冬山登山者必見|プロに聞く「安全な雪道運転」のセオリー

いよいよ冬山シーズン本番。でも気をつけたいのが、「雪道でのクルマの事故」ですよね。YAMAPユーザーにはおなじみの自動車保険「&e(アンディー)」と一緒に 、スマートで安全な運転を広めるプロジェクトを推進しているモータージャーナリストの五味やすたかさんに、「雪道で気を付けるべきポイント」「雪道運転の極意」について教えてもらいました。雪道ドライブが苦手な皆さんの疑問や不安を解消し、また、雪道運転に慣れた方にも「目からウロコ」な雪道ならではのスマートなドライブテクニックや知恵をご紹介します。

2022.12.27

寺倉 力

編集者+ライター

INDEX

雪道を走る前に知っておきたい準備

雪道といえば、まずは気になるのはタイヤのこと。チェーンを買えばいいのか、それともスタッドレスタイヤに交換したほうがいいのか。他に必要な装備品には、どのようなものがあるのか。まずは、はじめての雪道運転に必要な準備を五味さんに聞きました。

タイヤとチェーン

五味:雪道運転は、「スタッドレスタイヤ」一択です。タイヤチェーンはどうしても走行性能が低いので、「ノーマルタイヤ+チェーン」はお勧めできません。

やはり雪道を安全に運転するには、できるだけ性能の良いスタッドレスタイヤを選ぶことです。なお、使う頻度にもよりますが、スタッドレスタイヤは年々性能が落ちて行くので、なるべく新しい状態のほうが当然好ましく、長くても3年使ったら新品に買い替えるのが安心です。

常備しておきたい装備品

五味:まず交換しておきたいのは雪道用のスノーワイパーです。ノーマルワイパーでは拭えない降雪に対応し、雪や氷がブレードに付着するのを防ぎます。雪国の人はスタッドレスタイヤに履き替えるときに、ワンセットのようにワイパーを交換します。その際、ウインドウォッシャー液も寒冷地用の不凍液タイプに交換しておくといいですね。

写真上がノーマルワイパー、下がスノーワイパー

加えて、車中に常備しておきたいアイテムとしては、ショベルと長靴、作業用防寒具と作業用グローブのセットです。クルマの通行量も少なく、携帯電話がつながらないエリアもある山間部では、自分でなんとかしなくちゃいけない状況もでてきます。そんなときに、寒い雪のなかで凍えずに作業するための備えです。

もしもスタックしたときは、牽引ロープとフック、停止板、発煙筒が必要です。他のクルマが通りかかったとしても、牽引ロープがなければ助けてもらう手立てがありませんし、逆にこれが1本あるだけで脱出できる確率は相当上がります。

左から牽引ロープ、停止板、ショベル、発煙筒、ヘッドライト

車に装着
スタッドレスタイヤ できるだけ新しいものを
冬用スノーワイパー カー用品店かスタンドで
寒冷地用ウォッシャー液

 

車内に常備
ショベル 丈夫なアルミブレードで折りたたみ式が便利
作業用防寒具 使い古したアウターシェルなど
グローブ 軍手とは別に防水、防寒用があればベター
長靴 スノーブーツでもOK
ヘッドライト 夜間の作業に必要
牽引ロープ・フック スタック脱出の必需品
三角停止板・発煙筒 発煙筒は2、3本用意

 

あれば便利なアイテム
氷解材 凍り付いた鍵穴やワイパーなどに便利
毛布 車内での防寒+スタック時のタイヤの下に敷く
携帯用トイレ 長時間クルマに閉じ込められたときに
非常用ミネラルウォーター

 

ガソリンとタイヤ空気圧の確認

五味:ガソリンは、山に入る前にスタンドで満タンに給油しておきましょう。雪の山道はすべてにおいてハイリスクなので、何かが起こる前提で臨むべきです。

山の中のアップダウンではエンジンが高回転になりますし、普段よりも暖気運転が長めになるので、燃料は想像以上に早く減ります。また、もしものとき、エンジンをかけて暖をとりながら一晩を過ごせるだけのガソリン量があったほうが安心です。

あと、タイヤの性能は空気圧で大きく違ってきます。スタッドレスタイヤを履いていても、空気圧が適切でないとその性能は十分に発揮できませんし、パンクのリスクも高まります。

平地から雪の積もった山に向かうと、気温は下がり、同時にタイヤの空気圧も下がってしまいます。だから、山に入る直前のガソリンスタンドで給油して、タイヤの空気圧もチェックする習慣をつけましょう。

【雪道運転・基本編】雪道で危険な「急」がつく運転を防ぐには?

雪道の注意としてよく言われるのは、「急」が付く運転はすべてNG。つまり急発進、急ブレーキ、急ハンドルは避けましょうということ。そこまではわかっていても、なぜ、それがNGなのかをご存じですか。その理由を知ることは、安全な雪道ドライブにつながります。

雪道運転、2つの原則

五味:まずは心構えですが、「時間にゆとりを持つ」、「夜移動しない」。この2つが原則です。

急ハンドルや急ブレーキは、すべて急ぐ気持ちに起因しています。焦ると、すべての動作が粗くなりますよね。つまり、時間にゆとりがないということは、その時点で事故の可能性を自分で上げているわけです。

次に夜の移動ですが、雪道に限らず、視界が狭まる夜間は、昼間の運転に比べて危険が大きくなります。また、外気温が3℃を切るとタイヤゴムの硬化がはじまり、グリップ力は著しく低下します。その状態で移動するのはかなりリスキーです。

仕事の都合などで夜間運転になってしまう場合もあるとは思いますが、少なくとも計画段階では夜の移動を避けた方がよいでしょう。

「急」が付く操作がNGな理由

五味:クルマの走行性能は、4つのタイヤグリップの総合力といえます。グリップの総合力が高いほど、クルマは安定して走ります。また、同じタイヤでも運転の仕方次第でグリップレベルは変わります。

グリップレベルが一番高い状態は、実は止まっているとき。4つのタイヤに均等に荷重が掛かっているわけですから。

一方、アクセル、ブレーキ、ハンドル操作をすると、クルマは必ず前後に傾いたり、左右にロールしますよね。この傾きが大きいほどタイヤの総合グリップは低下し、クルマは不安定になります。したがって、傾きがなるべく少ない状態で走ることが必要なのです。

それを実現するには、スムーズに運転すること。これに尽きます。

同じ減速でも、ブレーキを強く踏めば余計に傾いて不安定になりますが、ゆるやかに踏めば、傾きもゆるやかになる。だから、急ブレーキ、急ハンドル、急アクセルはやめましょうという話です。

どこまでが「急」が付く運転なのか? という観点もありますが、これは、同乗者に自分の運転を見てもらうと、ある程度は客観的に判断できるはず。あるいは、僕の使っている自動車保険「&e」では、どこで自分が「急な運転」をしたかがセンサーとアプリで分かるので、日頃から客観的に自分の運転をチェックできます。いずれにしても、自己判断だけでなく、客観的に自分の運転の癖を知ることが大切だと思います。

「&e」アプリのTripレポートでは、急加速・急ハンドルなど、自分の運転傾向を確認できる

ちなみに、四輪駆動車が雪道に強いのも、4つのタイヤのグリップ力を、走る、曲がる、止まるのすべてに使えるからです。二駆は走るにおいて2つのタイヤしか使えませんからね。なので、スタックからの脱出も含めて、やはり雪道は四駆がお勧めということになります。

中でも、雪道で最強なのは四駆の軽自動車です。上り坂でも下り坂でも軽さは武器で、逆にいえば、重いクルマは止まりにくいし、上らないということです。

雪道と乾いた路面でのグリップ力の違い

五味:乾いた路面のグリップ係数が1.0だとしたら、雪道は0.4から0.2、アイスバーンだと0.2から0.1、交差点周辺などの加減速でタイヤが滑り磨かれてしまった通称ブラックアイスバーンはさらに下がります。つまり、雪道は乾いた路面の1/3以下のグリップレベルしかないということです。

グリップレベルが1/3ということは、乾いた路面と同じ速度で走った場合でも、タイヤの総合グリップは大きく低下しています。そうなるとクルマの揺れは天敵で、急ハンドルや急ブレーキは御法度中の御法度。急ブレーキ、急ハンドルでタイヤは簡単に滑るという話です。

乾いた路面とアイスバーンでは同じスピードでもクルマの制動はまったく違ってしまう

【林道のヒヤリハット募集中】

「共創する自動車保険 &e(アンディー)」とYAMAPでは「林道のヒヤリハット」を募集中。

登山口に行く運転時のヒヤリハット体験や危険を感じた場所などの情報があれば、「#林道のヒヤリ」をつけて、YAMAPのモーメントやTwitterで情報を教えてください。

集まった声や情報を分析して今後の林道の改善活動に繋げたり、データを集計して、YAMAP MAGAZINEなどでの情報発信に活用します。
林道を改善し事故をなくすためにぜひご協力ください。

【雪道運転・実践編】雪の山道を安全に走るコツ

「スムーズに運転する」という雪道ドライブの基本を頭に置きつつ、実際の雪山の行き帰りをイメージしながら、より現実的なコツや気をつけるポイントを五味さんに教えてもらいました。

雪道は速度設定とハンドルの握り方に要注意

五味: 滑りやすい路面に差し掛かると、ハンドルの手応えが変わります。乾いた路面ではずっしりしたハンドルの重さが、少し軽くなるような感覚です。

その感覚は本当に微妙で、ハンドルをギュッと握っていてはつかめないもの。なので、普段から強く握りがちな人は、軽く握って運転するよう心がけましょう。片手はハンドルを軽く握り、もう一方の手は軽く指を添えるくらいで十分です。

怖いと感じたときは、制限速度や周囲のクルマの流れに関わらず、スピードをゆるめましょう。怖いと思う自分の感覚を信じたほうがいいです。

雪道では、できるだけ『先頭』を避ける

五味:雪道では可能な限り先頭を走らないこと。どこが凍っていて、どこが滑りやすいのかは、地元の人でもない限りわかりませんしね。

僕は、知らない道であれば、地元ナンバーのクルマに先に行ってもらい、その運転をコピーするように運転します。スピードや、ブレーキを踏むタイミングなどを、地元のクルマに合わせるのです。それがもしも速いクルマだったら、別のクルマを探してでもそうします。

交差点でもできるかぎり先頭は避けます。交差点は一番事故が多いところで、たとえば、青信号に変わったときでも、交差点で止まりきれないクルマが横から飛び出してくるかもしれません。あるいは、なにかと接触したクルマがこちらに突っ込んでくるかもしれません。交差点の先頭で待つのは、リスクだらけなんですよ。

雪道の車間距離は、0・1・2のカウントで測る

五味:実は基本的に夏も冬も変わらず、適正な車間距離は2秒といわれています。これは速度にも関係なく、いつでも、どこでも2秒が目安です。

日本では高速道路を走っていると路面や道路脇にメーター表示があるように、適正車間距離をその言葉の通り距離数で判断しようとしていますが、本当はどこでも適正値を自己判断できるタイム管理のほうがいいですね。

前のクルマが特定の地点を通過してから、0・1・2と数えた「2秒」。1・2ではありませんよ。当然、速度が低ければ車間距離は短く、速くなれば自然と車間は広がります。前方でなにかが起こり、それを認知、判断、操作するなかで、2秒間あれば、ぶつかることなく回避できる可能性が高いという考え方です。

もちろん、それでも防げない事故もあります。たとえば、前のクルマがアイスバーンで滑り、雪壁にぶつかってはね返ってくるような一瞬の出来事は、2秒間ではまず避けられません。そうしたリスクが高いのが雪道の運転ですから、そこは理解しておく必要があります。

雪道の上り坂でスタックしたら?

五味:基本的に雪道の上りは特に難しいことはなく、アクセルを戻せば勝手にクルマは減速してくれます。登山でも、上りよりも下りのほうが嫌らしいじゃないですか。クルマの運転も同じなんですよ。

それにも関わらず、急坂で滑って上れなくなったとしたら、基本的にはその環境に対して準備不足だと思ってください。ほかのクルマが上れて、自分が上れないとしたら、タイヤ選びが間違っていたかもしれません。

その時点でチェーンを巻こうにも、滑ってしまった環境でチェーンは巻けないので、もうどうすることもできない。雪道に性能の低いタイヤを持ち込んではいけないということです。雪山にはいいタイヤといいクルマ、それをいいコンディションの状態で運転したいですね。

テクニック的なことを言うなら、急な山道のUターンの連続のようなカーブ道では内側より外側のほうが斜度がゆるやかなので、滑りそうなカーブは、なるべく大回りで上ると回避できることがあります。その際、なるべくじんわりアクセルを踏む。もっとも、対向車の有無などでも走り方は変わりますが。

下り坂は、エンジンブレーキが大前提

五味:下りでエンジンブレーキを使うのは大前提です。その点、四輪駆動車は4つのタイヤすべてに減速力が伝わるので、やはり、下りでも四駆のほうが安全です。

オートマチックの場合は、Dレンジから2(セカンド)L(ロー)などに落とす。ハイブリッド車の場合は、エンジンブレーキに相当するBレンジを使います。そのうえで、急坂やカーブの手前など要所要所では、早めのブレーキでじんわりしっかり減速する。

あとは、山道では上りも下りも、エンジン音がブンブン唸っていることを必要以上に怖がらないでください。山道ではクルマの性能をフルに使う必要があります。そのため、エンジンの回転数が上がり、唸るのが普通の状態なんです。

夜間の雪道は、昼間以上にゆっくりと

五味:できれば避けたい夜間走行でもやることは全部同じで、まずはハンドルを軽く握って、路面のグリップ感をつかみましょう。

最大のポイントは、夜こそ、昼間以上にゆっくり移動したいということ。早く目的地に着いて休みたいとか、早く家に帰りたいということで、みなさん急ぎがちですが、逆に夜こそ、のんびり走ったほうがいい。それしかありません。

できないケースはあると思いますが、夜間の激しい降雪中は、できるだけ早く走行をやめたほうが賢明です。平気で走り続ける人は多いですが、そのときに起きる事故はとんでもなく大きなものになります。

たとえば、吹雪により視界がほとんどないなかで運転中に、突然、横を向いてスタックしているクルマが前方に現れたとき…それを避けることはできますか?

リスクを具体的にイメージすれば、怖くて運転できないはずなのですが、平気で走っている人が多いですよね。もしも、これまで吹雪の夜の運転で何も起きていないとしても、それはただ運が良かっただけの話です。

もしも助けを呼ばなければならなくなったら

五味:まずは、事故を起こしたときのような緊急時に、JAFやクルマの保険会社にどう連絡するかを確認しておくことが大前提です。

たとえば、僕の契約している「&e」の場合はセンサーが事故の衝撃を自動で検知し、センサーとペアリングした「&e」アプリから簡単に事故連絡ができるのですが、事前にそういった備えもあると、とても安心ですね。

万が一事故を起こした場合、まずは自分と同乗者の命が最優先で、次に、二次災害を防ぐという考え方は、雪道でも同じ。

山道ではブラインドコーナーが多いので、けっこう手前から後続車に知らせる意味でも、発煙筒は1本ではなく3本くらいあったほうがいいです。高いモノではありませんしね。ただし、道路に発煙筒を置こうとして自分がひかれてしまう危険もあるので、やはりケースバイケース。あくまでも自分の身を守ることを優先させてください。

雪道のリスクの捉え方を、いま一度考えよう

レーシングドライバー出身で、運転技術にも理論にも長けたモータージャーナリストの五味さんだけに、雪道もアグレッシブに走るのかと思えば、まるで逆。むしろ、私たち以上に慎重に雪道ドライブに臨んでいることが分かりました。

それをひと言でいえば、リスクのとらえ方。クルマへの構造的理解が高く、雪道運転のあらゆるシチュエーションを具体的に想定できるからこそ、そこに潜むリスクを理解し、対処法を確立しているのだと思います。

ここであらためて、五味さん自身が雪道運転で気をつけていることをうかがいました。

五味:雪道は自分でコントロールできない要素が多すぎるんですよ。乾いた路面だったらまだしも、雪の場合は、どんな用意周到に準備を重ねても緊張します。

クルマで雪山に行くというのは、普段の日常生活からしたら、非日常の世界じゃないですか。言ってみれば、自分でイベントを開催しているようなものです。イベントには緊急時のシナリオがあるように、もしものときに、どう行動し、どこに連絡したらいいかは把握しておくべきです。イベントには、しっかりした計画が必要ですからね。

【ここまでのまとめ】

  1. ゆとりを持って移動する
  2. 夜間の移動は避ける
  3. 性能が良いスタッドレスタイヤを選ぶ
  4. スムーズな運転を心がける
  5. 激しい降雪中は運転しない
  6. 緊急時の連絡先を確認しておく

 

日常からリスクを考えスマートな運転を

リスクの高い雪道運転において大事なのは知識の部分だけでなく、普段からの心構えや意識も非常に重要でした。自分では丁寧に運転しているつもりでも、意外と気づかずに急ハンドルや急ブレーキをしてしまう人も多くいます。

五味さんも利用している、イーデザイン損保の「&e」は、普段の運転を安全にサポートする新しい自動車保険です。クルマのダッシュボードに置いた小さなセンサーで、急ブレーキ、急ハンドル、急加速などの危険挙動を測定し、運転スコアとしてスマホアプリで確認できます。

日常からの「安全意識」について、「&e」はそれを全てログに取って客観的に判断してくれるので、毎日のスムーズな運転の意識向上や、もしもの際にも役立つのではないでしょうか。

イーデザイン損保の「&e」とYAMAPは「悲しい事故をなくしたい」という想いを共にし、双方のユーザーとも共創しながら、林道を含め、登山者が安心して運転できる環境づくりを進めていくそうです。

教えてくれた人:五味やすたかさん(モータージャーナリスト)

レーシングドライバーとして全日本F3選手権に参戦後、モータージャーナリスト活動を開始。確かなドライビング理論と運転技術に裏付けされた解説には定評あり、YouTubeチャンネル「E-CarLife with五味やすたか」は50万人を越える登録者数を誇る。日本カーオブザイヤー選考委員。登山やクライミング経験もあり、毎冬、雪道ドライブに出かけている。イーデザイン損保の「&e」と一緒に事故のない世界を目指し、すべての人が安心できるスマートな運転を広める「SmartDriversProject」を推進。

取材・文:寺倉 力
撮影:西條 聡
出演:五味やすたか
協力:イーデザイン損保「&e」

寺倉 力

編集者+ライター

寺倉 力

編集者+ライター

高校時代にワンダーフォーゲル部で登山を始め、大学時代は社会人山岳会でアルパインクライミングを経験。三浦雄一郎が主宰するミウラ・ドルフィンズを経て雑誌「Bravoski」の編集としてフリースキーに30年近く携わる。現在、編集長として「Fall Line」を手がけつつ、フリーランスとして各メディアで活動中。登山誌「PEAKS」では10年以上人物インタビュー連載を続けている。