口)

石川県の西部、小松市にある低山・鞍掛山は、気軽に行ける展望のいい山。山頂からは加賀平野、白山連峰、日本海までを見渡すことができます。山の形が馬に載せる「鞍」に似ていることから鞍掛山の名前がついていますが、漁舟がこの山を目標にしていたことから、別名「船見岳」とも呼ばれるそうです。

急登を行く健脚向きの「中ノ谷コース」や、尾根道で眺望の素晴らしい「西ノ谷コース」など、バラエティに富んだコースが複数整備されています。コンディション、コースによっては新雪のラッセルを体験できるとして、年末年始や元旦登山でも訪れる人が多い人気の山です。

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冬山登山おすすめの山⑧ 取立山(とりたてやま)/福井県・石川県

2020.02.11(火)
のりちさんの活動日記より/取立山山頂からの絶景「雪の白山」

取立山の標高・コースタイム目安

標高:1,307m
コースタイム:約5時間(東山いこいの森⇒林道終点駐車場⇒取立山⇒往復)

石川県白山市と福井県勝山市にまたがる取立山は、ミズバショウの群生地(例年5月頃、取立山〜こつぶり山間の湿地帯・取立平一帯で見られる)として知られる一方、実は山スキー・ボード、冬の日帰り登山を楽しめる山としても人気。

標高1,000m付近まで登ると、雪を纏った大日山や荒島岳、頂上からは白山の雄大な山容を間近に臨むことができます。時間や体力に余裕があるなら、近隣のこつぶり山へ縦走したり、取立平の雪原を歩いてみるのもおすすめです。

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冬山登山の注意点
・積雪期はコースタイムの1.5倍の時間を見積もって行動することをお勧めします。
・ゴンドラやリフトは運休することもあります。最新情報を施設サイトにてご確認ください。
・山小屋、売店、トイレなどの施設が冬季休業や営業時間の短縮をしている場合があります。事前によく調べるようにしましょう。
・雪山登山では天候や状況の急変などへの適切な対応が求められます。雪山初心者は必ず経験者と登り、単独行は避けるようにしましょう。
・紹介している山の中には、雪山登山経験者向けの山も含まれています。装備や必要な技術を事前に確認するようにしましょう。

全国の積雪最新状況は「リアルタイム積雪モニター」が便利

知りたいエリアや山の最新の積雪状況が写真付きでひと目でわかりる「リアルタイム積雪モニター」は近日公開予定です。ぜひ自宅近くの山、お目当ての山をチェックして、冬山登山の計画を立てる際の参考にしてください。

トップ画像:梅太郎さんの活動日記より

YAMAP MAGAZINE 編集部

YAMAP MAGAZINE 編集部

登山アプリYAMAP運営のWebメディア「YAMAP MAGAZINE」編集部。365日、寝ても覚めても山のことばかり。日帰り登山にテント泊縦走、雪山、クライミング、トレラン…山や自然を楽しむアウトドア・アクティビティを日々堪能しつつ、その魅力をたくさんの人に知ってもらいたいと奮闘中。