慌ただしい毎日に、喧騒に満ちた雑踏、目を落とせばパソコンやスマホの画面ばかり……そんな時は山歩(さんぽ)してみませんか。空の色彩・木々の香り・水のせせらぎ…日常のあれこれをリセットし、五感で自然を感じる豊かな時間。もちろん、心地よい汗を流した後の温泉は格別! そんな素敵な休日を約束する、温泉をセットにして歩きたい全国都市近郊の山歩道を紹介します。
2024.04.29
YAMAP MAGAZINE 編集部
|札幌近郊の温泉×山歩 | |東京近郊の温泉×山歩 |
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忙しい毎日の中で、ふとした瞬間に何か物足りないと感じる瞬間はありませんか。
パソコンやスマートフォンなど限られた空間で完結する世界、季節を感じることなく急ぎ足で歩くアスファルト、忙しい日々の中で疲れた身体を休ませるだけの休日。本来人間の体は、もっと自然を感じながらのびのびと動き、感じ、楽しむためにあるはずです。
そこでおすすめなのが、山や身近な自然の中を歩いて過ごす休日。そこには日頃の生活で鈍りがちな五感を刺激してくれる、さまざまな出会いや発見が満ちています。
新緑が美しい春は、五感で自然を満喫するベストシーズン。一歩自然の中に足を踏み入れることで出会えるまぶしい芽吹きの木々、野鳥のさえずりや清流のせせらぎ、暖かな陽射しや頬をなでる心地よい風、樹木や花々が放つ芳香や水辺のマイナスイオン…。街中では味わえない体験が凝縮されたこの時期を逃さない手はありません。
そんな自然を“歩く”ことでさらに満喫してみませんか。自然の中を歩いて五感を研ぎ澄ます時間、それが山歩(さんぽ)の醍醐味です。
いくら素晴らしい自然が待っていても、あまりに遠い場所だと、せっかくの休日が移動時間に取られてしまうことに。長距離運転で疲れていたり、渋滞でストレスを感じてしまっては逆効果です。
そこで今回の山歩では、「明日の休日、どう過ごそう?」と思い立ったらすぐに行ける大都市近郊のスポットを厳選しました。時間にゆとりを持って歩くことで、山歩道の傍らの小さな花や石像など、急ぎ足では気がつかない思わぬ発見が待っています。
そんな山歩をより爽快にしてくれるのが、歩いた後の温泉でのひと時。自然の中で五感を満たした山歩の後のお風呂タイムは、別格の心地よさです。
ほどよい疲労感と汗を洗い落としてお湯に漬かれば、いつの間にか昨日までのもやもやがスッキリ吹き飛んで、リセットされている自分に気がつくでしょう。湯けむりの中で山歩の余韻にひたれば、きっと明日からの活力が湧いてきます。
今回は、温泉旅館・日帰り入浴施設・スーパー銭湯から、昔ながらの銭湯までバラエティに富んだ入浴施設を紹介しています。いずれも山歩のゴール地点からなるべく近い施設をセレクトしました。山歩の余韻を味わいながらのお風呂タイムは、癒し効果をより発揮してくれるはずです。
山歩に出かけるために、特別な服装や装備を購入する必要はありません。動きやすく乾きやすい服装であれば、基本的に普段づかいのものでOKです。靴は溝が深い靴底の滑りにくいものがよいでしょう。
山歩道の途中には水道や自動販売機がない場合も多いので、十分な水分をお忘れなく。春は紫外線も意外に強いので、日焼けが気になる人は帽子・サングラス・日焼け止めも準備しましょう。
また朝晩は意外に冷え込む日もあるので、すぐに羽織ったり脱いだりできる上着もあると安心です。
温泉でさっぱりした後に、汗で濡れた衣服に袖を通すのは不快なものです。肌着をメインに着替えを用意して、万が一の雨などに備えてジップ付のポリ袋に入れておくとよいでしょう。女性であれば入浴後の肌のつっぱりも気になるはず。化粧水も忘れずに!
山歩に必要な水分やおやつに加え、入浴に必要なアイテムを入れる場合、20〜25ℓ程度の小型のバックパックがおすすめです。バスタオルやハンドタオルは多くの入浴施設でレンタル可能なので、事前に調べて荷物の軽量化に活かしましょう。
今回の山歩道の選定目安は以下の通りです。
・歩行時間:3時間以内
・歩行距離:5km以内
・上り累積標高差:400m以下
・温泉までの距離:下山口から5km以内
これはハイキング初心者でも無理なく気軽に歩ける数値。これから山や自然の中で遊びたいと思っている人にもぴったりです!
※一部、上記目安を超えるコースもあります。
※紹介する入浴施設は、沸かし湯の施設も含まれます。
※休館日などの営業情報は、事前に確認してください。
ふと思い立った時に、気軽に出かけられるのが、山歩の何よりの魅力です。「今度の休日、どうする?」「週末の天気予報が良さそう!」、そんな時の選択肢に、山歩はいかがですか!?
自然の中で研ぎ澄まされていく五感や癒されていく心…。せわしない日常から解放されたリラックスモードで温泉に漬かれば、明日からの元気がフルチャージされ、充実した休日を過ごせること請け合いです。さあ、山歩にでかけましょう。
トップ画像:ともひろさんの活動日記より
編集協力:鷲尾 太輔
YAMAP MAGAZINE 編集部
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