祖母山麓で自然のメッセージを伝える「インタープリターの魅力」とは

日本百名山・祖母山(標高1,756m)の山麓に位置する大分県竹田市。その魅力は、多くの谷を有する奥深い祖母山の自然と里山の風景にあります。

YAMAPが竹田市と取り組んできた、祖母山麓の魅力を伝える「祖母山麓インタープリター養成講座」は、今年で3年目となりました。インタープリターとは、里山や街を案内しながら地域の自然や文化の魅力を人々に伝える案内役のこと。

ここでは、竹田市で養成講座が生まれたきっかけやこれまでの講座の様子を、講師や受講生、コーディネーターに話を聞きながら、インタープリターツアーの魅力を深掘りしてみたいと思います。また、先日行われたモニターツアーのレポートも合わせてご紹介します。

2024.01.25

米村 奈穂

フリーライター

INDEX

インタープリター養成講座のこれまでと、これから

竹田市のインタープリター養成講座は3年目を迎え、1期生からはガイド業を生業とする受講生も誕生。3期生からは地元のみならず、祖母山を愛する市外の受講生も加わり、個性豊かなインタープリターツアーが生まれつつあります。そこで、講師、受講生、地元コーディネーターに、インタープリター養成講座のこれまでとこれからを聞いてみました。

話を聞いた人:左/YAMAP ひげ隊長(インタープリター養成講座講師)中/友永英子(祖母山麓インタープリター コーディネーター)右/黒阪旅人(インタープリター養成講座 受講生)

子どもに見せたい自然があって、そこに仲間がいること

竹田市でインタープリター養成講座が始まったきっかけは、地元コーディネーターの友永英子さんとYAMAPの専属ガイド前田央輝(以下、ひげ隊長)とのイベントでの偶然の出会いでした。そこで友永さんは、ひげ隊長の話す「自然学校構想」に興味を持ちます。

「僕は、全国で自然学校をつくって、日本の自然の素晴らしさを子どもたちに伝えたい。そのためにはまず、それを担うインタープリターを育てていこうと思ったんです」とひげ隊長は言います。

「お金に余裕がある人とか、関心がある人の子どもだけが自然教育を受けられるのではなく、誰もが平等に受けられるようにしたい、というひげ隊長の思いに、とても共感しました」。

そう話す友永さんは、同時期にYAMAPの代表が登壇した講演で聞いた、「里山の景色を残したい」という言葉も心に残り、YAMAPと一緒に竹田を盛り上げていけないかと考えます。

祖母山麓インタープリターコーディネーターの友永英子さん。2018年に竹田に移住。夫婦で企画・運営・プロデュースなどを行う「合同会社NOOK」を運営

そこでまず、ひげ隊長に祖母山麓のフィールドを見てもらうことに。魅力がちゃんと伝わるか、最初は緊張したという友永さん。

ひげ隊長は、こんなにいい自然があるのに活用しきれていないことに驚いたといいます。

「祖母山の神原渓谷沿いのルートに感激したんです。九州にまだこんなにいい川が残ってるんだと。宝だと思いました。九州で川沿いをずっと歩けるコースは意外とないんですよ。そこでガイドをしている人もほとんどいないと聞いてもったいないと思いました」

神原登山口から五合目までの神原渓谷沿いのルートは、川を間近に見ながら歩くことができ、四季折々の景色を楽しめる

ひげ隊長には、インタープリター養成講座を地域で取り組む際、二つの条件があるといいます。一つは、子ども達を連れて行きたいと思える自然があるか。

もう一つは、その地域に同じ方向性で一緒にやりたいと思える仲間がいるか。その条件が揃った竹田で、早速インタープリター養成講座に取り組むこととなりました。

伝説の1日

インタープリター養成講座講師、YAMAPひげ隊長。全国各地でインタープリター養成講座の講師を務める。無類の川好き

ひげ隊長は、2021年の第1回目講座のことを「伝説の1日だった」といいます。集まったのは8名。城下町から、宿泊施設のオーナーや地域おこし協力隊ら4名。あと4名は、MMS21(Mother Mountain Sobo21)のメンバーでした。

MMS21は祖母山の周辺エリアが『祖母・傾・大崩ユネスコエコパーク』に登録されたのをきっかけに地域の若手で結成されたチームで、登山道整備や子ども達を対象とした自然教育などの活動を行っています。既にボランティアでガイドの活動もしていたMMS21のメンバーがいたことも、竹田でインタープリター養成講座を始める大きな要因でした。

みんな竹田の人間で知り合いなはず。しかし集まった当初は、「MMS21メンバーと城下町メンバーの二つに分かれていてなんとなく張り詰めた空気が漂い、いわゆる、ローカルと移住者の壁のようなものがありました」(ひげ隊長)。

「そこから、ひげ隊長の壮大なインタープリター養成講座という壮大なツアーのアイスブレイクが始まっていったわけです」と1期生の黒阪旅人さんは振り返ります。

初回の座学では、受講者に時間をかけて自分語りをしてもらいます。一人一人が、生まれてから今までの人生をみんなの前で話す。この過程が後に、それぞれの特性を活かした個性豊かなツアーの企画につながります。

個々のバックボーンや竹田に来た理由、これまで表にすることのなかった熱い思いを知ると、張り詰めた空気は徐々に溶けていきました。その後は、竹田のためにみんなで何ができるかを熱く語り合いました。

緊張のスタートから、1日でメンバーの距離は一気に近づき、その日の飲み会では受講生の一人から、「竹田で一番嫌いやったけど、すごい好きになった」という言葉が出て二人で抱き合うまでに。講座ではインタープリターを育てるだけではないものが生まれていたのかもしれません。

2日目はフィールドに出て、受講生が交代でガイドをするという模擬ツアーを実践。模擬ツアーでは、答えを見せずにとことん悩ませ、自分で考えてもらいます。それぞれが企画したツアーを披露しては、みんなで意見を出し合い、みんなでつくり上げて行きます。

「大人が集まったら、本音で言い合う機会ってなかなかないじゃないですか。久しぶりに部活というか、真剣勝負の場でした。講座が終わった後はへこみながら帰ってました」そう話す黒阪さんは、MMS21のメンバーに自然のことについて教えてもらったり、一緒に山に入ったりして助け合いながら最終試験の追試を乗り越えたのだそう。

インタープリター養成講座1期生、黒阪旅人さん。地域おこし協力隊として竹田市にUターン。インタープリター養成講座終了後、ガイドデスク兼工房「旅するアマゴ」を構え、ガイド業と看板製作やものづくりワークショップ等を行う

自然の中で新たな体験を提供する、祖母山麓のインタープリター

最後に友永さんは、次のように語ってくれました。

「祖母山麓の同じコースを歩くツアーでも、案内するインタープリターによって見える世界が違うので、ツアーでの体験も異なります。それが、インタープリターツアーの魅力です。観光で単に訪れるだけではなくて、インタープリターを通じて、様々な祖母山麓の地域の魅力を知り、地域を好きになって欲しいと考えています。そして、ツアーを通じて、ぜひ新しい自然との関わり方を体験して欲しいなと思います」      

個性豊かなインタープリターツアー

ここからは、先日行われたインタープリター養成講座の受講生による4つのモニターツアーの様子をレポートします。

・山歩で健康になろう!理学療法士といくアーシングツアー in 越敷岳
・幻の魚潜む渓谷での祖母山山麓トレッキング
・天空の茶会へようこそ。絶景の丘「牧の城」で名水を味わうツアー
・祖母山入門

【山歩で健康になろう!理学療法士といくアーシングツアー in 越敷岳】

山中の展望所で、グローブを外して大地に触れながらのボディーワーク

このツアーの案内役の濱田武利(はまだ たけとし)さんは、普段は病院で理学療法士として働いています。患者さんを診る日々の中で、「来院前にもっとできることがあるのでは」と、予防医学の必要性を感じていました。

もともと登山やハイキングが好きで、山に関わる仕事にも興味があった濱田さんは、インタープリター養成講座の募集を見て応募。講座を経て、自身の経験を活かした興味深いツアーができあがりました。

緩木神社で理学療法士としての知識を存分に活かしたツアーを行う濱田さん

このツアーでは、祖母山の北西にそびえる修験の山、越敷岳を山歩します。登山口までの林道を歩く途中、濱田さんの目線は常に参加者の足元に。O脚の人、右足が少し内側に曲がっている人、それぞれの脚の癖を確認していきます。

自分の脈拍を測ってからスタート。手首に指を3本置き15秒間の脈拍を数え、その数を4倍すると1分間の脈拍が分かります。時々チェックしながら登るとペース配分の参考になるそうです。

つま先の方向に合わせ膝を曲げることでねじれを防ぎます。手を前に組んで登ると、重力を利用して登ることができ、体幹のブレを抑え効率よく身体を使えます。

濱田さんによると、登山の脚の運び方のコツは、膝をつま先の方向に向かって真っ直ぐに入れること。そうすることで膝関節のねじれを防ぎ、下りの膝痛の予防にもなります。登山口に着く前から、分かりやすい説明で登山に役立つ身体の使い方を学ぶことができます。

親孝行者だけが通れるという「挟み岩」を無事通過

展望所からはくじゅう連山を望むことができました

休憩中にオリジナルの栄養ドリンクをいただきました。プロテインと必須アミノ酸のEAA、隠し味に抹茶を混ぜたもの。温かくて甘酒のようなほんのりした甘さが冷えた体にしみていきます。登りで疲れた筋肉を回復させる効果があるそうです。レシピを熱心に取る参加者も。

オリジナルの栄養ドリンク。市販のものは味が濃く酸っぱかったりして飲みづらいけれど、自分で調合すれば好みの味にできて飲みやすいとのこと

時々膝が痛むことがあるという参加者の脚の状態を診る濱田さん

「身体の一部を自然に触れさせることって、大人になると少ないですよね。せっかく山に来たなら直に自然に触れてみましょう」と促され、グローブを外して地面に触れながらボディーワークを実施。普段行わない動きを通して、からだを自然へと開いていきます。

適切に身体を動かすことで自分を知ることが大切だと最後にメッセージ「もっと自身の感覚に意識を向けて日頃からケアしておけば、長く健康に山歩を楽しめますよ」と言われ、自分のからだを知っていくことから始めようと思えた、ちょっと新鮮な山登りでした。

【幻の魚潜む渓谷での祖母山麓トレッキング】

渓谷沿いを歩きながら、魚目線で山を見つめる黒阪さんのツアー

インタープリターの黒阪旅人(くろさか たびと)さんが案内するのは、天然アマゴの生息する神原渓谷ルート。みんなでアマゴの姿を追い求めながら、魚を通して大地の歴史を感じることのできる、いつもの登山とはちょっと視点の違ったツアーです。

祖母山の代表的な登山口の一つである神原登山口。実はそのもっと手前に、天然のアマゴを語るには重要な滝があります。このツアーは、その一合目の滝からスタートします。滝の落差は18メートル。この滝が魚の行き来を止める天然の壁となり、そこから先は天然アマゴの楽園となるのです。

滝が出てくるたびに、目を凝らして、息をひそめてアマゴの姿を探します

山中では、たびたび巨大な安山岩を目にします。祖母山は1500万年前の噴火により誕生した山。9万年前の阿蘇の噴火よりもずっと昔です。

黒阪さんは「山はタイムスリップできるアクティビティ」だと言います。このツアーでは、そんな壮大な大地の歴史を紐解きながら山に登ります。

幻の魚を見つけられない私たちに黒阪さんが貸してくれた秘密兵器、偏光サングラス。そのおかげで全員天然アマゴの姿を目にすることができました

途中、黒阪さんの「1500万年前の岩の上で寝てみましょう」という号令のもと、河原に寝転がってみました。川のせせらぎだけが聞こえ、空にはゆっくりと雲が流れます。「日常の5分と比べたら贅沢な5分でしょ?」と黒阪さん。

大地に背中を預け、川のせせらぎだけが聞こえる中、思い思いの時間を過ごしました

「さっき見つけたアマゴも祖母山で生まれたものではありません。元をたどれば、最初の一匹が海からここまで泳いできてこの地で繁殖を繰り返したもの。その時の流れを感じて欲しくて寝転がってもらいました」。一瞬でも地球の歴史と自分のつながりを感じることのできた時間でした。

五合目の「御社の滝」で折り返して対岸へ渡り下ります

「天然アマゴの遺伝子は何万年も変わっていません。アマゴは泳ぐタイムカプセルです」と黒阪さんは言います。いわば人の手が何も加わっていない地球本来の姿だと。

ガイドをするようになるまで、自然を守るということはそこまで考えていなかったという黒阪さん。初めて天然のアマゴをみた時のワクワクした気持ち、この気持ちが人生を豊かにするし、地球のことを考えるきっかけになるんじゃないかと話します。まずワクワクを大切にと。山に登りながら魚に想いを馳せ、それが地球を見つめることにもつながる不思議な時間でした。

登山道で見事な鳥の巣を発見!センスオブワンダーを大切に

                  

受講生、企画真っ只中ツアー 〜完成までお楽しみに!〜

ここで紹介する2つのツアーは、完成に向けて現在つくり込んでいるツアーです。まだ募集はしていませんが、今回はモニターツアーを行った様子をお届けします。

【天空の茶会へようこそ。絶景の丘「牧ノ城」で名水を味わうツアー】

祖母山の麓にある名水の里·入田には、竹田湧水群と呼ばれる50を超える湧水が点在します。その水質と水量は、名水百選にも選ばれるほど。このツアーでは、水を愛してやまないインタープリターの平津希(たいら・つき)さんが、人々の生活の中にある竹田湧水の魅力を伝えます。

神奈川県に住んでいた平さんは、水に惹かれて竹田に移住しました。念願だった、水道から名水百選の湧水が出る生活を楽しんでいます

夏には3万人が訪れるという中島公園河川プールをスタートして、数箇所の湧水を巡り水の味を比べてみます。比べてみたのは歩いて行けるほどの距離にある河宇田湧水と泉水湧水。半信半疑で飲んでみると確かに口当たりと味が違います。こんなに近い距離にあるのに不思議です。

竹田湧水群の中でも、湧水量の最も多い河宇田湧水。すぐそばに、湧水を使った人気の中華そば屋「こっとん」があります

「きれいな水とはどんな水だと思いますか?」と平さん。不純物の混じっていない湧水は腐りにくいといいます。平さんは竹田に移り住んでから、きれいと汚いの概念が変わったそうです。都会では人の手が加わったものをきれいなものとしていました。竹田に来て湧水源の水をそのまま汲んで飲むことを躊躇した時、自分の中に無意識に刷り込まれていた「水も土壌も汚染されている」という認識に気づかされたと言います。しかしここから湧き出る水は、天然の濾過装置を旅してきた美しい水。それを理解した時、全ての要因は人間の手にあったことにも気づきます。

天空の丘「牧の城」。かつては山麓に23もの山城があり、狼煙で連絡を取り合っていた場所。もっと昔の白亜紀の時代には海の底でした。この上に登れば、竹田の地形が手に取るように分かります

水源巡りをした後は、天空の丘「牧の城」へ。山頂からは、祖母山、阿蘇山、くじゅう連山を望むことができる、まさに天空の丘です。絶景を目の前にして、湧水を使ったお茶会が振る舞われました。

塩味甘味と共に3杯のお茶が振舞われ、2杯目は祖母山麓の恵みをお茶漬けに。名水米、森の木を原木としたシイタケ、この山で取れたフキの佃煮、産卵期のこの時期にだけ手に入る湧水で育った養殖アマゴのイクラが添えられます。イクラは昆布と塩で味付けされ、水が山と海を繋ぐことを表現しています。自然の力と人の手間、時間がかけられた、この瞬間でしか味わえないものです。

平さんの出身でもある京都のお番茶(ほうじ茶)を泉水湧水で淹れたものが振る舞われました。写真は祖母山の恵みが詰まったお茶漬け

平さんは、水は時空を超えるといいます。海から蒸発した水が一滴の雨となり大地に落ち、数十年もの時を経て湧水となります。水はただ移動しているだけで消えることはありません。私たちの体を通る水は、祖先が飲んだ水であり、次世代へ引き継ぐ水でもあるのです。

しかし、地球上で私たちが使える水はたったの0.01%。世界では40%が水不足といいます。汲んでそのまま飲めるきれいな湧水が世界中にどれほどあるのかと想像すると、この水がどれほど希少なものかという思いに至ります。

「水や自然を守ることは、自分が健康でありたいということが起点になるのでは。水のことを考えることは、命を考えることでもあり、自分自身のことなんです」と平さんは言います。湧水をキーワードに街を歩いてみると、知られざる竹田の魅力を発見でき、水の旅に思いを馳せる時間を過ごすことができました。

【祖母山入門】

祖母山入門ツアーは、神原登山口から滝を見ながら神原渓谷沿いを歩いて5合目小屋まで登る、初心者でも無理なく祖母山の雰囲気を体験できるツアーです。

案内役の服部修幸(はっとりのぶゆき)さんは、大分県の豊後高田市在住。祖母山が好きで通い詰めるうちに、その魅力を多くの人に伝えたいと、現在3期生としてインタープリター養成講座を受講中です。祖母山の様々なルートを歩いているだけあって、今回歩いたコースだけでなく、祖母山の魅力を楽しめる様々なコースのアドバイスもしてくれる、祖母山入門編となりました。

たくさんのルートを有する祖母山。その道をどう繋いで歩くかも祖母山の魅力の一つと服部さんは言います。様々な歩き方も教えてもらいました

ここで修験者が禊(みそぎ)をして祖母山に登っていたという「御社の滝」

上りは神原登山口から本登山道を登り5合目の小屋まで登ります。小屋に着くと晴れてきたので外でコーヒーを淹れてもらいカフェタイム。参加者はみんな祖母山初心者。祖母山に詳しい服部さんに質問が飛びます。

祖母山は、登山口から山頂までの高低差があり登りごたえのある山。この神原ルートも山頂まで行くとかなり時間がかかります。服部さんのおすすめは、神掛岩までのコース。山頂までのルートより登りやすく展望岩もあるため達成感もあるとのこと。「まずはそこからチャレンジしてみては」と服部さん。

下山路は渓谷を真下に望むルートを、滝を見下ろしながら下ります。参加者からは「上りと下りで景色が全然違う!」、「今まで登ることに一生懸命だったけど、渓谷美に気づいた」という感想が寄せられました。

服部さんが淹れてくれたコーヒーとともに、竹田の銘菓、「荒城の月」、「三笠野」をいただきました

ツアー申し込み先

今回ご紹介した濱田さん・黒阪さんのツアーの申し込み先は下記よりご確認ください。
また、他の祖母山麓インタープリターツアーの内容が気になる方は、ぜひ、「祖母山麓エリア再生プロジェクト」の公式サイトをチェックしてみてくださいね。

執筆:米村奈穂
撮影:村上智一

米村 奈穂

フリーライター

米村 奈穂

フリーライター

幼い頃より山岳部の顧問をしていた父親に連れられ山に入る。アウドドアーメーカー勤務や、九州・山口の山雑誌「季刊のぼろ」編集部を経て現職に。