初心者の山ガールが、山に登る様子を動画で綴る「山旅日記」。8回目の舞台は、日本初の世界ジオパークにも認定された長崎県の雲仙岳。普賢岳、国見岳、妙見岳などからなる火山群です。平成新山の溶岩ドームやあちこちから湧き上がる湯気など、大迫力の景色の中を藤田可奈が歩きます。温泉や地獄だけではない、雲仙の魅力をご堪能ください。
山旅日記|動画で山気分!山ガール藤田&太田の低山ハイク #08/連載一覧はこちら
2020.05.08
YAMAP MAGAZINE 編集部
雲仙岳は、長崎県の島原半島にそびえる火山群。1990年代に噴火したことも記憶に新しく、噴火によって生まれた平成新山は、日本初の世界ジオパークに選ばれています。今回は、その火山群の一角である普賢岳を目的地に歩きます。
今回は、ロープウェイで一気に1,200m付近まで標高を上げてからのスタート。
山肌すれすれを上がっていく感覚が新鮮で、終わりかけの紅葉も見ることができました。
ロープウェイを降りると、もう冬の世界。つららのお出迎えです。寒い!
妙見神社を経由して、まずは国見岳を目指します。
国見岳を見上げると、冬の前のひっそりとした佇まいを感じました。
国見岳を登った後は、平成新山の方面へ向かいます。
平成新山の麓にやってきました。
しかし、濃いガスで山の姿が見えません。
それでも、荒々しい岩肌と大きな影がこの山の異様な存在を感じさせます。
ほんの20年前に、この山が地球の力でできあがったと思うと、恐怖さえ感じました。
ガスが少し晴れたところで、面白いものを見つけました。
地中から湯気が立ち込めています。
この山が生きていることを実感します。
平成新山には登ることができないので、最後に雲仙の主役・普賢岳を目指します。
普賢岳も雪化粧を始めた頃のようです。
普賢岳の山頂に到着をすると、ガスに覆われていた平成新山もくっきりと姿を現していました。
ここからでも力強さを感じることができます。
山頂からは、360度絶景が楽しめました。
道中も山頂も、様々な表情を見せてくれるコースで、この山が人気である理由がよく分かった気がします。
そして、こんな大きな山も生きている。大きな命が宿っていると肌で感じることができました。
今回感じたことを、これからの山登りでも忘れないようにしたいと思います。
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